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祝!川崎フロンターレ優勝。さっそくMVP候補を考察してみた。

我が川崎フロンターレがJリーグ最速優勝をホーム等々力にてガンバを5−0という最高の内容で決めました。

家長がインタビューで言っていたように、この試合は終わってほしくないほど最高に幸せな時間でした。

今シーズンのフロンターレは5人交代制というレギュレーションを有効活用し、どのメンバーが出ても変わらない強さを維持し、厳しい日程の中においても上手くローテーションができた最高のチームでした。

中村憲剛の引退について書こうかとずっと悩んでいますが、十数年追っかけていた選手の突然の引退発表が自分の中でまだ消化できずにいる状態です。
自分の中でうまく咀嚼できた時点で書きたいと思います。

今回は早くもMVP候補を考えるというなんとも楽しい企画です。

しかし、ゴール、アシストなど記録の部分でのインパクトは柏レイソルのオルンガが飛び抜けており(現時点で得点25点)、我が軍は満遍なく各選手がゴール、アシストをとっている状況で記録という面では残念ながらオルンガ選手がMVPの最有力候補と言えるでしょう。

しかし、我が軍には「カオルンガ」こと三笘薫がいます!
今年大卒ルーキーながら、独特のヌルドリで現時点で12ゴール8アシストと大活躍しています。
しかし、スタメンでの出場は少なく先発8試合、途中出場18試合です。
後半相手のDFが疲労したところでの三笘のドリブルは無双状態でした。
先日のスタメン出場のガンバ戦ではオフザボールの動きも素晴らしくスタメンでも今後は十分やっていけることでしょう。
やはり近年のバロンドールの選出を見てもスーパーサブの選手が選ばれることはありません。
海外移籍はやめていただいて、来期2連覇およびMVPを狙って欲しい期待も込めて今期受賞は我慢していただきましょう。

今期Jリーグ最少失点24点という数字を鑑みれば、我が軍の不動のCBでありキャプテンの谷口もMVP候補の一人でしょう。
今年は4−3−3のシステムはアンカー脇のスペースを狙われるリスクが非常に高いシステムです。
守備範囲が広がっても谷口はうまく予測し、しっかりカバーリングできており相手の攻撃を抑えてくれました。
また、シュートブロックも堅くなった印象もあります。
ビルドアップも上手い選手ですが、どうしても左サイド登里へのパスが多く相手に研究されているので登里のところで手詰まりになるシーンが多々見られました。
イタリアのボローニャで同じ左CBをしている富安は利き足でない左足から素晴らしいロングフィードを見せています。
谷口から逆サイドの家長へのロングフィードが通れば一発でチャンスになるのになーとTVで俯瞰して観ている私はいつも贅沢な想いを抱いてしまいます。
イケメンでしかもキャプテンとしてもDFとしても完璧な彼にロングフィードの精度を求めるのは酷かもしれませんが、そのキックができれば代表レベルでも問題なく通用するでしょう。
そこの部分を考えると、私の中では谷口もMVPからは除外対象となります。
来期は谷口のブログタイトルに「ご報告。」がくる日を個人的には期待しています。

最後に私のMVP候補の推しを発表します。

ズバリ!守田英正です。

4−3−3の最重要ポジションはアンカーだと思います。
まさに攻守の舵取り役であり、ゲームの中心となるポジションです。

鬼木監督は当初は田中碧をアンカーにしていましたが、碧の攻撃意識が強く出てしまいアンカーを守田に変えました。
守田がアンカーに定着することで川崎のゲームは非常にソリッドでインテンシティの高いチームになったと思います。

守田はどっしりと中央に存在し、攻撃時にはインサイドハーフやサイドバックにボールをしっかりつなげる役をこなし、時には鋭い縦パスを入れることでチームの攻撃の活性化につなげていました。

無観客試合時には守田がチームメイトに大きな声でコーチングしているのもよく聞こえていました。
家長には「アキさん」なのに憲剛には「ケンゴ!」となぜ呼び捨てなんでしょうか??

そして、守田の一番の特徴は奪い切る守備です。
フィジカル任せに奪いにいくというよりは間合いを詰めて奪い取る能力が素晴らしいです。
これは日本代表の遠藤航と同じ雰囲気を感じます。

鬼木監督が一番いなくなっては困る選手であり、一番使い勝手が良い選手が守田なのではないかと思います。

右サイドバックはもちろんのこと、谷口が退場となった大分戦では難なくCBもこなしていました。
こんなポリバレントなプレーヤーは日本ではやはり遠藤航と守田だけだと思います。
日本代表の森保監督も日本の中盤は守田と大島僚太のチョイスは絶対に考えているはずです。

川崎で一番欠かせない選手の基準で考えると、MVPは守田一択であると私は考えます。

守田も憲剛の影響なのか、参考にしている好きな選手はバルセロナのブスケツです。
私は思いっきり自慢になりますが、カンプノウで生のブスケツのプレーをみました。
やはりブスケツはサッカーIQが非常に高く、エゴを殺してバルサを支えている素晴らしい選手でした。
当時はシャビ、イニエスタという攻撃的なインサイドハーフだったため守備的にどっしり構えて危機察知能力が半端ない印象でした。

守田が今後もアンカーとしてブスケツを目指すならば、攻撃のスイッチのところを伸ばすべきだと思います。

トラップ一つで相手の逆をとる動きだとか、相手の裏をかくパスやボールスピードの速い中距離パスを通す技術が必要でしょう。

世界基準の話になってしまいましたが、今のJリーグでは間違いなくNO.1のアンカーでありポリバレントプレーヤーです。

とは言いつつも、やっぱりオルンガがMVPとっても文句は言えません、、。

みなさんのMVP候補は誰でしょうか?
コメントいただければ幸いです。


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