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思考力の高め方

易者の高橋南北です。
今回は目標の達成や理想の実現など、人生を良くするために欠かせない
『思考力』の高め方についてお話したいと思います。

『思考力』の出力が弱いと、枝葉末節的な思考に陥ってしまいます。
思考力を高めることによって、目標達成・理想の実現が可能となります。

今回はその人生を良くするための「思考力の高め方」についてお話します。


「思考力の高め方」思考には三つの種類がある 


思考力とは言っても①思索②想像③思考の3つの種類があります。

「思索」は理論的な思考で、批判したり、疑う力を持ちます。相手の欠点をついたり粗さがしをしたり、戦略を巡らせることも思索の要素であり、アイデアを出すことも思索にあたります。

「想像」イメージすることで、語源のラテン語には「ココロに絵を描く」という意味があります。想像とは想い、思索を言語とともにイメージすることです。言語を抽象的に映像化するともいえます。スーパースターになって空を飛ぶ等、何でもなれます。

「思考」とは文字通り思い考えることです。過去の意識、経験、体験を基にして思考します。

思考の一番の役割は判断です。言ってみれば船の舵(かじ)のようなものです。思考がめちゃくちゃだと、どれだけイケメンで大金持ちでもいずれ挫折するでしょう。

「思考」はあくまで現在形です。過去の記憶は潜在意識にあり、未来は想像の中にあります。

以上3つを総合して、思考力です


では、思考力にはどのような特徴があるのかざっくり見てみましょう。

「思考力の高め方」思考力の特徴 

  • 思考力はそれ単体では意味を成しません。

  • 過去の記憶を基に思考しますので、例えるなら潜在意識は土のようなもので、思考はその土から育つ木のようなものです。

  • 思考は潜在意識の奴隷であり、影響を受け続けます。

  • 過去の記憶から来る潜在意識を自発的にコントロールすることはできませんが、思考は我々がコントロールすることが可能です。

  • 思考は人生の舵(かじ)取りのようなものですから、良い人生を送るためにはコントロールをする必要があります。

以上が思考力の特徴です。
そして思考をコントロールするためには、まず潜在意識をコントロールする必要がありますが、そう簡単にはいきません。

まずは、潜在意識とは何かをお話します。

「思考力の高め方」潜在意識とは 


潜在意識は我々の生命活動を大部分を担っています。ホルモンの分泌を促したり、自律神経を働かせたりと生体維持活動を行っています。


そして潜在意識は「生まれてから死ぬまでの全ての瞬間を記憶」しています。
これはどんなスーパーコンピューターでも歯が立たない性能です。


なぜその記憶を思い出すことが出来ないかといいいますと、顕在意識の出力が弱いからであります。そしてその出力こそ思考力です。学校の勉強、特に受験勉強は思考のトレーニングですね。

思考力を高めるには、その土壌となる潜在意識を整える必要があります。そもそも、潜在意識は過去の記憶なので変える事はできません。潜在意識の健全化の方法は非常に単純です。

『土づくり』
"下農は雑草をつくり|中農は作物をつくり|上農は土をつくる"

-「東井義雄一日一言」致知出版社|頁124-

これは私の私淑する東井義雄(とういよしお)先生のお言葉ですが、本当に
思考力の土壌である潜在意識を整えることが重要です。


まず、無駄な情報に目を向けないことです。例えばテレビ、タクシー、電車広告などをできるだけ排除することです。

何度も表示される広告、それらは全て潜在意識マーケティングであります。現代人は一日に100~200の広告を刷り込まれているといわれていますから、まずは無駄な情報が無意識に飛び込ませないようにすることですね。

つまり、悪いものを摂取せず良いものを取り入れていく意識が大切です。

そしてもう一つ。潜在意識は新しい感情に出会うことを好みます。美しい景色にふれたり、新しい挑戦をしたり、素晴らしい書籍に出会うなど、そういったものに目を向けることが肝要です。

つまり、過去はどうすることも出来ませんが、新しい感情思考によって書き換えできるのです。

「思考力の高め方」断片思考 


「あー!あの人の名前なんだっけ!?」となることはありませんか?
潜在意識にあるはずの全ての記憶を
思い出すことが出来ないのは、思考の出力が弱いからです。


思考の出力の高め方の一つとして、断片思考というテクニックがあります。思考の出力とは、記憶を呼び起こすということで、物覚えの良い人はその出力が強いのです。

断片思考とは、覚えたい事と強い感情を結び付けるテクニックです。、例えば誰かの名前を覚える際に、その方の名前に身体的特徴やあだ名などを結びつけることによって、思い出しやすい要素から芋づる式に記憶を引っ張り出すようなイメージです。

つまり、断片的な印象を持つことによって思考の出力を高めることができるのです。

「思考力の高め方」放射的思考 


放射的思考

そして、図に表したように
人間の思考には放射的・直線的に行われるという性質があります。
思考力の高くない人はこの性質を理解できていない場合が多いですね。

思考の悪い使い方とは、物事を全体的に捉えて、浅く考えてしまうことです。この使い方はそもそも思考の性質には合いません。
一つの思考対象に対して直線的に考えて
放射的に根をおろしていくことが正しい使い方です。

そして、一つ一つの思考に結論を持つのです。
このようにして空中を雲散霧消している思考判断できない(妄想、空想、雑念、妄念)を排除することによって思考力は本領発揮となり、思考力は高まるのです。

まとめ

顕在意識である思考は、潜在意識にある記憶から出てくるものであり、いわば潜在意識は土であり、思考はその土から育つ木のようなものです。

ですから、思考を健全化するためにはその土壌となる潜在意識を健全化することが必要ですね。
潜在意識は生まれてから死ぬまでの全ての瞬間を記憶していますから、潜在意識を変えることはできません。

ではどうするのかと申しますと
①無駄な情報を飛び込ませない
②悪い情報を塗り替える
以上の二つが重要になります。

潜在意識を健全化した後、実際に思考力を高めるには、
思考の性質にあった使い方である、
断片思考放射的思考を理解し実践することが重要になります。

このようにして、人生を良くするための
『思考力』を高めることができるのです。


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