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英語学習=暗記だと思っていませんか?実力UPに必要なことは?

英語学習に役立つ情報をお届けしています。
なみのリズムのアサコです。
 
今日は英語力UPに絶対的に必要なことをお伝えします!

(※以下、旧サイトの記事を再掲載しております)
 
早速ですが、みなさんは普段どんな勉強をしていますか?
単語や熟語、英会話フレーズの暗記?文法学習?
 
「とにかく知識を頭の中に入れなければ」と思って、ひたすら暗記ばかりしている人もいるのではないでしょうか。こうした学習はもちろん重要です。
 
でも、、、それだけじゃダメなんです!
 
結論から言うと、もっと大事なことがあるんです。
それは、英文を理解するスピードを上げることです。
 
このブログの他の記事でも、スピードUPが大事だということは書いているんですが、今回はスピードを上げることで、特にどんなメリットがあるのかをお伝えしていきます。 

1. 暗記学習の罠

「勉強すること=知識を暗記すること」だと思いこんではいませんか?
 
学生の時に、定期テストをさんざん受けたと思います。学校の定期テストって、授業中に教えられたこと、ノートに写した黒板の板書を丸暗記してしまえば、結構いい点が取れたりします。
 
できる限り暗記する→テストでいい点が取れる→いい成績が取れる。
 
「暗記さえすれば学力が伸びる」という「成功体験」を持っている人は、これが王道の学習方法だと思ってしまいがちです。そして、社会人になってからも、勉強=暗記することだと思って、学生のときと同じやり方をしてしまうことがよくあるのです。
 
でも、このやり方だとうまくいかないのは、多くの人が経験していることではないでしょうか。
 
暗記だけではうまくいかない理由。
 
それは、英語はそもそも「学問」ではなく、「言語」というツールだから。
 
英語は「使えてナンボ」のもの。英語についての知識がどれだけあるかは、英語が読めるかどうか、聞けるかどうか、話せるかどうかとイコールではありません。
 
そこで、処方箋。
 
英語力が伸び悩んでいる人は、

暗記中心の学習をいったんやめて、英文の理解スピードをUPする学習に切り替えてください
 
英語を読む・話す・聞くためには、もちろんいろんな学習が必要なんですが、その要には「必ず」スピードがあります。
 
スピードが上がると、いろんなことがうまくいくようになりますよ!
 
 

2.スピードを上げることのメリット:学習速度が圧倒的に早くなる


 
想像してみてください。

以前は30分かけて読んでいた英文が、もし15分で理解できるようになったら、、、
 
あまった15分で、さらに多くの英文を読むことができますね。
 
英語力は、インプット量が多ければ多いほど伸びていきます。ということは、同じ学習時間の中で触れる英文が多ければ多いほど、それだけ英語力が伸びる可能性が大きくなるということです。
 
また、多くの英文に触れられるということは、今まで暗記した単語やフレーズに出会う可能性も多くなります。覚えた単語やフレーズは、長文や英会話の中で、目にしたり耳にしたりする回数が増えればふれるほど、定着します。結果として、暗記も楽にできるようになります。
 
英文が早く理解できると、それだけ学習効率もとてもよくなるのですね。
 
暗記ばっかりしていると、スピードは速くなりません。いつまでたっても同じまま。TOEICを受けても、いつも時間が足りない、、、。あれだけ勉強したのに、、。なんてことになってしまいます。この状態だと、いつまで経っても上達した感じが持てません。結果、嫌になってしまい、挫折にもつながりかねません。
 
一方で、スピードが上がってくると、英語の勉強がとても楽しくなります。
 
 

3.勉強の仕方がちがえば、テストの結果も変わってくる


 
勉強の仕方でどれだけ差が出るのか、ちょっと想像してみてください。
 
半年後のTOEIC試験に向けて勉強しているAさんとBさんがいるとします。
 
「とにかく単語を覚えなきゃ」と、暗記中心にTOEICのテストに備えているAさん。
 
模試も解いていますが、英文を読むのに時間がかかるのが悩みです。「単語がわかるようになれば英文も読めるようになるはずだ」と思っているAさんは、わからなかった単語をノートに書きだし、覚えることに重点を置いています。文法問題を解いてわからなかった問題は、もう一度解き直し、解説を読み込んで、知識を増やそうとしています。1ヶ月前に解いた問題をもう一度解いてみました。覚えた単語と文法が出てきたので、数問は合うようになりましたが、それ以外、あまり実力が上がったような気はしません。また、見たことのある単語は多くなったのに、意味がなかなか思い出せません。頑張っていますが、覚えること中心の勉強に、ちょっとうんざりしてきました。。。
 
一方、TOEICに出る単語と文法を復習しながらも、スピードUPにも励んでいるBさん。
 
文法の復習や単語帳の暗記は思うように進んではいませんが、英文を毎日繰り返し読む練習をしているので、そこで出てきた単語は確実に覚えています。小説を読むのが好きなので、中3レベルの英語力で読める本も読み始めました。詳細は分からないところも多々あるけれど、ストーリーを追うことはできます。面白くて先が気になるので、どんどん読んでしまいます。そんな中、久々にTOEICの模試を通しで解いてみたら、読むスピードが上がっていました。まだ最後の問題まではたどり着けないけれど、前回よりも15問くらい多く解くことができていました。
 
どっちの方がいい成績を残すか、想像できるのではないでしょうか!
 
 

3. どれだけスピードを上げればよいか


 
スピードが上がることのメリットはおわかりいただけたでしょうか。次に、どれだけスピードを上げればいいのかについてお伝えしますね。
 

英語力にまだ自信のない人


 英語力にまだ自信のない人は、1分間に100語理解できるだけのスピードを目指してください。ストップウォッチで測って、日々記録をつけてみるといいでしょう。
 
望ましいのは初見の英文を1分100語理解できることですが、難しかったら、同じ英文を繰り返し読んでもいいです。
 
初見で1分70語くらいを理解できたとします。2回目読んで、85語。3回目読んで100語。という風に段階的に上げていくといいでしょう。
 
それを繰り返して、最終的には初見で1分100語に徐々に近づけていきましょう。
 
このときに気を付けることは、決して難しい英文を読まないことです。自分の知っている単語が80%以上は占めていて、一文一文が短めのやさしい英文でチャレンジしてください。
 
説明文が難しかったら、会話文でもいいですよ^^
 
初見で1分間100語のスピードをクリアできると、英文を読むストレスが大分減ります。
 
ストレスがかなりなくなるので、もっと勉強しようというポジティブな気持ちになれるはずですよ。
 

英語を読む力はそこそこある人


 「初見で1分100語はクリアできる」という人は、次の目標として1分150語を目指しましょう。
 
このレベルなら、ペンギンリーダーズなど、やさしい英文で書かれた小説をどんどん読むことで、楽しみながらスピードアップしていくことができます(多読の記事を参照のこと)。
 
1分150語がクリアできると、英語の勉強がさらに快適になります!
長文だったら、書いてあることの全体像を覚えていられるようになりますし、何よりもリスニングが快適になります。1分150語というのは、日常会話のスピードだからです(多少ゆっくりめですが)。
 
教材レベルの音声が1分150語程度のスピードで読まれているので、一度で楽々理解ができますし、映画やドラマの聞き取りにもチャレンジできるようになります。
 
 

まとめ


 暗記ばかりしていて英語力が伸び悩んでいる人という人は、理解スピードを上げる学習法に切り替えてください。
 
最初に目標とすべきは1分100語です。
 
私自身の経験と指導経験からして、英語学習にストレスをあまり感じなくなるのがこのレベルだからです。
 
スピードが上がれば上がるほど、勉強がどんどん快適になっていきます。それに伴って、楽しめる教材の選択肢も増えていくので、勉強が楽しくなるし、いつの間にかスピードなんて気にしないくらいに上達していますよ。
 
今回の記事がお役に立てれば幸いです^^
 
それではまた^^
 

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