見出し画像

我欲を捨てる(個性の正しい置き所)

個性の出し方について
昔読んだ本に
興味深いことが書いてありました

・武道でも
職人技術にしても

何世代前までの
師弟関係がハッキリしていた時代

弟子は
とにもかくにも

師の真似事をする

完璧なコピーを目指す

そうすると何が起きるか

どう頑張っても
100%のコピーは不可能だと
気付く

例えば
98%だったとすると

残りの2%が
弟子の個性となる

なぜなら
同じ人間ではないのだから

・実に
面白い着眼点だなと思いました

我欲を捨て
極限まで模倣することで

逆説的に
個性が生まれる

最初から
個性だ個性だと騒いだとて

そこには
技術も伴っていなければ
個性も生まれない

・我欲を捨てる

そう単純なことではないけれど

むしろ

そう単純なことではないからこそ

我欲を捨てられることも
また個性となる

・かの有名なビートルズ
彼らもこう言っていたそうです

要約すれば
“僕らはパクリの天才だ”と

・我欲を捨てることは
必ずしも悪しにならない

ほんの数%の個性要素が
そこにブレンドされさえすれば
それこそが個性なのだと

胸を張って
言っていいのかもしれない

いやむしろ
大抵の人々がそう言っている

・我欲は
むしろ捨てるべき
個性を出す必要などない

捨てれば
捨てた分だけ身軽になるし

他者との境界線がむしろ
ハッキリしてくるように思います

・極論を言ってしまえば
生きるということ自体が
すでに真似事でしかない

まず親の生き方を真似、
その後出会う人々や情報を
少しずつ少しずつ
かいつまんで模倣する

自身が思っている個性なんて
きっと個性でもなんでもない

何と何がブレンドされているか

ただそれだけなのです

・オチです
曲制作で少し行き詰まっているので
自分に喝を入れています笑

最後まで
お読みいただきありがとうございます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?