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引越し準備で見えた、私のこだわり

6/30に東京の家を出て那覇泊
7/1、フェリーにて無事に沖永良部島へ引っ越して参りました。

5/31に退職し、一ヶ月間で準備をして来た。
…というのは、嘘だな。
準備に取り掛かるのが遅いのが、私だ。
一ヶ月丸ごと準備に充てるべきだったが、もちろんそうは行かなかった。終えてみて、つくづくそう思うわ。この「つくづく」、この人生で何度味わって来たことだろう?😅 学べや。

それでも、珍しく、意識は走ってたと思うぜ、最初から。でも、小学校での紙芝居ワークショップや、絵の具と対話のイベントをやっちゃったもんだから、そっちの準備が優先で…特にイベントも慣れなくててんやわんやでね。
イベントが6/14に終わって、さぁ、そこからやっと引越し作業に本腰入れたわけです。

まずは、移住先へ持って行かずに処分するものをあぶり出しました。この作業だけでもアップアップアップ。一日一か所で精一杯。物が多過ぎて。
今日は押入れ、今日はこの棚、今日はこっちの棚、今日はキッチン… みたいな感じで。家事とか、他の人がやってくれりゃいいけど、私が仕事辞めたのもあって、当然のように子供たちは何もやってくれない。私も、私の完全なるワガママで一人家を出るのだから、あまり大きな態度ができない。

処分するものを、ただ、ただ、捨てることができないのが、私だ。知ってたけど、ここまで来ても捨てられんか…って感じがした。

作業しながら、私はできる限り、メルカリやジモティーに出品した。もちろん売ってお金にしたい!でも、この「モノ」を喜んで使ってくれる人に渡したい、どうしてもそう思ってしまうのだ。モノを生かしたい(活かしたい)。適材適所♡ これはきっと、自分を重ねてる、人を重ねてる。自分も自分のありのままに生かしたい。人もその人のありのままに生きて、世の中に生きて(活きて)欲しい。

出品作業はパパッとやっても小さな時間が積み重なってどんどん時間が過ぎる。発送作業もそう。
発送を楽にしようとジモティーにしてみたものの、今度は待ち合わせに手間取る。どっちもどっちだった。
こんなことチマチマしてても埒あかない、間に合わない、まとめて処分しなくては… 出品の期限を自分で決めたものの、あとこれだけ、あとこれだけ…と、まだしぶとくやったりしていた。

その傍ら、不用品をまとめて買い取ってくれる業者に、2件来てもらった。1件目はたぶん、ヤられた。騙された。0円。少しの価値の付いた物も0円とし、代わりに不用品を一部引き取りだけしてもらった。
2件目はもっと良心的で、考えてることもわかり易かった。全部この人に頼めば良かった…と後悔した。実は、最初に頼んだのがこの人で、でも日程がすごく遅くしか空いてなかったので、待ちきれずもう1件頼んだのだった。待ってりゃ良かった。
こちらは、私の婚約指輪と引き換えに、ほぼ全て引き取ってくれた。婚約指輪にもちゃんと価値を支払ってもらった上で。
その時、「あ、これも!」と口から出かけて遠慮してしまったコーナーがあった。その細々としたコーナーの物が残ってしまった。

もう、それは捨てよう!
そう思ってゴミ袋に入れているのに、そうし切れずに手が止まった。
「物を生かす」というのは、そもそも私のエゴかもしれない。自己満足。
エゴでもなんでも、捨てられない、誰かに使って欲しい…の気持ちが最後まで纏わりついた。
だって、美空ひばりさんの新品のカセットテープ、捨てられます?笑 
頭もスマホもフル回転させて、ダダでいいから引き取ってくれるところはないか?探した。
本、CD、DVD、カセットテープ、ビデオテープ、フラメンコの靴など、古いスマホ、ほぼ新品のラジコン、昭和の思い出の詰まった音の出る鞠…
そうそう、お隣のお孫さんにも浴衣や洋服やボールやらなんやらもらってもらいました。
そう、結局はダダでいいから、喜んで使ってくれる人の所に行って欲しいのよ!
フラメンコ品は、チャリで10分位の店に問合せ、無理くり持ち込みを許してもらい、買い取りを望んだ。たが、モノが悪く、引き取りさえしてもらえなかった。でも私はできることをしてダメだったので、諦めがついた。
ラジコンも、引き取り業者には、値段が付けられないと言われたが、チャリを走らせ、ホビーオフに持ち込み、150円になった!値段付いたし、きっと誰かが喜んで使ってくれる!元が5000円位したと思うと寂しかったのは、正直なところだ笑
本CDDVDは、今までの経験で、こんなの持ち込んでも、値段が付かない上に引き取りもしてもらえないと思い、、ネットで調べると、諦めかけた時、15時までに申込めば当日中に集荷+値段が付かなくても引き取ってくれるところがあり、その時14:45、慌てて電話した。そう、それ実はもう引越しの前々日の話です。その日じゃなきゃダメだったの!で、今日、その査定結果がメールで来て、なんと、361円になりました!そんな値段付けてくれると思ってなかった!
で、残ったカセットテープ、ビデオテープ、
頭を回転させたら近所の店が浮かんできたんですね…もしかして、あそこなら?問合せると、買い取りは難しいけど引き取るだけならできるということで…持って行きました!ゴミになるんじゃなくて、ちょっとでも、欲しい人のとこに届く可能性が繋がり、ホッとしました。
これ、完全にエゴじゃね?
知らんわぁ〜ーーー!!
とにかく私は、その可能性のある方に処分できて、嬉しかったのよぉ。

携帯も、今はソフトバンクじゃないのに、昔の携帯を持って行って、さらにソフトバンクじゃないスマホも一緒に、電源入らなくて初期化とかできませんが…と相談しに押しかけ、リサイクルしてもらうことができ、ホッとしました。当然、ソフトバンクの売り込みも始まりましたが、引越しを理由に丁重に遮り、最悪な客として去りました。ソフトバンクさん、その時ばかりは、本当に有り難かったです。私はかなり救われました。

でもトータル的には、けっこうけっこうゴミとして捨てましたよ。

こんなにギリギリまで、しかも準備に時間的余裕無いのに、まだやるか、まだやるか、まだそんなに誰かに繋ぎたいのか、そんなに生かしたいのか…と、自分でも驚いたり呆れたりでした。

これさ、エゴもそうだけど、例えば、延命治療的なのかな?私、自分は延命治療だけはされたくないのに、同じことやってんのかな???

最後、どうしても捨てられなくて店にも持って行けないものは、結局引越し先へ持って来ました。
松田聖子ちゃんのカセットテープ2本など。笑
ケースが本物じゃなかったので、恥ずかしくて、これもOKですか?と聞けなかったけど、中身だけ
持って行って聞けば良かったな〜
まぁ、これも御縁だわね。

この私のこだわり、どうなんだろーなー?
今回、こうして自分で目の当たりにしたということは、手放す時が来てるのかもしれんよね。
ちょっと自分を苦しくしてる気がするので、時が来たらふわっとさらっと手放そうと思います。
時は、来ない、かもしれないけ・ど・ね!

よし、今から聖子ちゃん聴くか♪

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