火の玉

きみをはじめて抱きしめたとき
火の玉にふれてるようだった
燃えさかる炎が轟々と
きみの体を包んでた

きみを何度も抱きしめるたび
太陽にふれてるようだった
赤い光が煌々と
きみの体に宿ってた

きみを最後に抱きしめたとき
私だけが熱かった
移りはしないと分かっていても
熱をわけずにいられなかった




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