【イベントレポ】出所者が再チャレンジできる社会について
言葉のプロデューサーなまず美紀です。
本日は、イベントレポ(メモ)です。
『日本駆け込み寺』(代表:玄秀盛さん)の20周年連続企画、東京第2回がありました。
『日本駆け込み寺』は、歌舞伎町で、DV、借金、自殺…など、あらゆる相談を引き受けています。
出所者がやり直しできる社会づくりを
今回のイベントは、来賓の方々が多かった前回とは違い、カジュアルな雰囲気で。テーマは「出所者」「人生のやり直し」。
玄さんのもとには、出所者からも、多くの相談の手紙が届くそうです。玄さん曰わく、「被害者も加害者も支援が必要。善と悪も、被害者と加害者も、対立ではない。加害者であっても、再チャレンジ、生き直しができる社会づくりをしたい」と。
実際に玄さんは、『一般社団法人再チャレンジ支援機構』を設立したほか、出所者が仕事に就き、再スタートの一歩となる場『新宿駆け込み餃子』もつくっています。
玄さんは、以上のよう理念や活動の話の後、会場にいた出所者の方を壇上に招きました。
この男性は、4日前に、9年間の刑務所生活から出てきたばかりとか。服役中の気持ち、今の気持ち。将来の希望などを語ってくださいました。当事者のお話を聞く機会は、とても貴重でした。
文字と言葉のパフォーマンス
その後は、書家・高野こうじさんが登場。
「希望する字を書きます」ということで、即興でパフォーマンス。会場から挙手のあった参加者のお話を聞きながら、色紙に力強い文字が書かれていきます。
希望のあった、「友」「希」「夢」などに、素敵な言葉を添えて。
歌舞伎町・沖縄・三重・・・広がるつながり
最後に、天野将典さんと、矢澤祐史さんが登場。
天野さんは…。「次の世代の駆け込み寺を引っ張っていく人」です。
壇上では、「玄さんの流派はマネできない。僕は、相談者と一緒に落ち着く場所を探っていきたい」とおっしゃっていました。
矢澤祐史さんは、沖縄well-being 推進協議会(PCW沖縄)副理事長(発起人/プロデューサー)など、複数の肩書きを持ち、全国を飛び回っている方。「Power to the Prisoners!」代表として、出所者が生きがいを持って生き抜くことも応援していらっしゃいます。
私が住んでいたニューヨークでも、よく耳にしていたwell-beingという言葉。
矢澤さんは、WHOの「心身ともに健康で良好な人間関係があれば、人は幸せ」という表現を引き合いに、「モラルの問題を起こす人は、人と繋がれず、自分を見捨てている人。well-beingは、マイナスにいる(孤独にいる)人をゼロからプラスにすることもできるし、すでにプラスにいる人は、さらなるパフォーマンスアップにつなげることができる」とわかりやすく説明してくださいました。
天野さんと矢澤さんは同世代。今後、「より良い日本社会を作っていく」という共通の志をベースに、連携していかれるとのこと。
最後に、三重県議会議員の川口円さんより、『日本駆け込み寺』の三重版の実現に向けて、お話がありました。
日本駆け込み寺は、今年も広がりの年になりそうです✨。
次回の「20周年企画イベント」は、7月23日(土)の予定です。皆さんで、歌舞伎町パトロールをすることになるかも!?詳細は、『日本駆け込み寺』のHPでご確認ください。
ちなみに、同じ7月23日(土)に沖縄にて、矢澤さんの沖縄well-being推進協議会主催のイベント「10年後の沖縄の未来を考える」も開催されるので、ご紹介。かつて私もインタビューした前野隆司教授(幸福学)、プロデューサーの川原卓巳さんなど、多様な方が登壇されるようです。
以上、レポートでした!
お会いした皆さま、ありがとうございました。
おまけ:
今日のイベントには、私の友人たちも参加してくれました。
💎先日、私の「思考整理セッション」を受けてくれた、千晃さん。
私と玄さんの動画を見て、「玄さんに会いたい」と関西から駆けつけてくれました。
千晃さんは先日の私とのセッションでも、置き去りにした「夢」に向かって進む、その決意を固めることができたのですが、なんと、高野さんから「夢」の文字をいただくことができたのです。
💎SNS友達の温子さん。私もお会いするのは初めて。
私のイベント告知を見て、「テーマに興味がある」と、参加してくださいました。
お二人とも喜んでくださり、嬉しい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます✨💕