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大人になってからでもできる!英語の「耳コピ」と音楽の「耳コピ」

こんにちは^^なみのリズムのアサコです。

早速ですが、今日は英語の「耳コピ」と音楽の「耳コピ」の関係について書こうと思います。


1.「耳コピ」で母語を学ぶように英語をマスター


この記事でいう「耳コピ」の意味は、聞こえてきた英語をそっくり真似して発声する能力のことです。

「耳コピ」は、リスニング学習・スピーキング学習において、とっても大切な能力だと思っています。日本語だって、最初は両親の言葉を真似しながら発音を覚え、言葉の意味を獲得し、自然と日本語を話せるようになったはず。

英語学習においても、似たようなプロセスをたどることができれば、勉強がずっと楽になるのではないか。そう思い続けてきました。学校の勉強の仕方ではなかなか英語が上達しない人たちでも、それなら無理なく英語を学べるんじゃないかな?と。そのひとつのヒントになるのが、「耳コピ」ではないかと思うのです。

問題は、大人になってからでも耳コピはできるのか?ということ。

2.大人になってからでも耳コピはできるの?

耳コピと密接に関連してくるのが、英語の聞き取り能力です。聞き取りができなければ、そっくり真似をするのは難しいですから、よい耳を持っていることが大事になると思います。

聞き取りと言えば発音ですが、「完璧な発音は幼少期にしか身に付かない」というのが英語教育での通説ですよね。そこで、多くの人が発音に関してはあきらめているのではないかと思うのですが・・・。私は、最近この通説を疑い始めました

だって、大人になってから英語を勉強したのに、発音がすごくきれいな人って結構いるじゃないですか。実際、「海外に全く行ったことがない」という若い日本人たちが、パーフェクトな発音で英語の歌を歌っている!(私の耳でわかる限りですが!)!この事実を前にして、大人でも十分にきれいな発音は身に付くんだ!と確信するようになりました。

意外なことですが、帰国子女の人や海外在住歴が長い人の方が、発音がそれほど上手でもないということが割とあるようです。

じゃあ、上手な発音の人とそうでない人は、何がちがうのでしょうか?

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「耳コピ」ができるくらい、
耳を鍛えることができているかどうかじゃないのかな?

そして、飽くことなく発音練習をし続けているかどうか。
それが違いだ、思うようになったのです。

ある程度の素質も関係するのかもしれませんが、耳コピは才能ではないと思っております。訓練すれば、誰もがある程度は身に付けられるもの。それが、私の今の仮説です。


3.大人になってから音楽の耳コピができるようになった!


ここで、話が音楽に切り替わるのですが、
今日の記事を書こうと思ったきっかけが、私自身が少し前に、音楽の耳コピができるようになった(!)ことにあります。もう、アラフォーですけど…。

最初に言っておきますが、私には絶対音感はありません^^;

音楽経験は、メインとしてはピアノです。小学校低学年から高校生まで習っていました。10年位なので、長い方かもしれません。習っていたのは普通のクラシックピアノで、音感トレーニングみたいな英才教育とは無縁でしたし、コード進行などもほとんど習いませんでした。10年そこそこ練習してようやくソナタに入りかけたくらいのレベル。標準的な技術しか持ってません。そもそも、習ってすぐ楽譜を読む練習を始めたので、楽譜を見ることでしか曲が弾けませんでした。

だからかどうかわかりませんが、音感が本当になかったです。聴音(先生が引いたピアノの音階を当てる練習)のレッスンは半年に1回くらいあったのですが、絶望的にできなかったことを覚えています。どの音なのか全く当てられないんですよね。

よく、ピアノの音を聞いて「音が合ってない。調律ができてないね。」というのがわかる方がいますが、私にはいまだにさっぱりです。高校の時には吹奏楽部も経験しましたが、音感がないので合奏のハーモニーをぶち壊すこと、しばしば。みんなに迷惑をかけました。私の音感は絶望的だと思っていました。

よく、ピアノの達人が耳でメロディーを聞いて、それを軽々と弾いたりしますよね。高校時代、それができる友人をどれだけうらやましく思ったことか^^;こうしたメロディーの耳コピなんて絶対無理だと思っていたのですが、、、

練習したら、ある程度できるようになってきたんです。

20年くらい弾いてなかったピアノ。コロナ渦で家に閉じこもるようになって急に弾きたくなり、毎日手当たり次第にいろんな曲を弾いていました。そうしたら手が和音を覚え、鍵盤の場所で音の高低を覚えることができるようになってきたみたいです。CDで好きな音楽を聴いて「大体この辺かな?」って少し音を探せば、メロディーを奏でられます。

絶対音感がないので、少し時間はかかります。が、メロディーを探し当て、それに対応する伴奏を探ることができるようになってきました(ピアノの達人のような即興演奏は無理です)。今までは、楽譜を見ることでしか曲を弾けなかった。それが、今は楽譜を見ずに、耳だけを頼りにピアノを弾くことも可能になったのがうれしくて、音楽がもっと楽しくなりました^^

4.音楽の耳コピと英語の耳コピ


そもそも音楽で耳コピをしてみようと思ったのは、英語で耳コピができるようになったからです。テキストを見ずに、耳だけで英語を聞いて、リピートする(以前はテキストを見なければ英語を発音できなかった)。これが英語でできるようになったのだから、音楽でももしかしたら同じこと(楽譜を見ずに、音だけを頼りにピアノを弾く)ができるのでは?と思ったのです。

実際、「できるぞ」って思ったら、できるようになったんですね。今までもしかしたら、「できない」と思い込んで、自分に制限をかけていただけなのかも…。

英語と音楽って似てるって思います。

英語の完璧な発音は、幼少期にしか身に付かないと言われている。
音楽の絶対音感は、先天的な素質か、幼少期における訓練でしかと身に付かないと言われている。

絶対音感がないと、耳コピできないと思っている人も多いのでは?

でも調べてみると、音楽をやるのに絶対音感はいらない、訓練して相対音感を身に付ければいいというような説明をしている方が結構います。英語も同じだなって。5歳までの「臨界期」と言われる時期に、発音をマスターできなかったとしても、大人になってからでも十分きれいな発音は身に付くし、十分耳コピできるようになるんだから。

なーんだ。小さなころにしか身に付かないなんて、思いこみだったんだ。


5.英語も音楽も、どっちもリズムが大事だよ


楽譜を覚えるのが苦手な私です。どうしたら覚えられるのかなって調べていたところ、まずリズムを頭に入れることが大事だと書いてありました。その次に、リズムと音階(ドレミ)を対応させていく。それが暗譜のファーストステップだそうです(ソース元忘れました、ごめんなさい)。

音楽の耳コピをしたいのであれば、楽譜から少し離れてみて、楽譜を見ずに、音だけを感じる時間を作ってみるといいんですね。

誰でも、小さな頃にオルガンの鍵盤をいろいろ触りながら「ねこふんじゃった」を引いた経験があるのではないでしょうか?楽譜なしで、手で音を探る。メロディーと音を確かめて、指使いを覚えていったのではないかと思います。考えてみれば、小さい頃にはみんながやっていること。それと同じことをすればいいんですね。

鍵盤をずっとたたいていると、どの音がどう聞こえるのか、頭が記憶し始めます。

英語の耳コピも同じ方法でできます!!

英語の勉強っていうとテキストにかじりつきがちですが、テキストから離れる時間を作ってみましょう。テキストの文字をひたすら眺めるのをやめて、自分の耳を信じて、英語のリズムを感じてみるのです。そして、単語や文法のことをいったん忘れて、純粋に音を聞くんです。

音楽のリズムに音階をあてはめていくのと同じような感覚で、英語のリズムに、英語の言葉を当てはめていきます。英語はスペルとは発音が全然違ったり、カジュアルな会話で特にいろんな発音変化が起きますが、それがなぜなのかを知る最大のヒントがここにあります。

今日一番お伝えしたかったことは、英語の耳コピも音楽の耳コピも、大人になってからでも十分できるんだよ!!!ということです。

小さい頃じゃなきゃ身に付かないなんて、絶対嘘だから。

やりたいって思ったら、今日から始めましょう^^
大好きでどうしてもやりたいなら、あきらめないことが大事です!

長々お読みいただき、どうもありがとうございました^^

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