J1第32節vs 柏 1-1 draw(Home/ 2023.11.11@DAZN)


はじめに

ここのところ勝ちに見放されている鹿島。27節のC大阪戦での勝利から実に4試合勝ちがありません。また、リーグ優勝を意識し始めた9月以降、ルヴァン杯を含めた公式戦の戦績は1勝4分3敗と非常にストレスの溜まる成績となっています。
某番記者が某マガで樋口が現体制についてネガティブな発言をした様に感じさせる記事を書きすぐに削除するという出来事があり、試合前日のオンライン会見で岩政監督が言及した様に、ちょっと周囲に不穏な空気が流れ始めており、選手に悪い影響がない事を祈るばかりです。

今節の相手は残留争いに苦しむ柏。しかし私がちょこちょこ試合を見る限りはそこまで悪い状態には見えません。マテウス・サヴィオとジエゴが関わる左サイドは強力ですし、最前線には今シーズン凄みを増す期待のFW細谷が待ち構える、決して侮る事のできない相手です。

鹿島は周囲の雑音を黙らせるためにも、久しぶりに勝点3が欲しい試合となりました。

スタメン

鹿島はお馴染みの11人。シーズンも終盤となり、今シーズンの集大成を見せて欲しいスタメンです。また、ベンチにはお久しぶりの知念と、怪我の岳の代わりには名古ではなく舩橋が入りました。
一方の柏はスタメン、ベンチメンバー共に前節と変わらず。現時点のベストメンバーという事なのでしょう。11/11、ワンワン/ワンワンの日という事で、犬飼もしっかりスタメンに名を連ねました。

試合概要

試合は序盤から柏ペース。鹿島は下から繋ごうと試みますが柏の前線からのプレスに苦しみ上手くボールを前進させる事ができません。それならと長いボールをFWに当てますがセカンドボールを上手く回収できずロングボールでもなかなか押し込む事が出来ません。一方の柏はマイボールにすると後ろで落ち着いて保持しつつ左サイドのサヴィオを中心にチャンスを作りますが、鹿島のGK早川のビッグセーブもありゴールを割れず。47分には鹿島CB郁万が足を傷め昌子と交代するなどアクシデントがありつつも何とか0-0で試合を折り返します。
鹿島はHTに柏の左サイド、サヴィオの対策として、広瀬→松村と交代し、RSBを広瀬から海舟に変更します。その効果もあってか後半は鹿島の時間が増えますが、今度は柏GK松本のビッグセーブもありゴールを割ることが出来ません。すると77分、セットプレーからのこぼれ球をセンターサークル付近で拾ったピトゥカがサイドチェンジしようとしたボールをブロックされカウンター発動。最後はサヴィオ→細谷と繋がれ先制を許してしまいます。その後鹿島が攻勢を強めると、87分、鹿島が得たCKがヘディングで競り合うためにジャンプした柏の犬飼の手に当たりPKを獲得するとこれをピトゥカが落ち着いて決め同点に。試合はこのまま終了し、鹿島は辛くも引き分けるという結果となりました。

感想

1.虚無に感じたけどゴール期待値は2

特に攻撃において虚無感を感じる試合でした。鹿島が意図を持った攻撃で得たチャンスがいくつあったか?
ゴールが少ないのにはフィニッシュの精度など様々な要因があるでしょうが、チャンスクリエイト数が少ないのはかなり問題だと思います。
(しかしDAZN内で紹介されていたゴール期待値は鹿島:2.0、柏1.4くらいらしい。分からんもんだ…)

2.またもハヤのビッグセーブがチームを救う

今日もまたハヤがビッグセーブでチームを救ってくれました。前半にゴールを割られていたら引き分けられていたかどうか…。
今シーズン、クリーンシート数が15らしく、あと一つでクラブタイ記録らしいのですが、ここ最近はハヤのビッグセーブに助けられている面もあり、完封してる感がちょっと薄いんだよな…。

3.郁万が心配

前半細谷と競り合った際に着いた右足を痛めて交代した郁万。DAZNの画面では捻った様には見えず、だからこそ心配です。
ピッチ脇では自分の足で立ち、歩いてロッカールームへ向かったらしいので重症では無いと信じたいです…。

まとめ

今節はあまり良いところも出せず、これで5戦勝ち無しとなってしまった鹿島。周囲の雑音を黙らせるどころかより一層騒ぎ立てられることでしょう。しかしそうであってもやるべき事は変わりません。
次はここ数年勝つことが出来ていない川崎F。良い内容で勝利できれば大きな自信を得る事ができ、今後にも繋げて行ける試合になると思います。しっかりと準備して試合に臨んで欲しいと思います。

ハイライト

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