【鬼滅の刃】OP考察④日本を飛び出した炭治郎🗺 浅草編🏮其之弐🌸炭治郎、ネパールで少女の「生き神様」に会う🙏✨

人口大国インドで朱紗丸、矢琶羽というヒンドゥー教の神々の洗礼を受けた炭治郎。次に向かうのは西🗺✨✨

と言いたいところなのですが、少しだけ東に戻ります🌍♲
行き先はネパールの首都カトマンズ👁👁🛕
戻るというか、チベット編と中国編が混ざっていたように、浅草編もまた「混ざっている」状態です。

私のざっくり分けでは、多々例外はありますが浅草の街中がインド、愈史郎と珠世の隠れ家がネパールの色が濃いです💡

それでは早速見ていきましょう🏃‍♀️💨

月彦の娘＝神ドゥルガーが宿った娘「生き神クマリ」🌸ヒンドゥー教と仏教の習合の象徴🙏🏰

👆クマリっぽいメイクをしたネパールの子ども。（クマリではないかも❓）

浅草編では炭治郎が豊さんのうどんを注文して直ぐに、鬼舞辻の匂いを感知し、禰豆子を置いたまま街中の雑踏の中に戻ります。そこで炭治郎は鬼舞辻と初めて遭遇するのですが、鬼舞辻（月彦）は人間の娘を抱っこしています。

この娘こそ、ネパールのヒンドゥー教と仏教を結ぶ「習合」の象徴、「生き神クマリ」です🛕✨

インドが神同士の戦いがテーマであるならば、ネパールのテーマは「習合」です。無惨は浅草編ではよくヒンドゥーの神のポジションで現れるので、ここでは仮に月彦をヒンドゥー教のシヴァとすると、奥さん（麗）はチベット仏教を表しているのだと思います💡 奥さんの帽子はチベット仏教聖地・カトマンズ・ボダナート仏塔に形・色共に似ていますね（👇下の愈史郎の記事で写真有り📸）。

ネパールのバックグラウンドとしては、チベットとインドに挟まれた場所に位置し、嘗てシルクロードが栄えていた時代は人々が行き交う国際的な拠点として発展していました🗺🐫最近まで国教がヒンドゥー教だったため、ヒンドゥー教徒が殆どですが少数派のチベット仏教も仲良く共存しています🛕


ここで少しローマ字アナグラム解読を…👀

月彦<tsukihiko> 麗<rei> 無惨<muzan> 
『👆を混ぜて組み換え・抜き出し🔍✨✨』
　→neharu（ねはーる＝ネパール）
　→kumari（クマリ）
　→hinzu（ヒンズー）
　→sukou（しゅうこう＝習合）

他にも探せば出てくるかもですが、とりあえず代表的なものを４つ見つけてみました🔍✨✨

クマリは穢れるからなのか理由は調べていないのですが、自分で歩いてはいけない規則があるそうで常に抱っこか輿に乗って移動します。月彦の娘もまた、一切地に足を付けた表現がありません。

クマリはネパール各地におり、特定のカーストの32の条件を備えた純潔の３歳～4歳の少女のなかから、ヒンドゥー教の司教と仏教の高僧によって選ばれます。その条件の一つが「暗い部屋で生贄の牛の生首を見せても動じない子ども」なのだそうです🐄💦

月彦パパが鬼にした男性は首に傷をつけられて鬼化しています👹
男性は生贄の牛だったのでしょうか🤔❓
娘は腕の中にいるものの、クマリらしく声も上げず取り乱していません✨

「生贄」として浅草で鬼化させられた男性👹地下牢に入れられてしまったのは、お祭りの日しか館の外に出れないクマリを暗喩❓

クマリは年に数回のお祭りにしか、館の外に出ません。
初潮を迎えるか怪我での出血があるとクマリを引退するのですが、それまで小さなクマリ・チョークと呼ばれる館の中で10年近く過ごします。
浅草の雑踏はお祭りだったのですねー🏮✨✨

無惨に「生贄の牛🐄」として突然浅草で鬼化させられてしまった男性。「クマリは自由に外に出れない」という点に着目すると、地下牢に入れられてしまったこの鬼化した男性はクマリの不自由さを表わしているのだと思います。

しかし以前は両親にも会えなかったそうなのですが、最近では電話で両親を呼び出すことも可能になったそうです☎ これも奥さんに会えた鬼化した男性🤔❓

もしかして「クマリ」は幼少期・童磨のモデル❓

クマリとして生活する幼少期～思春期前半にかかる期間は言わずもがな人格形成期であり、歩かないため足も弱い。究極の箱入り生活をしたクマリの引退後の人生は困難を極めます。学校にも行かず、国民の平和のため、神として毎日祈る生活を続けます。もちろん行動の自由も無い。そのため児童虐待ではないかとも言われており、「クマリ」という存在・風習自体が神様への「生贄」とする見方もあるようです🐏

そしてこのイメージは少なからず万世極楽教・教祖を背負わされた幼少期の童磨に反映されているかと思います🔍✨✨

彼の性別は男性ですが、幼少期の象徴的な回想シーン：第142話の表紙では座っています👀このシーンの背景は仏教の象徴である「蓮の花」、そして前には百合や薔薇といったキリスト教で象徴的な花が並んでいます🌹

宗教そのものは違えど、童磨は「習合」の象徴であることは間違いないのではないかと思います。（堕天使ルシファーでありながら、仏様の血鬼術とか…💡）最終的には敵である鬼殺隊のしのぶに恋をしていますし💘

「クマリ」で画像検索をすると、金の扇のような帽子をかぶったクマリが出てきたりもします👀本当に朱紗丸の帯の模様のような帽子が…。

愈史郎が崇拝している珠世はカトマンズの「クマリ」❓隠者として影から破壊神・鬼舞辻無惨の消滅を心から願う🙏🛕

👆「生き神クマリ」に宿るとされるシヴァの妃・ドゥルガー。とても美人。

クマリに選ばれる条件で最も重視されるものの一つが「健康」です💪
酔っ払いのやっちゃんに無惨が絡まれたときに「顔色が悪い」、「死にそう」などのワードでブチッとキレました(^^;)💦

特に血による穢れを忌避するため、初潮を迎えるか怪我での出血があると新しいクマリを探すことになるそうです。乳歯が抜けた際に出血し、クマリを引退した子もいるそうです✋ビックリ

見たままの形として出てきた「クマリ」が月彦の娘だとして、「クマリ」の本質が出ているキャラクターは陰から炭治郎を支える「珠世」であると思われます🌸🌸🌸

自傷行為によってクマリのタブーである「血の穢れ」を前面に出した間接的な攻撃をするのが珠世です🐏💡

そして愈史郎が珠世を崇拝している理由が、どうもネパールで一般的「生き神クマリ」の発祥とされる話と関係しているようですね👀

内容は「カトマンズ盆地の王が夜な夜なネパールの守護女神のタレジュとサイコロ遊びをしていました。継続の条件は「このサイコロ遊びは秘密にすること」でしたが、王の奥方が怪しんで覗いてしまいました⚂

そしてタレジュが怒って消えてしまうのですが、「再びタレジュに会い、王国の守護を欲するならばネワリの小さな少女に生まれ変わるからそこから探してね。」と言い残しました。

この女神崇拝・信仰が愈史郎の珠世に対する思慕と崇拝に繋がっているのではないかなと思います🙏✨✨

またこのクマリの地位ですがクマリは一人ではなく、ネパール各地にいます。特に首都カトマンズの館のクマリは国の命運を揺るがす予言をすると言われており、嘗ての国王も跪く神聖な存在なのだそう🛕✨

「予言・予知」が得意なのはギリシャ神話のガイヤである親方様・産屋敷輝哉でしたが、鬼舞辻を人間に戻す薬や老化させる薬を調合し、鬼殺隊の命運を握っていたのはある意味珠世でもあるかと思います🌸

あれ、親方様もある意味クマリの陰陽反転…❓

※女神タレジュはヒンドゥー教の女神ドゥルガーの化身。ややこしや😂💦

珠世様の性格は戦いの神・ドゥルガーではなく、優しく慈悲深いパールヴァティ🌸🐯🌸

クマリに宿るドゥルガーは戦いの神とされますが、珠世の性格は基本的に穏やかなので慈悲深いシヴァの最初の妃パールヴァティに近いです。

珠世を「逃れ者特定」をしたのは母親のパールヴァティを見初め妃にしようとして父親に殺されたアンダカの矢琶羽であり、珠世はやはりパールヴァティの要素が強いのでしょう。（鬼舞辻への殺意だけはドゥルガーであると思いますが🔥）

クマリは「平和の象徴」とされるので、恋のライバルには好戦的な愈史郎を窘めたり咎めたりする珠世は正に「平和の象徴」と言えるのではないでしょうか🕊✨✨

愈史郎と珠代の隠れ家はネパール地震で建造物が深刻な被害を受けた観光地「カトマンズ・ダルバール広場」🛕

👆煉瓦造りの世界遺産のダルバール広場。大きな建物はタレジュ寺院🛕

煉瓦作りの愈史郎と珠世の隠れ家はお洒落なヴィンテージ風の壁に囲まれています。その隠れ家は朱紗丸と矢琶羽の攻撃でボロボロに💦

これはカトマンズの煉瓦作りの美しい伝統的建築様式、そして2015年に甚大な被害が出たネパール地震を示唆していると思われます。ネパールでは近代的な耐震技術を取り入れておらず、この地震で死者は9000人近くにまで及びました。カトマンズの中心地では住居がひしめき狭い路地が多く救出作業も難しかったそうです。

特に世界遺産でもあるダルバール広場では多くの建築に被害が出ました。この「ダルバール広場」は推測ですが、「愈史郎と珠世の隠れ家」ではないかと思われます🏡

像の前で噓をつくと死ぬ⁈朱紗丸はダルバール広場にあるシヴァの化身・カーラバイラヴ像🛕

👆地元の人たちが祈りに来るカーラバイラヴ像。像の前で嘘をつくとすぐに死ぬと信じられている😨

インド編で「朱紗丸はヒンドゥー教・最高神シヴァ」と特定しました。しかし、より調査してみると朱紗丸はカトマンズにある「カーラバイラヴ像」がより正解に近いのだと思います。

まず、この「カーラバイラヴ」は恐怖と破壊の神・シヴァ神の化身とされ、ある意味ではシヴァであることには変わりはありません。

「十二鬼月」であると鬼舞辻に「噓」をつかれています。そしてネパール色が強いと思われる愈史郎と珠代の隠れ家で呪いの発動により絶命しています。

「カーラバイラヴ像」は像の前で嘘をつくと死ぬと信じられており、朱紗丸はシヴァ＝カーラバイラヴなのですが、「秘密」というチベット仏教の共存するネパールの土地柄、「秘密を破った」報いとして命を落とすことになってしまいました。（「国王がタレジュの秘密を守らなかったクマリの由来の話」も重ねてあると思います🛕）。

平野 稜二さんが描かれている外伝でも、朱紗丸は「鬼舞辻様と言っていない、水虫と言った」と「噓」をついています💡

カーラバイラヴ（＝シヴァ）は男性ですが、朱紗丸はシヴァの妃ドゥルガーの設定が濃いため女性です。多分。更にドゥルガーから生まれたとされる黒い殺戮の女神・カーリーの象徴として「黒いチューブトップ」を着ています。

そして愈史郎に崇拝されている珠世も「クマリ」であり、ドゥルガーが宿っているという…。炭治郎に暴力をふるう愈史郎を注意したときに四方八方に黒い影を飛ばしているので、きっと手がいっぱいあるドゥルガーを暗喩していますね✋✋✋✋✋✋✋✋

いやー、難しい😇
初見では神が重ねられすぎていて、思考回路が複雑骨折して大混乱でした（笑）あまりにも複雑すぎるので最後に絵でまとめます😇😇😇

珠代の隠れ家であるダルバール広場には旧宮廷ハヌマーンドガ。身内に殺された朱紗丸はネパール王族殺害事件を示唆？

矢琶羽は炭治郎に倒されましたが、朱紗丸は鬼の親玉であり身内でもある無惨に殺されました。これは恐らく2001年にカトマンズで起きたネパール王族殺害事件が基になっているのではないかと思われます。

結婚を許可してもらえない王太子が泥酔して晩餐会に出席していた国王含む親族に銃を乱射したクーデター疑惑の残る事件。一国を揺るがす凄惨なニュースなので記憶している方も多くいらしゃるかと思います。

事件についての詳細はここで省きますが、鼓屋敷の挿入で炭治郎が珠世に治療を受けているシーンに、長い包丁（モザイク気味笑）を握りしめながら鬼の形相で炭治郎を見つめている愈史郎の場面があります。一見恋愛感情故の激しい嫉妬に見えますが、これも身内からの殺意の現れとして描かれているのではないかと思われます🔪

愈史郎の鬼血術はスワヤンブナート仏塔の眼👁👁パートナー（珠世）の健康・長寿を祈る赤い粉の印「シンドゥール」との合成💘

👆スワヤンブナート寺院の仏塔。瑠璃色の目玉に額のチャクラは赤。

愈史郎の血鬼術は額に貼って使うことから、インド編でヒンドゥー教女性の「ビンディ」と呼ばれる額の印であり、「真実を見極める第三の目👁」であると考察しました。

こちらでは目玉のデザインについてですが、おそらくカトマンズのネパール最古の寺院、スワヤンブナートやネパール最大のチベット仏教の仏塔・ボダナート仏塔の仏様の「目玉模様」であると考えられます👁👁

そして愈史郎は珠世様命✨✨なので、インド編で考察した結婚相手の長寿と健康を願う赤い粉の印「シンドゥール」との合成で『赤い目玉模様』であると考えられます。何度書いても泣かせる愈史郎😢✨

👆カトマンズ・ボダナート仏塔も目玉が瑠璃色。無惨の妻「麗」の帽子にそっくり👀💡　そしてマイクラの村人さんみたいなご尊顔だ…。

ヒンドゥーの神設定があまりにも複雑なのでイラストにしました🎨🖼

今まで色々な神様の名前をGoogleで検索にかけると、既に日本のゲームに登場したりしていて既に名前や性格についてお詳しい方も結構いるのではないかと思います✨✨

しかし、私のように「世界史でシヴァは習った‼あとは知らん😇」の初心者🔰には、とてつもなくムズッ😂💦

アカン、どれもこれも初めて聞くわ😂😂😂💦
な方はまずはイラストでご確認を<(_ _)>
これでも伝え切れるかわかりませんが…🙏🙏🙏🙏🙏

私見ですが「チベット編」・「インド編」含めテーマが「神々の戦い」だったのに対し、この「ネパール編」では「習合」がテーマになっているようです。（多分…😇）

対極のテーマが一つのお話の中に埋め込まれているというのが、とても興味深いですし、吾峠先生がこれらのキーワードを糸を紡ぐように一つの物語にするために如何に構成を練られているか…。

あまりの妙技に鳥肌も立ちますし、感嘆のため息さえ出てしまいます。
スゴスギル神じゃないの✋💦

余談ですが、ペイズリー柄の月彦の服はじっと眺めていると、なんだかサンスクリット語の組み合わせにも見えてきますね💡

浅草は謎めいた幾何学模様ののぼりもアニメで出ていますし、ヒンドゥー教とチベット仏教の掛け合わせを随所随所に感じられます👀✨✨

さてさて、次回は声優さんのお名前解読です🎤🎶
ちゃんとインド・ネパールのテーマに沿っていました‼
（今までの声優さん暗号解読最大のボリュームの予感😂）