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アジアカップ vsベトナム戦

画像はAIが作ってくれました。

vsベトナム

アジアカップ
予選
 第一試合

地上波はやらなかったようで。
DAZNで見ました。
小野伸二の解説はとても良かったかな。

ともかくもネットの記事やダイジェストなどで試合経過や結果を確認している方も多いと思います。

え?2失点
一時逆転?
ちょっとイマイチな試合?だったのかな?
という感想を持たれた方もいらっしゃる?

いやいや、結構いいゲームでした。

いつものことですが監督はある意味無策
ま、けど、ここは仕方ないかな。
横綱相撲をしようとしていたってところ。

二期目に入り、ワールドカップでさらなる高みを目指す、という目標もある。
そんななか今までは強豪と言われるチームとの試合でも、内容も結果も良い方向に出ている。
つまり、チームの方向性が間違っていない、ということ。

今回のアジアカップ
ほとんどが格下
相手チームには特別対策を施さない。
自分らのやり方で勝つ
これまでのやり方でガッツリ勝つ

これが目標、だったのでは?
と。
その中でも当然にマンネリにならないように。
チームに新しい戦力を加える
さまざまなブラッシュアップを目論んでいる、といったところでしょう。

つまり、アジアカップ、のみならずその先も見据えた戦い方、であると思います。
特に策を講じよう、としたわけではない。

翻ってベトナムは策を講じながらも、自分らの強み、これから進んでいく方向性を示していたように見えました。
この一試合に全てを賭けたわけではない。
きちんと進むべき道を示したような試合だったように思います。

今回のように格上の日本とやるならゴリゴリに守る。
すると日本は点を取るために前に出る。
その裏をついてチャンスを作る。

というのが弱者の戦術

ところがベトナムはきちんと繋いできた。
中盤を省略せずに丁寧に繋いできた。
技術的に拙いところはあるが思った以上に技術は高い。
むしろ、キープ力ないぞ、と一発で取りに行く日本の選手をかわすことすらあった

また、トルシエ得意の3バックからの、守備時には両ウイングバックが戻って5バックとする可変システム

さらに守備で引っ掛けた際には恐れずにディフェンスラインを上げて、チームをコンパクトに保ち、攻撃にも人数がかけられる。

印象的だったのは日本の右サイド、菅原をほとんど無効化していたこと。
結局、伊東純也も個人で行けるんです。
ただ、ここに菅原のオーバーラップ、インナーラップが加わると破壊力がます
南野や遠藤、守田とのコンビネーションも加わってくるので効果は高い

けれど、ベトナムは時折ディフェンスラインからロングボールを裏に送ろうとする
そしてそのロングボールを待ち受けるのは主に日本の右サイド
ベトナムら攻撃として結実はしていないけれども、菅原を押し込めるには十分
不用意に菅原が上がれないんですね。
これは相手の右ウイングバックとFWがうまく連携していたからですね。

総じて私のベトナムの評価はとても高かったです。

翻って日本
悪くないですよ。
菅原や舞熊の右サイドが何もできなかったのは残念
でも、
左SBの伊藤のワンステップサイドチェンジ、といいますかね。
あの精度、視野はとてもいい。
昔の中田浩二を思い出す。

あと、2失点目のGK鈴木のミス
ま、あれは経験しておいて良かったんじゃないかな。
鈴木の質の問題ではない。

当然にベトナムがセットプレーから点を取る目論見は試合展開からも周知
そしてその場合、遠藤、菅原を標的にするであろうことも予想どおり

それでもきちんと体を寄せていればあの程度のヘディングとなるでしょう。
日本のDF全員が棒立ちしていたのも、
これはキャッチ、あるいはセーフティにはじくだろう、との予想
ほぼ誰もがそう思ったわけで
目の前に弾いてしまう、とは得点したベトナムの選手も驚きでしょう。

でも、私の認識は鈴木の手前でボールがバウンドしたわけですが、おそらく、ボールや芝の質の問題だと思います。
思っていたバウンドではなかった。
思ったよりもバウンドが低かったんだろうと思いますね。
なので、びっくりして弾くのが弱くなった
それも含めて技術、ではあるのですが
経験もあるでしょう。

今回、特に遠藤あたりもトラップにもたついていたし、伊東純也も堂安、久保もドリブルがうまく足についていない、という印象
一戦目でよかったな、というところ
これが鈴木にも起きた、というところで、ノックアウトのトーナメントに入る前で良かったのではないか、と。

他に細かいところ
細谷はいい選手なんですが、森保が求めているのは大迫の役割
正直、大迫という幻想は捨てた方がいい、と思うけどね。

南野、縦パスを受けてのターンが素晴らしい
が、やはりアタッカー
タメを作るタイプじゃないんですね。
故に菅原や伊藤などのSBが攻撃参加する時間を作れない。
タメを細谷に作ってもらいたいんでしょうけども。
シュートは秀逸

後半から入った上田が低い位置まで降りていたのはこのためではないか?と思う。
ただ、ベトナムがラインを高く設定していたのだから裏抜けもしてもらいたかったかな。
そうすればディフェンスラインが下がる
結果、日本の二列目が生きる、という好循環が生まれたかも。

つまり、古橋や前田を入れたら面白かったけども

2トップにする必要もあったでしょう

システムに硬直にならずに可変してもらいたい。
交代もたくさんできるし、遜色ない控えも多いのだから。

結果、いつもの監督批判、になってしまった。

ということで、
トルシエ!
オススメです!

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