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複数理論のせめぎ合い

今日も新しい学びがあった日だった。

社内に流れた情報。
まぁざっくり言うなら、会社が追加で補填費を出すから、うまく活用してもっと売れるように提案してこい、というような情報である。

私は実はこの手の売り方がまだまだ苦手なのである。
「うまく活用して」という柔軟性を与えられると、途端思考停止脳が刺激され、
脳内回路が突如としてエラーを起こすような感覚を覚える。

どういう駆け引きや交渉をしたらいいか
初回の提案はどこまで大きく出て、最終妥協点はどこに置いておくべきなのか
相手にとっても自分にとってもwin-winになりつつ、結果として自分がよりwinになるためにはどんな要素が

などなど「うまく活用して」には、自分が持っておくべき理論と、相手(取引先)に見せるべき理論の双方を、常に考え、万事に備えた準備が必要である。

思考停止している場合ではなくなり、
途端にザ・営業っぽい仕事になる。

複数の理論を持ち、そのすべての全体像を築くこと、そして遂行すること。

これを戦いの場に例えるのなら
どの武器を、誰に対して、どの瞬間に、どういう形で召喚するのか
を考えることと似通っている。

このギリギリのせめぎ合いの中、勝ち星を上げていくことが営業の腕の見せ所であるとは思うが…

見せるほどの腕前もない自分がやっぱり情けなく思う。
が、だからこそ営業は愉快だとも思うのだ。

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