天皇杯2回戦vs Honda FC 3-0 win(Home/ 2023.6.7@スカパー!)

はじめに

公式戦9戦負けなしも、直近4試合は1勝3分と乗り切れない鹿島。天皇杯の序盤はカテゴリが下のチームと戦えるため快勝して勢いに乗って行きたいところですが、相手はJFAの門番、アマチュア最強の呼び声高いHonda FC。初戦からなかなか難しい試合となりました。

スタメン

日曜日にリーグ戦を戦った鹿島はスタメンを全員ターンオーバー。リーグ戦では出場機会の限られている選手中心も、SHは仲間・カイキが先発と選手層に厚みが出てきたと感じます。

一方土曜日にリーグ戦のあったHonda FCは、中3日ですがスタメンの変更は無しとの事でした。

試合概要

立ち上がりは鹿島ペース。DFラインからしっかり繋いでビルドアップして敵陣に入り込み、奪われてもトランジション早く奪い返してHonda FC陣内へ押し込む展開になると、13分、押し込む展開から獲得したCKをミンテが頭で合わせてゴール。先制に成功します。しかし試合はそこから徐々にHonda FCペースに。鹿島は自陣に押し込まれる展開となります。しかし39分、一瞬の隙をついて中村亮太朗が中央を割るパスをカイキに送るとカイキが上手くバイタルへ持ち出すと右足を一閃。ミドルシュートを突き刺し2-0。2点のリードで試合を折り返します。

後半開始早々、鹿島はギアを上げアグレッシブな守備と裏を狙うランで攻勢を仕掛けますが、再び流れは徐々にHonda FCへ。Honda FCはボールを保持しながら鹿島ゴールを窺い鹿島はカウンターで応戦する、一進一退の展開となります。すると68分、溝口が途中出場の藤井を走らせる絶妙のボールを送ると藤井が相手DFに走り勝ち左のポケット深くで相手GKと1対1となり勝負あり。最後は中央に走り込みプレゼントパスを貰った染野が決め3点目。その後は最後まで諦めずに攻勢にでるHonda FCの攻撃を凌ぎきり、クリーンシートで試合終了。3-0で天皇杯初戦突破となりました。

感想

1.厳しい競争

普段リーグ戦に絡めていない選手達が必死にアピールしようとしているのが伝わって来ましたが、同時にリーグ戦に絡んでいるメンバー(隼斗、カイキ、藤井など)は流石にクオリティが高いとも感じました。正直、今日の試合で序列をひっくり返す程のインパクトを残せた選手はいないんじゃないでしょうか。

とは言え、特に若い選手にとっては良い経験。この状況を打破して頭角を表してくる選手が現れる事を期待します。

2.溝口良かった!

序列をひっくり返す程では無いかも知れませんが、溝口はパスで持ち味をアピールしていたんじゃないでしょうか?鹿島のSBとしては珍しいタイプの「人を使う側」のSBというか。
ライバルである安西も「溝口からは学ぶべき点が沢山ある」と言っているとの事ですし、この先が楽しみな選手です。

3.Honda FC のサポにリスペクト

今日は700人程のサポーターが応援に来ていたらしく、試合後はバスで浜松まで直帰、浜松着は午前3時との事。明日も仕事の人もいるかもしれないと思うと頭が下がります。
あんたら凄いよ。

まとめ

メンバー構成も含め難しい試合でしたが終わってみれば3-0で危なげなく初戦突破という形になりました。しかし内容的には少し物足りなかったかな?と思います。
全てのタイトルを目指すにはチーム内の激しい競争は必須だと思いますので、若手やサブのアピールに期待したいと思います。

ハイライト

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