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すきなもの|海のはじまり

すきなものがわかってきた20代のおわり

自己紹介でもすこし触れましたが、
前職は安定志向の公務員でした。その上、教育関係者でした。
つまり、教員だったわけです。笑

なのに、「好きな〇〇」という質問がそれはそれは苦手で。
教員ですから、どこへいっても尋ねられるのですが、答えに本当に困っていました。
世間話の鉄板ネタでもありますよね🙄笑
それゆえに、自分の公式プロフィールなるものを作成して、
それを暗記して乗り越えてきました。これも工夫ですね

教員として2校7年勤めましたが、特に2校目が本当に恵まれてました。
人口3000人とかしかいないような小さなまちで、
シンプルに自然しかない小さな小さな田舎町。
そこがよかったんです。
余計なものがなくて、休みの日を楽しく過ごすためにものすごく工夫が必要で。
仕事も定時で上がれるし、平日の余暇まで発生して、
それはもう楽しい時間にするのが難しいほどに時間がありました。
自分の心が動くものを理解していないと、生活を楽しむのが本当に難しかった。

おかげで、少しずつ「すきなもの」がわかるようになり、
いま、「すきなもの」分析をして、見つかるたびにヨロコビノカケラを貯めています。


最近いちばんすきなのは、ドラマ鑑賞かも

今年の4月に転職したのですが、転職してからと言うものの
心に余裕があるからなのか、時間に自由度があるからなのか、
随分とたくさんドラマを観ています。
いまみているのは、
海のはじまり、西園寺さんは家事をしない、ギークス、
GO HOME、青島くんはいじわる、の5本

今期のドラマはなんだか『家族愛』のテーマが多いような?
複数みてると勝手に共通項を探してしまう、
そんな思考パターンがわかるのもなんだか楽しい🐮🥛


中でも特に、海のはじまりは何度も何度も観ています。
どの人物も優しくて、思慮深くて、
完璧じゃなくて人間らしいところがとてもすきです

ドラマを観るときのあれこれ

これ、同じ人がいたらうれしいというかほっとするんだけど
昔から、ドラマも映画も、表情だけでアップになる描写があると
どういう意味なのか、どういう感情がそこにあるのか
読み取るのがちょっと苦手です。

なので、最近流行っている(?)ドラマを観ながらTwitterもやる、
というスタイルが大変参考になります。笑
あーそういう意味だったのかあ!と発見することも多いし
いろいろな人のいろいろな感じ方を知れるのもいいです

そんな解説やら思いやら、考察やらをみていて感じるけれど
思うのも感じるのも自由だけど、批判や攻撃はやだなっていうこと。

海のはじまりでいうと、
弥生さんの気持ちも水季さんの気持ちも、夏くんの気持ちも津野くんの気持ちも
全部全部、それでいいと思う
その人たちが一生懸命考えて出した結論だから、
批判する必要はなくて、ただ、亡くなってしまったらどうしようもない
そんな余韻がちょっと後味悪くそこに漂っている

みんなの気持ちがわかるなんてこともなくて、みんなの気持ちがわからない。
遠慮して、優しすぎて、自分の思いを自分の中に閉じ込めがちだから。
それすらもすごいことで尊いことなんだけれど。
やっぱり、想いは言葉にしないと伝わらない。それが難しいんだけれども。

そんな彼らを静かに受け入れて見守っている、
そんな気持ちでドラマを観ています。


大切なひとを失くすということ

大切な人を失くす経験って
この歳になると誰しも経験していますよね。
あえて口には出さないけれど、心の中には深く暗いものを抱えていることもあって
なんとかみんな前を向いて歩いていくけれど
本当は平気なんかじゃなくて、平気になる日なんて来なくて。

いまの職場の同僚で、
1年半の間に身内を4人も亡くした方がいて。
まだ知り合って数ヶ月、その方のことはよく知らないわけだけれど
それでも悩んで苦しんでいることがとても伝わってきて、
一緒に苦しくなる。
日々、顔を見ていると辛い気持ちになるし、
何かできることはないかといつも考えています。
この話は、また改めて書きたいな。


かくいうわたしも、数年前に唯一の幼馴染を突然亡くして、
心の奥底に暗いものを抱えている一人。
今でも知らせを聞いた日の光景を思い出しては苦しくなる。
生きているうちに、伝えられるときにどうして思いを伝えておかなかったのかと。
今度会ったときでいいやと後回しにして、その今度はもうこない。


海のはじまりという作品は、家族愛がテーマだと公表しているけれど
同時に、生と死の話もかなりリアルに、重たく描いているように感じています。

「死」はいつか必ず通る道だから、
生きているうちに自分に何ができるのか、どのように生きたいのか
そして何を残さなきゃいけないのか
立ち止まって考えたいすべての人に見てほしい作品です。




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