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20,02,18。led zeppelin71年。

71年は春から夏に向けて英国&ヨーロッパツアーからスタートです。

この時期のセットリストは70年後半からの流れでショウの途中にアコースティック曲を2~3曲演奏するようになりライブに緩急と幅が出てくるようになっています。

11月に発売になる4枚目のアルバムからの曲が既に披露されており、71年序盤のステージでのBlack DogやStairway to Heavenは喉を傷めてしまう前のRobert Plantによるオフィシャル同様のハイトーンボーカルが強烈です。

71年物と言えばアナログ時代から日本公演と並んで有名だったBBCによるin concertが4月に収録されています。

69年にも数回BBCセッションが収録されていますがin concertはほぼ当時のライブのセットリストをスタジオライブで収録した物になっており、演奏こそ公式収録時特有の「おすましzeppelin」ですが高音質で収録された71年物という事で大人気ブートでのちにオフィシャル発売もされました。

7月には初めてとなるイタリア公演がありましたがライブ序盤に興奮した観客と警備隊(!)との間でトラブルが発生し、結果的に催涙弾が飛び交う大暴動となってしまいます。

後にバンド側から「イタリアでは二度と演奏しない!」とコメントされる原因にもなったライブですが、劣悪な音質で3曲だけ残されている音源を聞くと演奏自体は気合が入ったものだっただけに残念です。

8月の短い北米ツアーの後にいよいよ初来日となるのですが71,72の来日に関しては別枠で詳しく書こうと思っていますので後半のUKツアーまで話を勧めます。

日本公演以降アコースティックセットが少し追加されて新曲の演奏もこなれたライブなのですがいかんせん現存する音源が少ないうえに音質的にも聞きやすいものに恵まれていません。

現在では日本公演は全公演聞く事が出来るうえ、その演奏もzeppelinのライブ史に残る名演であるため71年の音源というとBBC以外はかなりマニア向けと言わざるを得ません。

音域的に全盛期であったと思われる絶好調のRobertが堪能できる71年序盤の音源が高音質で発掘されたりすると嬉しいのですがたぶん無理でしょう。

今回のリンクは71年序盤のBelfast公演です。オープニングで演奏より周囲の客の話声のほうが鮮明に聞こえたりする「いかにもブート」的な音ですが我慢して序盤だけでも耳を傾けていただければ71年当時のRobertによる最強のハイトーンを聞く事が出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=zmTcw9G5Rb4

次回は71年初来日公演について詳しく書いてみようと思いますので目にされた方に楽しんでいただければ幸いです。

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