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【コーチの自己探究】誕生日に寄せて

干支の第4周期目に入りました。

以前の誕生日の投稿は、目標や、
その1年で何をやったかを書いていました。

今年は、私に起こった変化を書こうと思います。

①「予定」が減った

グロービスに通い、その後CTIでコーチングを学んでいた頃、
「休日」という概念はありませんでした。

土日は午前中、午後、夜の3コマ。平日は夜の1コマ。
google カレンダーが2か月先まで埋まっていることが当たり前でした。

その時期に自分が得たものはとてつもなく大きい。

だからこそ、今の自分の脱力感がとても新鮮で、
別の人間の人生を生きているようです。

「未来」を生きることが減り、「今」を生きる時間が増えました。

今年も8か月が過ぎましたが、あっという間というよりも、
一瞬一瞬の積み重ねが積もりに積もり、去年の夏は遠い記憶です。

随分長いこと、やってきたなぁ。

「今」を生きていると、「未来」を考えている余裕はあまりありません。
瞬間瞬間で自分に判断を仰ぎ、直感を受け取って動く。

力まずに、より少ないエネルギーで、
多くの結果が生まれていると思います。

②「身体」が近くなった

予定をこなしていた時期、
知らず知らずのうちに蓄積していた身体へのダメージ。

あの時の自分は自分のことを、
ヒトではなくロボットだと思っていたようです。

「身体」は毎日違う。今日は腰が痛い、肌の調子がいい、
いつもより右半身が固い、むくみが少ない。

それに気づけたのは、これはもう、ピラティスのおかげ。

ピラティスで大事と言われるのは「背骨」。そして「ニュートラル」。
これが大きい発見。

私はあまりにも、「ニュートラル」=「通常」を無視していた。

「通常」が分からないのに、「異常」が分かるはずがない。
自分の「ニュートラル」、身体も心も、
それを知っていることが本当に大切。

そして、身体の違いに気づくようになると、
心の違いにも気づくようになる。

今、私ちょっと機嫌悪い。何がそうさせたんだろう。
この音楽とこのシチュエーション、最高。誰かに伝えたいな。

感情と感覚の変化の波は、以前より大きくなりました。

③「無理しない」が最優先になった

①と②の結果、生きるのにより多くのエネルギーが必要になった。
より気づきが増えた自分を生きる中で、結果を出すために。

だから、これ以上は厳しいなと思ったら、サッと白旗。
休みますと自分に宣言(周りにも)。

私はロボットじゃなくて人間。
波があって、当たり前だ。

ゲームにだって、必ずあるのが「逃げる」のコマンド。

「逃げる」「撤退」は立派な選択肢。
それを取るのを自分に許可しないのは、ナンセンス。

一ヵ月~数ヵ月の大きな波で、とはいえ予定が詰まる時もある。
その翌週は、予定を入れない。
申し訳ないけど、先延ばしにさせてもらったりする。

結果的に、それが最善だったと思ったことは何度もある。
それができる人間関係に、感謝。

と同時に、一日単位での「ケア」をすることも同じくらい大切。

朝晩のストレッチ。毎日カチコチになる身体をほぐす。
大好きな音楽、香りを傍において、何かあったらすぐ注入。

水をたくさん飲んで循環させ、滞らせないように。
肌のお手入れは、毎日パックを。

自分を大切にすると、自分以外も大切にするようになる。
人数は限られてしまうけれども、たしかな繋がりを感じられる。

こうやって書いてみると、自分が自分じゃないみたい。不思議。

来年の自分はどうなってるんだろう。
自分の未来に好奇心が湧けば、不安も減る。

「変化」は、必ずしもいいことばかりじゃない。
センサーが鋭くなった分、落ちるときはより落ちるようになった。

周りに迷惑をかけてしまうことも、増えてしまったと思うし、
期待に応えられていないこと、歯痒い思いがすることも、
たくさんある。

だけれども、それが生き物としての人間の自然な姿であると、
そう生きるのがいいというのが、今の私。

ロジックは特にない。
「ただ、私がそうしたい」だけ。

成長しない時期があっていいし、堕落してしまう時があっていい。
それがあるから、輝くときがある。

「変化」は「成長」ではない。「ただ起こること」だ。
その本質を見失わないように。

走る時もあれば、歩くときもあり、
休憩するときも、後戻りするときもある。

だから、「また1年走ります!」というよりは。

「また1年、ただ生きます!」っていう感じ。