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日穏公演「月虹の宿」:大切な人みんな連れて行って号泣したいと思った演劇


今日は不思議な日だった。
家から往復1時間の恵比寿へ、3往復。

1回目は、仕事がらみ。
2回目は、娘の習い事。
そのタイミングで、友人から「恵比寿でオススメのお芝居が!」と連絡が入る。

結局、3往復目になるわけだけれど、なんとなく「行く」と思った。

日穏-bion-第15回公演
「月虹の宿-げっこうのやど-」
出  演:
柴田理恵、内浦純一、岩瀬顕子、剣持直明、
中島愛子、伊原農、清水ひとみ、小林大輔、種村 愛、たんじだいご

最前列の席に座らせていただく。友人いわく「本当にうまい役者は、呼吸が見事だから」。

まずみんなキャラが際立っていて、始まってすぐに「みんな好き」と思える。「近くで冷静に演技を見るぞ!」と思っていたのに、すっかり引き込まれてしまう。
そしてケラケラ笑って、「この笑い好き」と思ったあと、急にドーンと悲しくなって、ただただ泣く。

テーマは、

命の選択。
死に方の選択。
いや、生き方の選択。
命は誰のものか。
親、姉弟、子ども。

頭が痛くなるほど切なくて悲しくて、時々キャラの温かさに救われながらも、やっぱり泣く。

偶然だけれど、私は明日、誕生日を迎える。

生まれて、死ね。

このテーマは、私の誕生日イブへのプレゼントだと思った。

勧めてくれた友人の澤井ネネちゃんは、かつて岩瀬顕子さん(脚本・出演)、たんじだいごさん(演出・出演)と同じ劇団に所属していたそうです。
ネネちゃん、ありがとう✨

帰り道、涙を拭きながら、「一人で観に行ってよかった」と思った。

同時に、「大切な人をみんな連れて来て、一緒に観て、一緒に号泣したら、気持ち良いだろうな」と思った。
そして、大切にしてくれるみんなに、「ありがとう」と伝えたいと思った。

親がいる人、姉弟がいる人、子どもがいる人、大切な人がいる人、いつか死ぬ人、みんな絶対観たらいいと思う‼︎

日穏-bion-
「月虹の宿-げっこうのやど-」

東京:2022年8月5日~14日 シアターアルファ東京
宇都宮:2022年8月19日~20日 栃木県総合文化センターサブホール
富山:2022年8月25日~27日 富山県民小劇場ORBIS


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