MBA生活振り返り2017年12月 〜内省〜

こんにちは。組織のChange Agentを目指すMasamiです。

今回は、2017年12月度です。セメスター間の休みに相当します。何人かの友人がインターンシップを始めました。このあたりから、同じMBA生でも過ごし方に差が出てきます。内省に費やした私の過ごし方は、参考になるかはわかりません。いろんな刺激を受けて、戸惑いを感じながらも、自分の生き方を模索していました。

はじめに:今月のレポートについて
●どんな人間になりたいか?
●会社の状況と自分自身の今後について
●先月宣言した内容の進捗状況
●来月からの予定

所々、内部情報に触れる場面は省略しています。読みにくくなっている点もありますが、ご容赦ください。ではどうぞ。


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●はじめに:今月のレポートについて

先月掲げた4つのテーマを通じて、卒業後の自身のキャリアイメージを固め、その具体案を提示することを目標に活動していましたが、そのイメージが固めきれず、報告書の内容・構成そのものの組み立てに時間を要しました。自分自身の興味はあらゆる方位に広がっており、今月末の段階で収拾させることが難しくなっていること。また、これまでのレポートで示唆したようなMBAの経験を活かした活躍の場が、実現可能か判断できなかったことが影響しています。

その中でも、自分自身でoutputを繰り返しながら、多少方向性が見えてきたものについてまとめています。結論から述べると、“どんな人間になりたいか?”については明確な像があるものの、“どんなビジネス・事業に携わりたいのか?”についてはまだまだ抽象的であり具体的な答えが出ていません。

●どんな人間になりたいか?
一緒に働く人々に気付きを与えて、人々が自発的に学び、力を伸ばしていく組織を作ることができるリーダーです。
若い人に対しては、適切にコーチングしながら小さな成功体験を通じて育ってもらいたい。自分より年配の方の上に立った際にも、対話を通じてその方の価値観を理解し、グループがポジティブなスパイラルに乗って邁進できるようにしていきたいと思います。

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いろんな角度の質問を投げかけてみると何かに気づく瞬間があり、行動が変わる時があります。Aha体験というか、リンクする瞬間というか。今までは出会ってきた人々に導かれ、自分自身がそうした経験をしてきました。今は、周りの人々が同様な経験をする瞬間に立ち会うとことにも喜びや嬉しさを感じるのだとわかりました。品質工学の創始者田口玄一先生やものづくりの化学工学の著者山口由紀夫先生に惹かれたのは、彼らがそのように人を導く人格者であるからだと思います。
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そんなリーダーになる為に、提供できるものを増やす(例えば、経験、実務的なツール、人)ことに取り組んでいるのが今なのだと思います。

そして、状況がプラスにひっくり返る瞬間を楽しみたい。
悪循環を伴っている劣った均衡点からクリティカルマスに相当するメンバーの意識を返ることで、より優れた均衡点へ以降させるその瞬間を楽しみたいと思います。

さらには同じように小さな変革を起こせる同士を増やしていき、小さなムーブメントがやがて大きな波になり、会社全体にポジティブな影響が波及しそれがやがて社風にもなる(例えば、社内アントレプレナーシップ精神を持った社員が、各職場にいる)・・・ということをやりたいです。

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関西品質工学会の原先生や、MOSTの山口氏は定年退職されてなお、ホンモノの技術者とは何かを使命感を持って訴え続けています。品質トラブルを未然防ぐことで、社会ロスを限りなく小さくすることになるからです。次の世代の担い手として、大ベテランの想いをしっかり受け止めて、自分の言葉に変えていきたいと思います。
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●会社の状況と自分自身の今後について
入社して初めて、自社のアニュアルレポートにじっくり目を通しました。(以下マニアックすぎるので大幅省略)

今後は
・見込んでいるシナジー効果は本当に得られるのか?
・新しいビジネスをどう生み出していくか?(R&Dからのリターンをどう上げていくか)
といった点が問われ続けると思いますし、この真価を問われているフィールドで将来的には活躍したいです。


●先月掲げた4項目の実施状況
1. 第一セメスター総括プレゼン資料作成
プレゼンをする際には、留学全期間を通じた発表になると思いましたので、今プレゼン資料としてかっちり纏める必要はないと考え直しました。第一セメスターで得た重要な気づきについては、視覚的にも伝わるようにいくつかイメージ図を作成しました。
2. Data解析技術の深堀
結論を言いますとこの1ヶ月間ではまだ掴めきれておりませんが、以下に状況を記載します。

(省略)

我々の業務に適したPython、Rの知識、スキルはどうしたら効率的に取得できるのか、自分を実験台にして考えてみることにしました。その為に実施した内容は以下の通りです。
・AIに関する勉強会に参加し、総括的な理解を深めました。
・井手剛先生の“機械学習による異常検知”の本を読破しました。
・DataCampというサイトの有料会員となり、約1週間集中してPythonとRのプログラムを学び、6つのコースを修了しました。
・Kaggleというサイトで、ジュピターノートの活用して、他者の作ったプログラムを模写することで、プログラム方法を学びました。

 “今までの理論から突き詰めていく考え方を、データに基づいた考え方・発想に切り替えて、製品や事業を考えていく必要がある。“という考えがあります。
確かに、一度Machine Learning のプログラムを書いてしまうと、わずか数分で最適な分類分けとパラメータ探索を行うことができます。
ただ、IoTやAIを実際に活用する者は、AIにとって変わることで失われてしまう経験知の代わりに、創造力を高める訓練も同時に受けるべきだと考えます。アイデアを短期間でいくつも試せるスキルを身につけるからこそ、アイデアを生み出す力が必要です。
さて「我々の業務に適したPython、Rの知識、スキルはどうしたら効率的に取得できるのか?」については、まだ試行錯誤中で、整理ができていません。もう少し継続して検討したいと思います。

3. 自社研究
“会社の状況と自分自身の今度について“の部分について触れました。(略)

L社のTさんと食事をし、3時間ほど職場の状況について聞く機会がありました。M&A後、どう買収先のビジネスに関与していくのか、その生の声が聞けました。オペレーションの細かな技術的な部分は、買い手が十分理解できない部分がどうしても発生してしまう現実とそうなってしまう状況について理解しました。

4. コンサルティングケースクラッキング特訓
第一セメスターとこのセメスター間休みに行われた全10回のケースクラッキングのレビューを同志と行いました。コンサルティングのフレームワークが少しずつ頭に入ってきました。クライアントに対して、こちらの思考回路をロジックのメモを提示することで、より説得力と安心感のある説明をできるスキルがついてきました。


●来月からの予定
来月からはManagement Practicism(MP)というプログラムが始まり、BT Global Service(世界的にコミュニケーションサービス・システムを提供する企業)
に対して、彼らの新規製品の立ち上げが市場と彼らのステイクホルダーに与える影響についてまとめ、報告するプロジェクトが開始されます。
そのプロジェクトのリーダシップを取ることになりましたので、どこまでメンバーの士気を高めて優れた結果を出せるか試してきます。

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以上です。

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