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23,04,27。個人配送業の過酷さ①

気温こそ夏日とまではいかないものの好天の木曜日でした。

毎月最終週は作業的に楽なエリアが続くのですが今月も例に漏れる事無く
楽勝な作業が続いています。4月最終出向日となる明日も同様の天気&作業なので気分は早くも週末の連休&来週後半のゴールデンウイークに向けて
弛緩気味なのでつまらぬミスの無いよう注意が必要かもしれません。

そんな今日のネタは先日報道された「指先が道端に落ちていてビックリ」事件に関する話です。

この事件、結局指の落とし主は配送業者で仕事中にスライドドアに指を挟み切断した物と分かり一件落着でしたが「指先が道端に落ちていてビックリ」だった事よりも指先を切断してしまった本人が配送を優先し治療する事無く作業を続けた事がビックリだったのではないでしょうか。

現在の職種に携わるようになって20年になりますがその前に自分が長く携わっていたのが個人事業者としての軽配送業務でした。

始めたのがバブルの末期で年齢的には20代後半。当時は現在の様なネットショッピング業界はありませんでしたから運ぶ物は印刷関係の小規模配送物。
景気の良い時代でしたから印刷に関係する版下や原稿と言った物から小規模の印刷物の運送だけでも十分しのぎになる時代で軽自動車を使用しての個人事業のはしりと言っても良いかもしれません。

やがて印刷業界の景気に陰りが出始めた事と同じような個人事業者の増加で印刷業界から食品関係のルート配送へと移行し、最終的に個人事業を廃業し引っ越し業界からの現在の職へと移っていく事になるのですが、軽配送業の末期に既に現在の宅配業界が抱える問題が始まっていました。

何しろ1件当たりの単価が安く、より多くの件数をこなす必要がある為に
終日走り回る羽目になります。おまけに配送業務は現場をまわる以外に積み荷の仕分けやら積み込みに加え配送後の伝票処理などもある為に拘束時間が「早朝から深夜まで」となりがちな上におちおち休憩を取る余裕も極小。

自分が携わった頃でも既にそんな状況でしたからネットショッピングの隆盛とコロナの影響で個人向けの宅配業務が急増している現在、ドライバーへの負担がどれほどになっているか想像するだけでも軽く背筋が凍ります。

現在の個人配送業の過酷さについてはまだまだ書けるので数回に分けてUPしてみようと思います。

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