J1第16節vs 札幌 3-0 win(Away/ 2024.5.25@DAZN)


はじめに

水曜日に行われたルヴァン杯町田戦ではではサブ組のクオリティの差が出て0-2と完敗してしまった鹿島。試合後にはゴール裏に何か言われたのか安西が感情的になる場面などが見られ、嫌な雰囲気が漂います。
ルヴァン杯ははいたいしてしまいましたが今節はまた別のコンペティション。リーグ戦はここまで良い流れで来ているので、心機一転、気持ちよく勝って連戦の続いた5月を締めくくりたいところです。

スタメン


(課金してないので相手のサブが置けない)
【札幌サブ】
GK 17 児玉 潤
DF 15 家泉 怜依
DF 47 西野 奨太
MF 16 長谷川 竜也
MF 35 原 康介
MF 37 田中 克幸
FW 23 大森 真吾

水曜日のルヴァン杯町田戦からはスタメンを6人変更も、日曜日の神戸戦のスタメンに戻した格好の鹿島。ベンチも、町田戦で負傷し2ヶ月の離脱が発表されたライコに代わり岳がメンバー入りした以外は神戸戦と一緒。好調を維持しているリーグ戦の勢いを維持したいメンバー構成となります。
一方、水曜のルヴァン杯ではJ3の長野パルセイロ相手にPK戦までを戦い抜いた札幌。とはいえルヴァン杯では大幅にターンオーバーしており、リーグ戦のメンバーにはそれほど影響なし。リーグ戦の前節からは宮澤、青木、近藤を高尾、中村、田中に代えて今節に臨みます。

試合概要

試合は序盤から鹿島ペース。DFラインでしっかり保持しながら相手DFの裏を狙うのを基本線に、前線の選手が間伸びした中盤に降りて来てボールを受け、前向きに上がってくる2列目、3列目の選手にシンプルに落として前進します。特に前線の選手の降り方が秀逸で、オールコートマンツーマンが基本の札幌の守備を逆手に取り、右サイドの選手が逆サイドで降りる、中央の選手もサイドに開いて降りるなど、札幌のマーカーがどこまで付いて行くのか迷うような降り方わして主導権を握り、札幌の守備陣に後手を踏ませます。守備でも前線から牽制しながらミドルサードにブロックを作り札幌に中央を割らせず、鹿島陣内はの侵入を許しません。33分に札幌GK菅野からのフィードをキム・ゴンヒにすらされ、早川が前に出ているのを見たスパチョークにあわやというロングシュートを打たれた以外は終始主導権を握ると、40分、DFラインのビルドアップから左サイドに降りた師岡へ。師岡から中央の隼斗→優磨と渡ったボールの落としを再び受けた師岡は右サイドからDFの裏へ抜け出した名古へラストパス。名古のシュートは1度はキーパーに防がれるも、跳ね返りを落ち着いて押し込み先制に成功。前半はこのまま1-0で終了します。
後半も鹿島ペースのまま。55分には鹿島の前線からのプレスが札幌GK菅野のミスフィードを誘い、ボールが名古の下へ。名古のGKを避けるように外から巻いた右足のロングシュートがネットを揺らし、後半早々鹿島が追加点を奪います。その後も鹿島ペースで進む試合の流れを何とか変えようと札幌ペトロヴィッチ監督は52分に怒りの4枚替えを敢行するも功を奏さず。87分には鹿島は樋口のコーナーキックからニアに走り込んだチャブリッチが3点目を決めて勝負あり。3-0でスコア的にも内容的にも鹿島の完勝という結果となりました。

感想

1.札幌の出来が悪すぎた

札幌の出来が悪過ぎて、鹿島の出来が良かったのか?がぼやけてしまう、そんな試合でした。

鹿島サポの感想で札幌の事を言うのも何ですが、札幌は鹿島のプレスの圧力にビルドアップもままならず、トップのキム・ゴンヒにロングボールを当てても中盤の押し上げは遅くセカンドボールも拾えず、鹿島のブロックは崩せず、攻撃は手詰まり感満載。守備でもオールコートマンツーマンのはずなのに前線から中盤に降りてくる優磨、名古、隼斗を捕まえきれず、かなり自由を与えてくれていました。
主力メンバーに怪我人が多いなど同情の余地はありますし札幌のマーカーを迷わすような鹿島の前線のボールの受け方の質の高さもあるとは思いますが、それにしても守備に厳しさが無い。リーグ19位に低迷しているのが分かる内容だったと思います。

2.柴崎岳の帰還

怪我で長く離脱していた岳がリーグ戦に復帰。71分に安西に出したスルーパスを見て、「岳が帰って来た!」と感無量でした。今日はトップ下での出場でしたが上手く周りを動かしながらの守備もできていたと思います。
計算できるトップ下が増えたことで名古と優磨の負担も減るでしょうし、岳ならボランチやサイドハーフも問題なくできると思うので、組み合わせも含めて選手起用にも幅が出ると思いますし、待望の復帰だと思います。

3.MOMは連戦を戦い抜いた5人

5/12に始まった、中2日を3回含む意味の分からない5連戦を、怪我なくフルタイム出場で戦い抜いた早川、郁万、植田、安西、海舟。本当に無事で良かった!すぐに身体を緩めて休んでから横浜FM戦に向けてネジを巻き直して調整して欲しいと思います。本当にお疲れ様!

4.須貝、松村、垣田

須貝と松村は、91分の投入。アディショナルタイム3分ほどのプレー時間でした。垣田はプレー時間はありませんでした。厳しいですが、ルヴァン杯町田戦で与えられたチャンスをモノにできなかったので仕方なし。心が折れそうになる事もあるかも知れませんが、ベンチ入りも叶わない選手がいる事を決して忘れず、与えられた出場時間でポポ将の信頼を勝ち取りプレー時間を伸ばし、次のチャンスのために爪を研ぎ続けて欲しいです。またここから再スタートです。

まとめ

GWの中2日の連戦に始まり、5/12から中2日3回を含む5連戦という訳のわからない日程を5勝1分1敗、リーグ戦に関しては5勝1分で乗り切った鹿島。ルヴァン杯は敗退する事となってしまいましたがリーグ戦は明日試合を行う首位町田に勝点で並びました。

キャプテンの岳もやっと復帰しました。順位的にも良い位置につけています。今年こそタイトルを狙えるかも知れません。しかしタイトルを獲るにはサブ組の突き上げが必須だと思います。この先は比較的余裕のある日程なのでトレーニングもしっかり積めると思うので、サブ組はスタメン組を喰うつもりで日々のトレーニングに臨んで欲しいと思います。

ハイライト






MATCH DAY

その他トピック

柴崎岳のスルーパス

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