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対象者を見つける旅①〜宝箱に入れたい三日間〜

三日間のことを書く前に
その予定に至るまでを書く必要があります。

起業へのセッションにおいて
コンサルの柳川さんから、対象者を具体的に一人決めよう、という課題が出た。イメージで作り上げる人物ではなく、現実の一人。
そのために、とにかくたくさんの人に会いましょう。自分がどんな人をお客さんにしたいのか、どんな人に自分の人生の大切な時間を使うのか、どんな人と相性が良いのか、どんな人とは一緒に仕事できないのか…そんなふうに探しましょう、と。

私は正直、半信半疑だった…自分が直接会える限られた人達の中で、具体的に“この人”と思えるような人に出会えるのだろうか?…と。だって、お客さんて、この広い世の中のどこかにいる、ってイメージだから。
でも、ひとまず、言われたことをやってみるしかない、という心境だった。
何故なら私は、進みたいからだ。
信じた人の言うことを信じずに、何を信じろと言うのか。

私は、気になる人、頭に浮かぶ人、順番に会いに行った。この2ヶ月、私は一体何人の人と会ったのだろう?
相性の悪い人を確かめる為に、
知人の他、いろんな場へも出向いた。
不登校の子や地域の人が集まる場、お囃子の練習グループ、お寺でのイベントに紙芝居で参加、起業セミナーで知り合った人の講座、生協のイベント中に保育をするメンバーに登録・研修、好きなスタエフ発信者が開くオンライン講座…
たくさんの人とコミュニケーションをとった。
鴨とも、対話をした(笑)

〇〇な人、△△な人、□□な人、☆☆な人…
対象者はこんな人がいい、こんな人は嫌だ、と
タイプはある程度浮かんだが、具体的な人には程遠い。
会った人の中で、うっすらと「この人かな…?」と思った人もいるけど、確かではなかった。

その状態で、次のセッションがあった。
〇〇や△△は、あくまでも理想のタイプ。実際恋愛をするように惹かれ合う人を一人決めましょう…と、
引き続き人と会うように促された。

気になるけどまだ会えてない人もいた…連絡しよう。うっすらの「この人」と再度コミュニケーションを取って確かめよう。

そして、とっても好きなママ友で私の離婚や子供達の進路が別れたのを機に疎遠になってしまった人にも、6年ぶりに電話をした。自宅電話しか、連絡先が分からなかった。
6年前の当時、実は彼女が私から距離を置こうとしているように感じたので、今回電話をするのはとても勇気が必要だった。
でも、本当はずっと会いたかった。
私、起業を通して、本心で生きるって決めたよね… だから、、思い切って電話をした。

実際には、取り越し苦労で、快く、会いたい理由も聞かれず、翌週会うことになった。

待ち合わせ場所に向かいながら、嬉しさに涙が込み上げた。気にしてないつもりが、やっぱり、私はこの途切れた6年の間、寂しさをずっと引きずっていたんだと知った。
会えば、当時のように、お互いに楽しく興奮して話は尽きず、あっという間に時間は過ぎた。
とても嬉しかった。

起業が、こんなことを私にもたらしてくれることに驚いた。起業は、私に今、何をもたらしているんだろう?と、深い疑問と感動も覚えた。

でも結局、彼女は対象者ではなかった。
相性はとても良いけれど、彼女の為に時間も使えるけれど、彼女の抱えてるであろう問題は、私ではない所で、彼女なりの別の世界で解決して行くように見えた。

大好きで相性の良い人には出会えたけど、対象者とは違う…

さて、対象者は誰だ?

うっすらの「この人」も、再度メッセージを送り、その返信を読むと、同じような印象を受けた。
この人はこの人の世界で解決して行くのだろう…私ではない、と。

さて、誰だ?

一人、お友達で頭に残った子はいた。
この子かな?
そうなような、ちょっと違うような… と、心に保留状態で残っていた。

続く

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