素直が最強かもしれない話

素直が1番!というとどこぞの怪しげな匂いが漂わなくないけど、本当にこれはそうだと思うという話


素直とは、自分の中にある感情をそのまま認めることだと思う。


例えばそれは嬉しいとか好きだとかポジティブなものもそうだし、辛いとか妬みとかそういうネガティブなものもまるっと含めて認めることである。


特にネガティブな感情って意外と自分の中でさえ素直に出すことができない、厄介な感情なんじゃないかと思う。


これは本当に私だけかもしれないけど、自分にさえ「いい顔をした自分」でいたくて、自分の中に負の感情、特に他人に対する妬みがあることが嫌だった。 


後はちょっとムカついたり、ちょっと驕る気持ちが生まれたり。


ネガティブで、あまり好ましくないような気持ちが生まれることはどうしても多々ある。


これまでは「そんな気持ちになる自分が駄目!」「考え方を変える!」と思ってきたけど、どうしても生まれるもんは生まれる。


「私嫉妬しないんです」なんて境地にはすぐに至れそうにない。やり方は色々あるかもしれないけど、私は普通に嫉妬してしまう。



そこであえて開き直ってその感情を認めることにした。


私は腹が立つようなことがあれば腹は立つし、嫉妬することもあれば、ちょっと人に自慢したくなるようなことだってある。


でもそれを認めて、「あぁ私は今〇〇に嫉妬しているんだな」と自分の中で感情を言葉にするだけで、スッと胸に落ちてくるものがあると思う。


感情を認め、素直にその感情を受け入れる。まずはそこから始めることが大切なのだと思う。


感情を受けとめきれないまま、モヤモヤしたままではそこで立ち止まってしまうけれど、一度その善し悪しは置いておいて、生まれた感情を認めてあげる、それだけで自分の心が救われるんじゃないかと思う。


認めて心が落ち着けば、少し冷静になれて、さてどうしますかと、自分が次にできることを探していけると思う。


ネガティブな感情も素直に拾ってあげれば、そのエネルギーが原動力になって、良い方向へと導いてくれると感じる。


だから「素直が最強!」っていうのは、嬉しいー!とかを全面に出すことだけじゃなくて、自分の中に生じる全ての感情を一度受け止めてあげることで、自分の心を救ってあげられるから、「最強」だと思う。



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