人生で初めての感覚

物心ついた頃から家族内のバランスを取っていた。

嫁いびり、父親の怒鳴り声、男尊女卑、祖父祖母が一番偉くて、わたしは女だからトイレもお風呂も早くしなくちゃいけない。父方の親戚が来れば玄関で正座で出迎える。長女だから。

なんで離婚しないのかと母に聞いた。

早く家を出て小さいアパートで母と慎ましやかな生活が出来ればいいと、小4頃落ちる陽を見ながら考えていた。

祖母が今日もシャワーをかぶってヒステリックを起こす。ボロ家のキッチンとお風呂をリホームしたら、嫁がシャワー設定のままにするせいで熱湯をかぶると泣いたフリ。自分で確認しなよって思っていたけど、ああ隙を見ては母を攻撃したいんだろうなと諦めた。

こんな地獄が家族なのか。

この人達の血がわたしにも混ざっている現実が悍しくさえ思った。


大学進学をきっかけに上京。

離れた事をきっかけに徐々に親の呪縛から解かれつつある。

そして、蓄積された価値観の殆どがあの小さな家の中で植え付けられたものだと気付く。

わたしが感じて得たモノ意外は捨てる。

そうやって生きてきたらどうだろう。

おもしろいくらい自分がスキになったし、人生が思うように進んでいく。進む、、感覚で言うと流れていく。穏やかな川を下っているように流れていく。自分がすべき事、、、カルマが何となく見えてきてクリアしていくと次から次へと事が進む。初めての感覚。肩の力を抜いて思うように生きるってこんなに楽なんだな〜。

自分らしさに気付くのに、人よりも時間が掛かってしまった様な気がする。

少し前までは自己採点3点だったし、周りが羨ましくて自分ばっかり努力しててなのに不幸でそんな風にいじけていた。そういじけていた。自分である事にいじけていた。

やっと私として堂々と生きている。

これから試練はあっても、苦しい事辛い事はないんだろうな〜と漠然と思う。だって、想像した様に進んでいくんだもん。

変な宗教もやってないし変なセミナーにも行ってません。不思議だけど、自分と向き合いながら生きてる中でそういう域に辿り着いた。あ、神の声とかも聞こえてませんよ。自分の欲に正直に、自分の気持ち良くなるように選択してきたら、こんな風になれました。


書いた書いた。スッキリ!笑

恋愛と交えながら謎のプラス思考と自信の正体を暴いていきます。


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