![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30377903/rectangle_large_type_2_3ad81f20428d95db0ace7541b9669e4f.jpg?width=800)
20,07,14。私の愛したアルバム⑱
30代になってからJaco Pastoriusにのめり込み、活動時期の短さからさほど多くはない関係作品を片っ端から聞きまくるうちに出会った一枚が今回ご紹介するアルバムです。
Joni Mitchell「Mingus」
1. 「Happy Birthday 1975」(Rap)
2. 「God Must Be A Boogie Man」
3. 「Funeral」(Rap)
4. 「A Chair in the Sky」
5. 「The Wolf that Lives in Lindsey」
6. 「I's A Muggin」(Rap)
7. 「Sweet Sucker Dance」
8. 「Coin in the Pocket」(Rap)
9. 「The Dry Cleaner from Des Moines」
10. 「Lucky」(Rap)
11. 「Goodbye Pork Pie Hat」
女性シンガーソングライターのレジェンドJoni Mitchellの79年発表の作品で彼女がクロスオーバー系アーティストと共演していた時期の一枚です。
Jaco Pastoriusが参加したアルバムは三作あり、すべて聞きましたが本作が自分にはジャストフィットでした。
もともとはジャズ界の巨匠Charles Mingusとの共演になる予定でしたがMingusの体調等の問題から(アルバムの完成を待たずMingusは亡くなっています)クロスオーバー系の若いアーティスト達との共演になったアルバムで、上記のクレジットに(Rap)と付いている物は曲では無く当時収録されたであろうMingusの肉声等となっています。
Joni Mitchellのこの時期のライブはShadows and Lightとして映像化もされており、当時のライブツアーに参加しているメンバーが全員若かりし日のビッグネーム揃いな事で有名です。
本作でもそんな才気あふれるアーティスト達を従えての魅力あふれる歌声は魅力たっぷり。
もともとはJaco Pastoriusのシンガーとの共演作での最高傑作との触れ込みにベースの研究の為に聞き始めたのですが、愁いを帯びた曲の多い本作でのJoni Mitchell歌声にすっかり魅せられてしまい肝心のJacoのベースを聞き取る事を忘れるほどでした。
youtubeに版権的に問題の無さそうな動画がUPされていましたのでリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ExbC-JmccGA
オープニングのRapに続く一曲目のGod Must Be A Boogie Manですが少し癖の強いタイム感のギターにJaco先生以外のベーシストがプレイしたら間違いなく怒られる奔放なベースと言う演奏にも関わらず優雅さすら感じる彼女のボーカルは素晴らしいの一言に尽きます。
キャリアの長いアーティスト故、本作をきっかけにすべての作品を聞き込むまではいきませんでしたが強く印象に残る一枚として忘れられないアルバムとなっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?