MOTと行動目標

組織のChange AgentのMasamiです。

Change Agentとしての活動は、ファシリテーションの浸透だけではありません。現在は、MOT(Management of Technology)を実践する立場にあるため、日常業務では次のことを行動目標としています。

1 MOTの実践

2 技術が人だけでなく、組織に根付く仕組み構築

3 ファシリテーションスキルを間接部門スタッフの基礎スキルとすること

4 シナジーを生み出すための具体的な言動の追求


1 MOTの実践

MOTの実践として具体的には社内外の技術リソースを活用することです。社内の技術部隊はもちろん、場合によっては社外メーカーを活用して、技術検討を進めて行く必要があります。今いる部署は、現場の困りごとの相談窓口のような部署なので、困りごとの内容を精査し、技術の棚卸しをするスキルが求められます。特に社外メーカーとの関係を構築しながら、技術開発に取り組む土壌作りに力を入れています。

2 技術が人だけでなく、組織に根付く仕組み構築

人材の流動性の高まる世の中において、技術が属人化してしまうと、その組織は脆くなります。組織に根付かせる方法としては、例えば、技術の文章化があります。結果を書くのではなく、アプローチ手法を構成に引き継ぐ。他には、業務が一人で閉じたものにならないように、予算の取り方を変えて、チームで動くようなインセンティブ設計をします。

3 ファシリテーションスキルを間接部門スタッフの基礎スキルとすること

経営層とオペレーションをつなぐ間接部門が場をファシリテートできる力がつくと、会社の生産性は間違いなく向上する。という仮説を、MBA留学中に立てて、これまでのNoteでその実現に向けた動きを記録してきました。会社生活のみならず、ファシリテートできると、人のポテンシャルを引き出したり、心が通い合う瞬間を作り出せるので、人生が豊かになります。

4 シナジーを生み出すための具体的な言動の追求

これは、シナジーを生み出そうと発信している本社の方々が、本気でシナジーを生み出す行動をとっていないと感じたことから、2月ごろに追加することにしました。

具体的には、シナジーを生み出そうと各地で報告会を開催し、他場所からの聴講者を募っていますが、いざ参加してみると、会場前方で出張者のスーツ姿の集団が固まって座り、旧知の中の間でわいわい同窓会をしており、開催場所のエンジニア達は、後方で固まって座っています。私は、一人スーツ姿で後方の席に座り、技術発表のテーマを会話のきっかけに、その場所の担当者レベルのエンジニアと交流を深めました。

発表者は多くて10名程度ですが、ただ聴講していては、10名を知るだけで終わってしまいます。しかもそこには双方向のやりとりは生まれにくいです。(質疑応答の時間も限られているので)

発表では表に出ない、裏の苦労情報にも価値があるので、検討をよく知る発表者の同じチームの人々を見つけて、小声で発表を聴きながら色々教えてもらいます。


以上、掲げた4つの行動目標は、自分がこの役割を2年でやり終えて、後継者に引き継ぎ、次のステージに進む現実度を高めるものです。

まず、2年で国内の組織レベルを高めて、次の2年は再び海外に活躍の場を移します。グローバル経営の骨子を作るために。


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