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ペアローン、ひとくちに「事実婚」と言っても(2022/3追記)

マンションを購入したため、ペアローンを組むことになりました。
当初から事実婚であることはディベロッパーの営業の方には伝えていたのですが、その際に銀行によっては審査が下りない、もしくは法律婚と比較して金利が悪くなる可能性があると言われていました。
そして先日、2つの銀行の相談会に参加してきたので簡単にまとめます。
その後ディベロッパーの契約担当の方にもいろいろ聞いたのですが、やっぱり銀行によってまちまちのようで、自分たちの現状をお伝えした上で個別に相談するしかなさそうでした。今回、相談したのは下記二つの銀行です。

あくまでもこの情報は2021/12/1時点であること、個別相談の際にお聞きした内容のため最新・正確な情報は直接銀行にお問い合わせください!
(ちなみに担当者が代打で来ていたり慣れてなかったりすると、情報があやふやだったりする様子)

①auじぶん銀行(ペアローン)

・「入籍」がペアローンの条件にならないため事実婚でも可能
・ただし「入籍の予定がある(=婚約者)」ことが求められるため、住民票が「妻/夫(未届)」ではNG。「同居人」であることが必要

※公式サイトでは「後日入籍を証する書面のご提出をお願いする場合があります」との記載があります。対応いただいた方曰く、同棲カップルでも審査通るので大丈夫ですよ、とは言われましたが…
※余談:同性パートナーのペアローンもOK

②住信SBIネット銀行(ペアローン)

・基本的には「入籍」がペアローンの条件となる
・「婚約者」とのペアローンになる場合は原則借入実行前に入籍が必要

※対応いただいた方からは、住民票が「妻/夫(未届)」であればそれを元に確認をしてみます、と言われています。サイト見た感じは厳しいかも…
※余談:同性パートナーのペアローンOK

上記銀行のほか、お試しでARUHI(フラット35/連帯債務型借入)、イオン銀行(ペアローン)にも審査を掛けていたのですがここは仮審査通過しました。
また、メガバンクで言うと、今のところ三井住友銀行は2020年2月にプレスリリースを出しており、事実婚や同性パートナーの連帯債務型借入の対応を開始しています。

これから仮審査→本審査のため、審査通過したらまたこの記事を更新します!

どの銀行の方も「まだまだ銀行は古くて…だんだん変わっていくと思うんですけどね…」とお話しされていました。
今時理解も進んでいるし大丈夫だろう!と甘く見ていましたが、意外とまだまだだったようです。事実婚でペアローンを検討している方は要注意かも。

この相談会で感じたのは、世の中では事実婚自体が法律婚に相当・類似すると見なされるようになったのではなく、事実婚の状態=婚約と近しい→婚約であればいずれ法律婚をするだろうじゃあ法律婚をする前権利を認めてもいいだろうという考えがベースになっていること。あくまでも行き着く先は法律婚なんですよね。
同性パートナーのペアローンが認められてきていることを踏まえると、同性同士のパートナーは(法律)婚がないから仕組みを作るが、異性同士のパートナーは(法律)婚があるから、入籍してくださいっていうことなんだろうなあ。しくしく…

【後日談】2021/12/24追記

結局、住信SBIネット銀行は事実婚ではNG(審査自体は通過したが入籍という条件を外すことができなかった)だったため、auじぶん銀行に決める予定です。
ディベロッパーの方の情報によると、auじぶん銀行の他、イオン銀行と三井住友銀行が事実婚でもペアローン対応可能とのことでした。
団体信用生命保険(団信)の面から住信SBIネット銀行のメリットが大きかったため、悔やまれる結果となりました。でもauじぶん銀行があってよかった…
ただし補足をすると、前段記事でも記載したようにあくまでもauじぶん銀行は(入籍を前提とした)「婚約」状態が前提
入籍をする予定であるが物件引渡よりも後になる状況だということを銀行に説明するんです。
そのため、世帯が同一である場合には住民票の続柄の記載も、「妻/夫(未届)」ではなく、「同居人」である必要があります。
※ただし物件引渡の後に入籍状況の確認が入ることはない
だから、正確には「事実婚でもペアローンが組める」という訳ではないんですよね…

【後日談】2022/3/1追記

結局新たに検討をしたところ、千葉銀行(事実婚可能。公正証書の謄本が必要)、富山第一銀行(婚約者同士。実行までの入籍条件あり)、北陸銀行(婚約者同士。実行までの入籍条件なし)もペアローンが組めそうでした。意外と多い!
※千葉銀行は聞き齧っただけで審査は出していません。富山第一銀行と北陸銀行は2022年7月時点での私たちの場合の情報です。

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