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愛おしいガラクタ達

アルバイト先の放課後児童クラブで、「ただいま~」っていう前に何か見せてくれる子がいる。
その何かっていうのは、石や紙、ガラスとか。
一見ガラクタに見えるし、先生や他の子に「あぶないよ」って言われてた。

「見て!」って言って見せてくれる、そりゃ石だと分かる。でも敢えて「何見つけてきたん?」って聞いてみる。そしたら「しずく!!」って、その石が雫の形で。この石が雫だと思って見つけられる人はどんくらいいるんやろうか。
ただ道や運動場に落ちているモノを、石、紙、ガラスって決められた言葉じゃなくて、何か違うキラキラしたものに見えるあの子は多分、ただの登下校の道や運動場にすごく愛しいモノが沢山見えているんだろうなあって思います。

こないだ、ともだちのめいちゃんとクッキー缶を作った、コンセプトは「ガラクタ入れ」
何を入れようかって考える時に、ガラクタのようでキラキラして見えたものを考えてみた。ガラス、消しゴム、貝がら、石、ビー玉、、、たくさん出てきた。

地元を離れて三ヶ月間保育の勉強をしに来ている私です。
家から持ってきた「ガラクタ入れ」の箱に、これから私が名前を付けていくガラクタ達を入れていこうと思う。

そして大人になっても、『決められた名前のモノ』だけじゃなくて、『自分から見える何か』があの子の目から見える景色にたくさん溢れていますように、、、!!

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