JC GS第1節vs柏 1-1 draw(Away/2023.3.8 @アマプラ)

ハイライト

はじめに

ルヴァン杯開幕。

2023のレギュレーションで特筆すべきは

・参加チームはJ1の20チーム+2022シーズンで降格した2チームの計20チーム
・プレーオフステージなし
(グループステージを勝ち上がった8チームがトーナメントのプライムステージに進む)
・U21出場ルール復活
・VARはプライムステージから

といった辺りでしょうか。

U21出場ルールに関して、2023年は「2002年1月1日以降生まれが対象」となっており、鹿島は早生まれの荒木遼太郎が該当するため余り気にする必要が無いのがありがたいです。

スタメン

鹿島はLSBに溝口をスタメンで起用するなど、3日前のリーグ戦横浜FC戦から郁万以外のスタメン10人を入れ替えました。またベンチにはキャンプなどで評判の高かったルーキーの師岡が入りました。
一方柏もリーグ戦からスタメン8人を入れ替え。DFライン以外は大きくメンバーを入れ替えてきました。

個人的には、ちばぎんカップで敗れリーグ戦もここまで2分1敗と調子の上がっていない柏はメンバーを固定してくると思っていたので意外でした。

試合概要

前線から果敢にプレスに行く鹿島と後ろからしっかりと繋ぐ柏。お互いの狙いが噛み合い、一進一退の展開。

立ち上がり、柏の武藤にバイタル中央辺りから左のポケット(鹿島の右サイド)にスルーパスを出されゴールネットを揺らされるも、オフサイドの判定で九死に一生。
かなり微妙なオフサイドで、これが決まっていたら試合の流れは大きく変わっていたと思います。ナイスオフサイド。

22分、鹿島LSB溝口が中央に差し込んだ縦パスがごちゃっとなったところから松村がドリブルで中央突破してゴール、鹿島先制。
私が「そこだ、打て!」と思ったところで打って決めてくれましたし、アシストは付かないと思いますが溝口も攻撃で持ち味を見せられたと思うので、個人的には良いゴールだったと思います。

前半はそのまま全員で守備を頑張り、1-0で後半へ。柏のシュート数が1だった事が守備を頑張った証拠だと思います。

後半になると疲労の影響かプレスの強度が落ち始め柏に押し込まれる展開に。それでもセットプレーからミンテがポストを叩くヘディングや、広瀬からの絶妙なパスから師岡がGKと1対1を迎えるなどチャンスを迎えるもものにできず。前半だったか後半だったか、荒木からのスルーパスが松村に渡るもシュートをブロックされたシーンもありました。

60分辺りから選手交代をするも押し込まれる状況は好転せず。それでもギリギリのところで耐えていましたが、勝利目前の90分、CKから途中出場の柏のエース、細谷に決めら1-1。そのまま試合は終了し、悔しい引き分けとなりました。

感想

1.名古ちゃん頑張れ!もっとやれる!

この試合、ゲームキャプテンを任され2ボランチの1画に入った名古ちゃんでしたが、ボールを受けては足に付かずロストし、守備では遅れてタックルに入りカードを貰うなど、出来はイマイチに見えました。
でも、ゲームキャプテンを任されるくらいなので、練習で見せていたプレーはこんなはずじゃなかった、というものだったんだと思います。
上手くいかなかった原因をしっかり考えて、次の試合では躍動して欲しいです。

2.亮太朗良かった!

守備では奪いところで強度高く奪い切り、攻撃ではCBの1つ前でボールを引き出してはダイレクトで捌いてテンポを作る。特に前半は攻守共に亮太朗が効いていたと思います。
個人的に特に目を引いたのが守備の迫力。
キャンプから我慢して CBを経験してきたのが良い方向に出ているのかな?と思いました。

3.松村、良かった!

ゴールを奪ったことも素晴らしいですが、目を引いたのはやはり守備の献身。
この試合、柏は鹿島の右サイドを狙っていたように感じましたが、松村がWGのような位置から長い距離をスプリントして戻ったことで柏のボールを下げさせるシーンが何度も見られました。
90分持たなくてもこれくらいの強度でやらなきゃ試合に出られないんだよ!という気合を感じました。

4.モハマドファルザン佐名、真家…柏恐るべし

最後に柏についても一言だけ。
エースの細谷も含め、モハマドファルザン佐名、真家と、また嫌な若い選手(←良い意味で)をユースで育てるな、と思いました。
モハマドファルザン佐名選手はほぼ攻撃の中心として鹿島の右サイド攻略を担っていたと思います。

ハーパータイガオリバー選手(17、ユース産)も気になってます

まとめ

試合終了間際に追いつかれる悔しい引き分けとなりましたが、冷静に振り返ると妥当な結果かなと思います。

前半の強度は素晴らしかったですが、それだけで90分は持たないよね、というところ。それはリーグのスタメン組も似たような状況で、そちらがやっと行く/行かないのペース配分ができ自分達でボールを保持する事にもチャレンジし始めた段階なので、若手中心のルヴァン組にそこまで求めるのは酷。それよりは、一部の選手は短時間であればリーグのスタメン組に引けを取らない強度でプレーできると分かった事をポジティブに捉えたいと思います。

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