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「産前・産後のセルフケア講座」7月コース 変化の兆し

「産前・産後のセルフケア講座」7月コースが3週目まで終わりました。
体調が悪く参加できなかったり、保育園の見学が入ったり、なかなか8人全員でそろえなかったのですが、昨日のレッスンは初の全員集合!

参加者が気づいた「変化」

3週目はチェックインの自己紹介で、「今の気分と、この講座に参加して気づいた変化」をお話してもらいます。

・体の左右差があることに気付いて、立ち方も意識するようになった
・先週やった肩甲骨周りの硬さチェックで、「肩甲骨が埋もれてる!」ってのが衝撃的で肩こりのセルフケアをやるようになった
・体がバキバキだってのに気づいて、ちょっとした隙間時間にストレッチをしている
・これまですぐに「整体!」「マッサージ!」って思ってたのが、セルフケアでコリがほぐれたりすることに気づけたので、自分でケアしてみようという気持ちになっている

なんて声が聞かれました。
まずは自分の体の硬さや、コリや、不調に気づいてもらうことがセルフケアのスタートだと思っています。

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産後の失体感

産後は自分の体に意識を向ける時間がとにかくない。
痛くてもしんどくても「やらにゃ」と自分を奮い立たせて頑張っている母がほとんどです。
そんな日々を過ごしていくと、「まあそんなものだ」と諦めたり、痛くても感じなくなったり。肩が痛くて当たり前、腰が痛くて当たり前…
これを続けていくと「年を取ったから当たり前」など自分の体に言い訳にして、「ケアして体を快適にする」ことに気づけないままに、年を重ねていくことになりかねません。

セルフケアの一歩目

まずは自分の体の状態を知ること。
このプログラムのエクササイズパートはストレッチなので、じっくり自分の体に意識を向ける時間が取れると思います。
「わあ…体がゴリゴリだなあ」って気づくのと同時に、呼吸をして緩む、体が緩む、そして「ああ気持ちいいなあ」をじわり味わえるように、間(ま)を大事にしたレッスンを心がけています。

仲間同士の対話の効果

そしてこのプログラムのいいところは、対話の時間を「仲間との対話」にしているところ。インストラクターとの対話じゃなくて、仲間同士の対話なんです。

2人1組のブレイクアウトルーム をつくり、そこでテーマに沿ってお話をする。
話すことや時間などは、こちらから手順をお伝えしますが、話す順番を決めるなど与えられた時間の過ごし方はペアの自発性・社会性にお任せしちゃってます。

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ペアで聞き合う、という時間を過ごした後は、全体シェアリングといって「気づいたことや感じたことをみんなで分かち合っていく」ということをやっていきます。

3週目の安心感や、3回のレッスンで多くの人とペアで話してきた安心感も手伝って、目を背けたくなるような黒い気持ちを教えてくれる方もいました。

・産後すぐだったり、コロナの影響だったり、身動きが取れない今の状況を消化しきれない思いがある。これまでと変わらない生活を送っている人のことをうらやましく思ってしまう
・みんな産後も夫婦うまくやっているのか、と思っていたけど、パートナーに対するモヤモヤが一緒であることがわかって、少し気持ちがラクになった。夫とはまだコミュニケーションをとる気持ちになれずにいる

黒い気持ちの裏側に

響きあって、前向きな思いばかりが溢れてくるんじゃなくて、黒い気持ちも溢れてくるのがいいなあと思います。

前向きのキラキラ感って表面的なものじゃないですか。
夫への「くそったれー」って感情、世間への恨みや嫉みなどドロドロしたことが、この対話の時間で少しずつ現れてきました。

来週はこの怒りや悲しさの裏側に何が隠れているのか、そこまで迫っていけるといいなと思っています。
実はそこに希望や本質的な願いがあるんじゃないか、と想像しています。

私は特別なことは何もしませんよ。ファシリテートするだけなんですよ。
対話の中から気づいていくのは、参加者みなさん自身なのです。
この場で、安心して自分のホンネをさらけ出して、考えて、言葉を紡いでくださった方が、自分の言葉を客観的に聞いて、相手の話を聞いて、そして考えて気づいていくのだと思っています。

さあ、いよいよ最終回。楽しみです。

長野奈美
認定NPO法人マドレボニータ 認定産後セルフケアインストラクター。
1981年1月、名古屋生まれ。前職は新聞社の校閲ガール。
2010年に長女を出産後、ニュースの一線で働くことに悩み36歳で一念発起、インストラクターの道へ。女性が妊娠・出産してもやりたいことを貫ける社会を目指して、啓発活動にも力を入れたいと思っています!
ヨガインストラクターとしても活動中。
家族は夫と3人の娘(小4、小2、年少)。
★担当教室:産後ケア植田教室、千種教室
★オンラインヨガサロン:nami.onlineyoga


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