見出し画像

政治は国民を映す鏡 (インドをみて日本経済の将来を素人が真剣に考えてみた⑥ 最終回)

インド経済が成長期だとすると、日本経済は成熟期を過ぎ節々にガタがきている状態です。
でも国に寿命はありませんので、ちゃんと治療をほどこせばまた成長できます。
問題はその治療方法。

積極財政は一時的な激薬でしかないというのが私の出した結論ですので、長期的には緊縮財政をベースに治療・財政の立て直しを考えるべきだと思いますが、長いデフレ下にある今現在これ以上の緊縮財政は国民および経済を疲弊させます。

じゃあどうすれば良いのか?
その答えがわかってるならとっくにデフレ脱却、日本経済の立て直しもできてるでしょう。
ってことで、ここからが本当の素人が真剣に考えてみたと。

先ずやるべきことは規制緩和。
例えばJA・農協。
協同組合自体を否定する気はまったくありません。
協同組合は安定した食料調達のため、大資本への対抗策として必要です。
ただちょっと守られすぎてない?
本当に農家のためになってるの?
というのが素人が傍目からみた感想です。

日本に漂う閉塞感や将来への不安の原因は、少子化・人口減少による経済規模の縮小によるものだと私は考えていますが、世界的にみると人口は爆発的に増えています。
減っているとはいえ、日本には1億2千万人の人口がおり、国内需要だけで企業として十分にやっていけているという今(これまで)の状況が日本市場をガラパゴス化し、国際競争力を低下させています。

これからはもっともっと積極的に海外進出し、国際競争力を高める必要があります。
その為に既得権益を保護するような規制を撤廃し、日本企業をもっと国際競走にさらす必要があると思います。
余談ですが、規制に関してはもっと厳しくしても良いと思うところもあります。
例えば土地、外国人が土地を買えないようにしないといけないと思います。
(この話はまた別の機会に)

次にやるべきはお金持ちへの増税。
ここでいうお金持ちとは、がんばって仕事して数千万円稼いでいるという高所得者ではなく、代々の資産を受け継いで何もしなくても数千万、数億入ってくるような人というか資産への増税です。
鳩●由紀夫元総理が実母から12億円貰ったみたいな一般庶民には理解できない馬鹿お金持ちへの増税。
要は富の再分配を促す増税をする必要があると思います。

規制緩和と馬鹿への増税(富の再分配)、この2つを真剣にやれば日本は絶対また成長できる。
本当にそう思う。

でもそれが難しいのよね。
だってその方針を決める政治家はほとんどが既得権益に守られた代々のお金持ちばっかりだから…

政治は国民を映す鏡であり、国民はその程度に応じた政府をもつ
by サミュエル・スマイルズ 英・1859年・自助論より

目先の仕事を一生懸命がんばる。
結局それしかないのかもしれません。

おわり
(もしまた何か思いついたら書くかも)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?