ただ、生きてみる
このあいだ、友だちとびわ湖の畔でデイキャンプをした。
友だちがボートに乗っている間何をしようか、と思った。何もしないことにきめた。
何もせずにただその時間ぼーっと生きてみた。
びわ湖の中を1歩1歩と歩く鳥、揺れる湖面、佇む木とその木に息づく植物。
仕事や生活のこと、日々のタスク、夢に向かって頑張る。とか、社会の色々から離れていた。
私も、自然の生き物たちも、ただその時間を生きていた。
「何をしてるの?職業は?」「ぼーっとして」「時間の無駄」「効率が悪い」「何する?することないな。」
と言うような言葉の中で、"何かしなきゃ"と気持ちを焦らせることがたまにある。
でも、湖畔であのぼーっとしていた時間は私を"何かしなきゃ"から少し離れた場所へ連れていってくれた。
びわ湖の上を歩く鳥に、びわ湖を揺らす風に、佇む木に、何をしてるの?と思うだろうか。
何かしていないとダメなんだろうか。
私たちも、社会の一部から少し離れて
たまには自然の一部として
"ただ生きて"みてもいいんじゃないかな。
と、思った。
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