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「死ぬことが、少し怖くなくなった」という9歳児。その理由が、切なかった話

先日、娘(9)と一緒に、学校に持って行く軍手を探していた。たまたま手に取った軍手は、滑り止めのブツブツがついている。「これは、集合体恐怖症の人は、イヤかもね」。私が半分冗談で言うと、娘が、「ママって、claustrophobiaだよね」と聞いてきた。

娘は、6歳から8歳までニューヨークにいたので、時々、「え?」という英語を使ってくる。

「だって、狭い部屋はきらいでしょ?」

claustrophobiaは、閉所恐怖症のこと。私は、自分が閉所恐怖症だということを、最近になって初めて知った。酵素風呂で、あまりの息苦しさに飛び起きて、その後、やっぱり閉所恐怖症だ、と自覚することが、何度かあった。

娘に聞いてみた。「あなたは、恐怖症はないよね?よかったね」

娘「でも、前はdieすることが、怖かった」。

私「へーー!そうだったんだ!でも、今は怖くないの?」

娘「怖いけど、ちょっとマシ」

私「どうしてマシになったの?」

娘「だって、dieするってことは、他の人がdieするのを見なくてすむってことでしょ?」

あぁ。こんなことを言う娘を置いてdieすると思うと、私が悲しい。

ブルーボトルカフェより





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