大腸がんの話。ストーマ撤去へ。

定期検診時の大腸カメラで縫合部に問題がない事を確認。いよいよストーマ撤去手術での再入院日程か決まりました。

この時もモニターを見ていたのですが、しばらく使っていなかった大腸壁にいくつもぶら下がっている物があってビックリ。

一瞬腫瘍が再発&大量発生かと思いましたが「これは使われない間に剥離しかかってる腸壁です」と聞いて一安心。手術後の最初の排泄時にこの時見かけた腸壁の残骸らしき白い塊は初仕事として排泄することになります。

入院日が9月8日と決まり、手術内容を簡単に説明していただきました。
へその横から顔を出している梅干し君の前後を切除してつなぎ合わせてお腹に戻すという案外簡単そうな手術内容でしたし、手術時間も一時間前後と聞いたので前回の入院よりもだいぶ気が楽になりました。

何事も油断は禁物です。大体において物事は「楽勝!」と楽観しているときほど手痛い思いをするもの。

このストーマ撤去手術時にも自分の体質が災いして予想とは違う形の思わぬ苦労をすることになります。ちなみに自分が苦労するかもしれないと思っていたのはストーマ撤去後の排便障害に関してでした。

ストーマに関して色々検索していると撤去後に排便コントロールがうまくいかずに苦労された方の話が出てくることがあり、自分も久しぶりとなるお尻からの排泄に一抹の不安を感じていました。

のちに担当医から排便障害は直腸がん手術時の仮設大腸ストーマ撤去時のほうが多く、小腸ストーマ撤去の自分はあらかじめ覚悟をしておく必要はさほど必要ではないと説明されてさらに一安心。

入院期間も前回よりも短く予定では一週間前後。前回の入院時の「もしかしたら家に帰ることは二度とないかもしれないな…」という精神状態からすると比べ物にならない初体験イベント感覚です。

楽勝気分に軽くバチでも当たったのでしょうか。
本来楽だったはずのストーマ撤去手術での入院生活は決して楽なものではありませんでした。






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