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車中泊しながら北海道アルパカ旅①-準備・購入編-

2週間ほどアルパカを求めて車中泊しながら北海道旅に出かけることにした。
求めるとは購入するわけではない。
北海道にいるアルパカに会いに行く旅、アルパカ旅だ。


前提

車中泊で行くのは、車が大好き・アウトドア大好き!というわけでは決してなく完全に「旅費を(特に宿泊代)を浮かす為」であるというのを声を大にして言いたい。できるなら私はホテルや旅館に泊まりたい。
でもアルパカは基本的に住んでいるところから遠く高原などに居るため、会いに行くにはそれなりの日数をかけて行くしかないのだ。

ちなみに運転担当でもある夫は運転が嫌い。嫌いすぎてすぐ退屈で眠くなるので、よく自分のほっぺを叩きながら・手を噛み、痛みで眠気を飛ばしながら運転をしている。
私も免許を持っているので替わるよと声をかけるのだが、私は運転がヘタだそうなので運転されても休まらないそうだ。ゴールド免許なのに…ひどい言われよう。

基本インドアで家にいたい夫婦二人で、たまに(必要に迫られながら)車中泊をしながらアルパカの旅をしている。(猫2匹は同居している夫の両親にみてもらっている)

13泊の準備をしよう

東北へ4泊5日車中泊で出かけた経験をもとに、北海道旅の準備を開始。およそ13泊14日(うちフェリー泊あり)2週間ぐらいの車中泊旅となる。4泊だけでも最終日は「もうベッドで寝たいよ…」と思ったのに13泊。未知の領域だ。

番狂わせの凶器・ポタ電の存在

13泊という数字にびびり、ポータブル電源を勢いで購入した。
夫はPCとwi-fiさえあればなんとか仕事ができるフリーランス、私もアルパカを撮影したりお話を聞いたらレコーダーをPCに落とし込んだりする予定なので「電源」が命綱となる。
電源が設備されたところで宿泊することもできるが(ホテルとかRVパークとか)保険としてポータブル電源があった方がいいのではということに。ただ、このポタ電(と略されている)が私たちの準備を狂わせていく。

Jackey 1000 。1つ下のものと悩みに悩んで大は小を兼ねる理論で1000に。重さは10kgある。

お湯も沸かせるし調理もできてしまうIH調理器具

1000V出力のポタ電はiPhoneやPCの充電以外にも、お湯を沸かしたりIH調理器でお米を炊いたり優雅に温かいコーヒーを飲んだり出来ることが判明してしまう。私たちは慌てた。
今までの車中泊になかった新たなる選択肢をポタ電がもたらしたのだ。

まず、お湯を沸かす為にIH調理器を購入。

dritec ピッコリーノ。もう一つ小さいものもあったけど鍋底の最小サイズが違う。こちらは16cmまで。この16cmの壁がネックで、持っている鍋は16cmを超えているものが多く唯一ミルクパンなら使えそう。
フライパンは20cm以上のものが多くて、16cm以下はスキレット(重い)またはキャンプ・山道具という選択肢になる。山用品は軽量化にステータスを振っているためアルミ製がほとんど。(IHはアルミ製がダメ)
今現在、フライパンを探すネットの旅に出ている。

シェラカップいるのか問題も発生

たまに登山はするものの、テント泊も山での調理もしない為、家以外で使う調理器具というものがほとんどない我が家。
youtubeで色々車中泊の様子を見てみるが、シェラカップを使っている人が圧倒的に多かった。必要なのかシェラカップ。
とりあえず1つ買ってみるか〜とキャンプ道具売り場にやってきたけど、どのサイズがいいのかでも悩み、どうせならIHに対応してる方が良くない?とネットで調べ出す。基本的に磁石がつけばOK。チタンもたまに金属の割合によっては使えるらしい。

IHで使えるのか、どんな道具があるといいのか…私たちはIHの森に迷い込んで貴重な時間を消費し続けてしまう。そんなことより北海道の行動計画を立てなくてはいけないのにだ。電力や熱伝導にどんどん詳しくなっていく。

それもこれも、たくさんの選択肢をもたらしたポタ電のせいだ。新たなる文明をもたらしたポタ電で私たちの準備は狂わされている。
出発まであと10日しかない。

手持ちの鍋やカップでお湯を沸かせるのかを試す夫と見守るおこげちゃん(黒猫)

野外で使う食器を購入

食器も特に買う予定はなかったのだ。
でも実際、お米を炊くのかもわからないし野菜を切ったりするのかもわからない。でももし気が乗ってご飯でも炊いてしまったら?ご当地スーパーに寄って美味しい魚や野菜を買ってしまったら?

というわけで落としても割れない食器が家に一つもなかったので購入することとなった。なんでもよかったのだが「夫が登山をする」ということもあり「いつか使うかもしれないし」理論により軽量で丈夫なもの…スノーピークね、という流れで揃えることに。

スノーピークのチタン製品はとても軽い。SPテーブルウェア ボール Lとカトラリーセット

我が家は山登り用にmon-bellのお世話になっているが、ついにキャンプギアにまで手を出してしまった…。会員になったらカタログを貰えて、読んでいたら自然とタープが欲しくなってしまう。恐ろしい。

早く乾くタオルが欲しい

以前4泊5日の東北旅に出た時は、タオルが乾きにくくて困った。
朝起きると100%の確率で車内に結露があり、それを拭くとビチョビチョ、そんな湿度がある室内にタオルを干してもあまり乾かない。
というわけでタオルを新調。
先日、旅先の秋田市内の(感度が高すぎる)佐野薬局さんで「これいいですよ」とおすすめしてもらったMOKUというタオル。

乾きやすく軽いため、ハンドタオルの他にもバスタオルもあったので買い足しました。(サウナーさんにも人気のタオルらしい)
普通のバスタオルより、かさがないのも助かる。

実は持ってなかったクーラーボックス

これがないということで、いかに我が家がインドア夫婦であることが分かるのではないだろうか。今まで生きてきて全く使う予定がなかった。
釣りをしていた夫父の「クーラーボックスはシマノかダイワ一択」との言葉を頼りに行き着いたのがこちら(まだ届いてないので写真なし)

出典:ダイワ web site

夫が「これを買おうと思う。6面真空パネルでとにかくすごい、でも…ダサいんだ」とおずおずと購入画面を見せてきた。う…たしかに…。
ちょっとまって6面パネルなら…とわたしが検索したところ、シマノからキャンプギア用に今年出たばかりのおしゃれなカラーのものを発見。(写真なし)
ただ、人気すぎるのか在庫なし。予約販売のみだ。
たぶんクーラーボックスは一生に1回の買い物になるであろう…と1日悩み…はじめて釣具屋さんに行って容量を確認したり、youtubeで調べたりして上記の金色に輝くクーラーボックスの16ℓに決めた。大きいのが欲しくなったらシマノさんのにしたいな。
ところで釣具屋さんに初めて行った感想は「ハマったら沼だな」だ。

買わなくてもいいものもある

何度か車中泊をしているので、もともと持っているものもある。
・寝袋(mon-bell)
・車内に敷くエアーマット2つ(フィールドア)
・ランタン(mon-bell)
・目隠しシェード(夫自作のものを経て市販の車種専用のものに)
・シートがフラットになる車(我が家はSUZUKIソリオ)

エアーマットはツルツル滑って寝にくいのでIKEAの安いベットシーツ(白いの)を敷いている

実際、車中泊だけするならこれだけあれば出来てしまう。
あとは蒸し暑い時用のUSB充電扇風機も2つ持っている。
RVパークにも何度か泊まったので、電源を引っ張ってくるリールも購入済みだ。

8年前フィンランドに行った時に1度だけ使った湯沸かしポット、いつか使おうと持っていた携帯用のリバースドリッパー、スノーピークのシングルチタンマグ。
シリコンドリッパーは小さく畳んでマグに収納ができるので便利。 ドリッパーのギザギザが2通りあって、裏返すことで味を変えることができる。

一度に揃えようとしたらかなりの金額になってしまっただろう。
山の道具もそうだが、何事もトライアンドエラーでちょっとずつ集めていくのが絶対楽しい。物に愛着も生まれるのだ。


今回の北海道旅で購入した品も、大切に長く愛用していきたい。

読んでいただきありがとうございます。サポートをいただいた際には、より良いアルパカ雑貨を作るためアルパカに会いにいく旅費に充てさせていただきます。