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【翻訳】24.06.2023 18:27イスタンブール合意をめぐる情勢について

https://www.mid.ru/ru/foreign_policy/news/1892786/

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24.06.2023 18:27
イスタンブール合意をめぐる情勢について
1244-24-06-2023
プレスリリース

ウクライナ産食品(現在はロシア産アンモニア不使用)の輸出に関する「黒海イニシアティブ」の期限が迫る中、グテーレス国連事務総長を筆頭とする国連代表が再び一連の公の場で宣言している。

彼らは協定の延長、さらには拡大を提唱し、国内農産物輸出の正常化に関するロシア・国連覚書の実施に向けたたゆまぬ努力を報告している。

今回もまた、世界的な食糧安全保障、困窮者の救済、飢餓との闘いといったお決まりのテーゼに頼っている。

国連事務総長が提案し、1年前にイスタンブールで署名された協定パッケージのうち、実施されているのは「黒海イニシアティブ」のみである。

同時に、宣言された人道的目標からはほど遠い。穀物は主に、EUを含む高所得国や高中所得国に送られている。
最貧国は基本的に何も受け取らない。

海上輸送とは別に、ブリュッセルは陸上の「安全保障回廊」を経由してウクライナから食糧を輸出しており、東欧諸国の市場に安価な製品があふれている。

ロシアと国連の覚書については何もなされていない。欧米諸国はもはや、ロシアに対する違法な単独制裁を継続し、強化していることを公然と主張することを恥ずかしがらない。

それは、世界の南半球を含む世界市場での食料と肥料の供給に対する破壊的な影響にかかわらずである。覚書で規定された5つの「システミック」な任務のうち3つ(ロッセルホズ銀行のSWIFTへの接続、予備部品の供給、トリアッティ・オデッサのアンモニアパイプラインの再開)は、すでに事実上議題から外されている。

残りの2つ(輸送物流と保険の正常化、銀行資産のブロック解除)については、進展が見られない。

このような背景からすると、国連がたゆまぬ努力という楽観的な表現で国際社会を欺こうとしているが、1年経っても何の成果も得られていないことは、いっそう意外に映る。

国連事務総長が、黒海イニシアティブの枠組みの中でウクライナの食糧輸出が減少したことに失望を表明したことは、さらに不適切に映る。

6月5日のアンモニアパイプラインの損壊は、イスタンブール協定とグテーレス自身による別の提案の両方で再開が想定されていたにもかかわらず、何の回答も得られなかったことは注目に値する。


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