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コマワリの意味を知らない漫画の素人が大人気講座のコマワリ空間を受けてみた!

こんばんは!ネームタンクスタッフのHAです!
いきなりですが、皆様ネームタンクで月に1度開催されているコマワリ空間という講座をご存じでしょうか?!

こちら、漫画家でネームタンク講師を務める深谷陽先生の大人気の講座なのですが、私、漫画家を目指す身なのに、今日までコマワリの意味などを学ぶことに無関心でした。今となってはその姿勢を反省しております。

コマワリ空間は、深谷先生が「感覚」で語られがちなコマ割りを理論的にわかりやすく解説してくれるという、漫画家にとってとっても素敵で有難い講座なんです。
講座の詳しい流れは下記をチェック★
https://komawari-20201114.peatix.com/

◆コマワリの意味って知っていましたか?

この記事を読んでくださっている皆さんは少なからず、漫画の制作に興味があったり、進行形で描かかれている漫画家さんが多いかと思います。
そんな皆さんに質問です。コマワリの意味って考えたことありますか?

なんとなく好きな作家さんのコマワリを真似てみたり、流れで線を引いてみたり、無駄に大ゴマを使ってみたりしていませんでしたか?私はそうです!
「なんかかっこいいから!」という感じで大ゴマを意味ありげに乱発したりしていました。
だから編集者の方に「このコマの意図は?」と聞かれると「……。(いや、なんとなくかっこいい顔を描きたかったからです、とか言えない!何にも答えられねぇ!)」という感じで、突っ込まれたら少年漫画ばりの印影が顔にできたものです。

◆コマワリは時間の経過を表現できる

コマワリに意味と意図を持たせないといけないのかと自覚し始めて、深谷先生のお話を聞いていくと、「すごい!」の一言しか出ませんでした。

添削をされている方の作品を見ても特に気になる所がなくて、もう完成しているのではないかな?と思うくらい、画面は出来上がっていたんです。

ですが、深谷先生が作者さんに意図を聞きながら全部のコマの流れと話を確認して赤ペンを入れて再構築&構図の直しをしていくと、さっきも完成度が高かった画面が、なんと、すでに商業として連載されているようなドラマティックな画面に大変身を遂げたのです。

斜めのコマはキャラの不安定な気持ちを表すのに使えるとか、横に広い長方形のコマは読者にとって安定感と読む時間を遅くさせる効果があるとか。

目からうろこな情報が本当にたくさんで、自分が普段いかに意味なくコマを割っていたのか気づかされました!

◆言葉ではなくキャラの心情を画面で表現できるのがコマワリ

このように、コマワリとはただキャラの顔を見せるだけでなく、今、話の中心にいるキャラの心情を効果的に表すために大変重要な役割を担っているのです。

読者は見開き漫画を基本的に右から左に読むことに慣れています。なので、そのシーンのメインキャラを進行方向(右側)に向かせて描くと誰がメインかセリフで誘導しなくても画で自然に伝わるようになる。
これって分かっているといないとでは画面作りに、かなり差が出ると思います。

そして、動きのあるコマやキャラの感情がダイナミックに動いているコマではちょっと不安定な斜めゴマとか、1ページの半分を使って大きく見せるとか、その時の心情に合わせて俯瞰や煽りの構図をバンバン使って見せていった方が読者は見ていて楽しいです!

◆キャラの今の気持ちや状態を常に意識して描くと、同じようなコマワリが続くことを防げる気がする。

なんとなく描いているとコマワリって単調なシーンが続いたりしませんか?バストアップが連続になっているとか。描いていて自分の目が楽しくないコマワリって良くない気がします!

なので、今回のコマワリ空間で得た気付きは本当に大きかったです!人気の講座というのもすごく分かりました。
私はドラマティックでダイナミックなコマワリが大好きな人間なので、深谷先生のコマワリのセンスは絶対に習得したいと思います。

一朝一夕でできるものではないと思うので、画面に単調さを感じたときや、自分の漫画の演出の引き出しをもっと増やしたいと感じたときに、コマワリ空間はお悩み解消の場として参加したいと思います(*^-^*)
私と同じような悩みでなくとも「漫画を面白くしたい」「演出力を磨きたい」と思っている方にはバンバン受けてほしいと全力でお勧めできる講座です★

◆次回の開催は【11/14(土)】です(*^-^*)
詳細とお申し込みは下記をチェック♪
https://komawari-20201114.peatix.com/

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