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大腸がんの話。こんにちはストーマ。

大腸がん手術時の縫合不全疑いから3ヶ月ほどお世話になった人工肛門。

人工肛門には自分が体験した「小腸の末端を体外に出す」小腸ストーマと
「大腸の末端を体外に出す」大腸ストーマ、他に膀胱を摘出された方の人工膀胱と呼ばれる処置があり、こちらは膀胱につながる尿路を体の外に出すので尿路ストーマと称され、人工肛門と人工膀胱をひとまとめにストーマと呼びストーマをつけている人をオストメイトと称します。

ストーマは通常体外に露出させた腸の一部や尿路の一部に使い捨ての袋(自分の入院した病院ではパウチと称していました)を装着します。

ストーマ用品には健康保険が未適用なので費用が馬鹿になりません。
今回のタイトルバック画像は当時自分が使っていたパウチですが3~4日使えるとはいえひとつ1,000円少々でしたから月換算すると結構な出費です。

コミック「腸よ鼻よ」で島袋全優さんも書いていますがパウチ以外にもストーマには必需グッズが結構あり、自分の場合初回に関しては病院出入りの業者さんを紹介していただきスターターキット的な物を無料で頂きましたが、ほぼ全てが消耗品なので結構な頻度で注文する事になります。

ちなみに注文に関してはネットショッピング可能で自分の使っていた所はpaypalにも対応していましたからその点に関しては便利です。

自分のように一定の期間でストーマを撤去しない永久ストーマの方は申請する事で障害者手帳の給付を受けられますがストーマがひとつ付いているだけだと等級は一番下な為、用品の割引や税金で多少控除が認められる程度なのでケアとしてはまだまだ不十分と言えるでしょう。

パウチには窓状の部分があり、かなり強力な接着部が付いています。露出した腸の一部にかぶせるようにパウチを装着するのですが、自分が使用していた3ヶ月ほどの間、接着部が外れた事は一度もありませんでした。昔は今のように発達したパウチが無かったので排泄物を貯める袋の扱いが大変だったとストーマ担当の看護士さんから聞いています。

パウチの中身の廃棄は使っているうちに通常の公衆トイレで済ませる事が出来るようになりますが、出先で急に交換する必要に見舞われた時などはオストメイト対応トイレだと苦労が少なくて済みます。

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このマークの公衆トイレにはオストメイト要の設備がありパウチの交換等が楽に出来るように設計されています。最近は公共施設や公園などでよく見かけるほど普及してきているようなのは良い事だと思います。

自分のストーマ経験談、印象に残る事が豊富でしたから数回に分けてUP出来ると思います。何かの拍子で目に付いた方の参考にしていただければ幸いです。

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