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24,02,25。調整完了。

3連休最終日にして雨の日曜日です。

昨日のうちに買い物は済ませておいたので今日は外に出る必要は無し。朝寝をたっぷりと堪能した後、連休中最後のイベントとしてメリダちゃんの調整を完了させる事に。

放置かネックの材質かギターのクオリティの問題かはたまたその全てが原因なのかは不明ですがローフレットにバズが出るようになってしまった通常のクラシックギターのメリダちゃん。

練習のメインは超安定のヤマハサイレントギターなのでさほど手に取る機会は無いのですが手持ちのギターに不具合が残ったままと言うのは精神衛生上よろしくありません。3連休中にじっくり手入れしてやるつもりで交換用のブリッジ駒を用意しておいたので最終日の今日調整を完了させる事に。

メリダちゃんに合わせて厚みが薄めの駒を用意したのですが問題が発覚。
メリダちゃんに合わせる為にはさらに厚みを薄くしてやる必要がある上に弾きやすさを考慮すると新品駒の高さをかなり削らないとなりません。

用意した駒の材質は「ニューボーン」と言われる象牙の代替品なのですが、これが予想外に削りにくい。厚みの調整はそれほどでも無いのですが高さの調整には相当苦労させられそうな塩梅。そこで手持ちの駒の中からエボニー製の物を使用する事に変更。エボニーも固い素材ではありますがニューボーンよりはだいぶ削りやすいであろうとの判断でした。

ブリッジで弦高をかさ上げできるのでナットに挟んだシムを取っ払い、現在かなり低めにセットしてある弦高を+1mm少々を狙って削り開始。削り過ぎると一発アウトと言うのがエレクトリックのブリッジ調整に比べてだいぶ面倒ですが仕方ありません。

慎重に削りを進め、時折セットして具合を見つつを繰り返し、おそらくこれ以上下げるとバズが出るであろう所まで追い込む事に成功。予想通りハイポジションの弦高は1mm少々上がってしまいましたが、ナットの高さはそのままなのでローポジションの弾き心地には変化が無くハイポジションも元々低めだったのでさほど違和感は感じません。

無事調整は完了しましたがネック自体の状態がこのまま安定してくれるのかさらに逆ぞりが進行してしまうのかは何とも言えません。おそらく生音楽器故にトラスロッドを入れると音質に変化が…と言うのがクラシックギターに基本トラスロッドが入っていない理由なのだと思いますが、調整の利便性を考えると廉価な物にこそトラスロッドは必要なのではないかと思います。

このままメリダちゃんのネックが安定してくれる事を願わずにはいられない日曜日なのでありました。

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