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詩『純粋、時間』『生命体系』

『純粋、時間』

 大きく振りかぶって

 打ち下ろす

 閃光

 とび散る煌めき、歪ひずみ、蝸牛の秒針、廻る灯籠、ちりぬるを

 知床の流氷

 白神の山々

 それより、もっと自然。




 『生命体系』

 命の滴る

 鉤爪を食い込ませて

 空高く誘われる。

 その光景にあっけにとられ

 空を見上げる私、それを捉える視線、一閃


 そうしてまもなく、私も体系の一部だったのだと知る


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