日穏公演「月虹の宿」:大切な人みんな連れて行って号泣したいと思った演劇
今日は不思議な日だった。
家から往復1時間の恵比寿へ、3往復。
1回目は、仕事がらみ。
2回目は、娘の習い事。
そのタイミングで、友人から「恵比寿でオススメのお芝居が!」と連絡が入る。
結局、3往復目になるわけだけれど、なんとなく「行く」と思った。
最前列の席に座らせていただく。友人いわく「本当にうまい役者は、呼吸が見事だから」。
まずみんなキャラが際立っていて、始まってすぐに「みんな好き」と思える。「近くで冷静に演技を見るぞ!」と思っていたのに、すっかり引き込まれてしまう。
そしてケラケラ笑って、「この笑い好き」と思ったあと、急にドーンと悲しくなって、ただただ泣く。
テーマは、
命の選択。
死に方の選択。
いや、生き方の選択。
命は誰のものか。
親、姉弟、子ども。
頭が痛くなるほど切なくて悲しくて、時々キャラの温かさに救われながらも、やっぱり泣く。
偶然だけれど、私は明日、誕生日を迎える。
生まれて、死ね。
このテーマは、私の誕生日イブへのプレゼントだと思った。
帰り道、涙を拭きながら、「一人で観に行ってよかった」と思った。
同時に、「大切な人をみんな連れて来て、一緒に観て、一緒に号泣したら、気持ち良いだろうな」と思った。
そして、大切にしてくれるみんなに、「ありがとう」と伝えたいと思った。
親がいる人、姉弟がいる人、子どもがいる人、大切な人がいる人、いつか死ぬ人、みんな絶対観たらいいと思う‼︎
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