40代、50代の転職が、受からない本当の理由(最初にやるべき事)

                       更新日:2020年3月2日

応募書類をどうすれば、選考が通り易い形になるか知りたい方へ。
採用者の心に響く、具体的な書き方が分かれば知りたいと思いませんか。

本記事では、下記の内容について解説します。

■もくじ
1、 応募書類の直すポイント前の準備作業
2、 志望動機を具体的なポイントを示す

この記事を書いている僕は、40歳を超えて、転職を複数回成功しています。どの企業でも、年収は下がらずに転職出来ました。そして、採用する立場として、100名以上と選考をして、50名以上を採用してきた実績があるので、この記事の信頼性担保に、繋がると思います。

1、応募書類の直す前の準備作業
1-1 自身の業務の棚卸を実施する(部署、役職別に記載する)
すでに、まとめている方も多いかと思いますが、改めて、まとめる粒度を記載します。
年代→企業→部署→役職別
まとめる際は、職務経歴書のサイズなどは考えずに、自分の思った通りで進めて下さい。
ここでの注意ポイントは、「総務」と記載した時に、大手企業と中小企業では、業務範疇が全く違ってきます。例えば、大手企業の総務は、株主総会の運営が入りますが、中小企業の総務では、人事や経理が含まれる場合もあります。大枠だけでなく、具体的に、何をやってきたかまでしっかり落とし込んで下さい。また、生産管理は、業界によって、業務範疇が大きく異なる事があるので、他業界を目指す方は、業界ごとの職務の範囲を調べた方が良いです。「生産管理」だけでは、相手に伝わらないですし、アンマッチになる事が多く、不採用になる率を上げてしまいます。
具体例としては、
人事(採用:新卒、中途)、人事企画(組織制度設計、評価制度構築運用)などです。

1-2 自身の実績(成功、失敗)の棚卸をする(具体的な数値で記載)
前回のブログで書きましたが、どんな小さな成功でも思い出して記載して下さい。「現職の常識=世間の常識」でない点を強く認識して下さい。今の会社で評価されなかったから、大したことはないと決して思わないで下さい。企業によって、求めているものは様々です。自分の経験した事の何が、求人企業に、当たるか分かりません。弾は、多く持てるとそれだけ、採用者の心に響く実績を伝えられる可能性が広がります。また、人から喜ばれた改善なども是非記載して下さい。理由は、同じです。
営業であれば、対予算〇〇〇%を3年連続で達成、総務であれば、ISO14001の取得に貢献したなどです。

1-3 学生時代に楽しかった事、続けている事を棚卸する
これは関係あるのと言われそうですが、自分が何に集中出来て、喜びを感じるかを改めて、ご自身で認識する必要があります。もし、転職が初めての方や失礼ながら、45歳以上の方はなおさらです。
 企業や職種を選択する際に、自分の趣向に合わせられるのが一番です。また、45歳以上の方は、年収がダウンする恐れを秘めています。その時に、副業の選択肢を早い段階から、検討する必要が出てきます。この趣向を把握しておけば、副業を探す際に、とても役に立ちます。年収が下がる事を前提にする必要はありませんが、黒字リストラが始まるような世の中です。我々世代の採用は、かなりシビアになっています。せっかく、相思相愛の企業があっても、年収だけで判断する事は避けたいところです。年収だけで入社し、仮にブラック企業で、即退社なんてなったら、我々の年齢で次の企業を見つけるのは相当しんどいです。

2、志望動機を具体的な書き方
2-1 求人票や中期計画などから、企業が必要な人物像を見極める。
これが最大の肝になります。良く勘違いされているのが、「自分の強みは、〇〇です」と主張のみをされる方がいるのですが、企業がそれを求めていなければ、強みでもなんでもないです。
求人票や有価証券報告書、中期計画、社長の挨拶などから、どんな人物像を必要としているか、是非、調べて下さい。
エージェントを使っている方でしたら、エージェントに聞くのも良いと思います。

2-2 志望動機で最初に書く事
まず、求人企業に入ったイメージを頭に作って下さい。その時に、自分が何をしたいかを具体的な内容(数値があると良い)で考えて下さい。やりたいと考える事を2行程度でまとめて記載しましょう。経験が豊富な方は、たくさんの事を書きたくなってしまうと思いますが、先にまとめた企業の求めている人物像を念頭に、やりたい事を記載して下さい。そして次の2~3行で、それを裏付ける過去の経験を書いて下さい。そうすれば、この企業では、何で貢献出来るかが、明確になり、その理由も、相手に伝わる事になります。前項で、棚卸を色々な角度で実施してもらったのは、自分の実績と企業の求めているものを紐づけるためなんです。これが、出来ると、書類選考を通る確率も上がると思いますし、面接でも、一本筋の通った話を自信を持って話す事が出来ると思います。
最後の文章で、どうして入社したいかの熱い思いを記載してもらえれば良いかと思います。

本日のまとめ

① 棚卸は、業務内容の他に、実績(成功、失敗)、趣味を行う。
この時に、今の常識だけで書かない事!
② 志望動機は、
1、 企業が、どの様な人物を求めているか調査する
2、 志望動機は、最初に、企業に入ったイメージで、実施したい事を書く、次にそれを裏付ける経験や実績を書く。なぜ、自分にそれが出来るか!最後に、入社したい熱い思いを語る。(必ず、求人企業の求める人物像と自分の棚卸結果を紐づける)
となります。
絶対に、頭から外してはいけいないのは、企業は、足りないものがあるから募集しているということです。これが、何であるかをしっかり把握する事が大切です。
それと45歳以上の方は、上記の内容で書く事は、意気込みを分かってもらえる点と採用担当者に好印象を持ってもらう可能性が高まります。忙しい採用担当者に、応募書類から自分の企業の考えに翻訳しなくても済めば、理解も早いですし、何より、採用担当者の時間がかからないです。また、分かりやすい文章だと感じれば、先々をしっかり考えて進める人だと思ってもらえる可能性があがり、次のステップに進みやすくなると思います。


最後に、
前回のブログを閲覧して下さった方、フォローを入れて頂いた方、ありがとうございました。まだまだ、説明の足りない点や分かりにくい点があるかと思います。今後、補足していったりして、より良い内容にしていきたいと思います。
この内容は、あくまで、僕の主観からきているものなので、すべてが正しいということではありません。ただ、皆様の何らかのヒントになったり、きっかけになって、良い結果に結び付いてもらえたらと思っております。頑張りましょう!

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