J1第13節vs 東京V 3-3 draw(Home/ 2024.5.12@NHK)


はじめに

前節、後半アディショナルタイムにチャッキーの劇的決勝弾で今季初の3連勝を飾った鹿島。今節はホームに東京Vを迎えての一戦です。

今節はジーコ御大も来日し、「クラシコ3」と銘打った試合。東京Vユース出身の安西を起用した煽りVTRを作ったり、試合前にはジーコ御大とラモスのトークショーを開催するなど「特別な一戦」として盛り上げます。

この試合に勝てば4連勝で首位と勝点差1に迫れる重要な一戦。ここから始まる5月の5連戦に弾みをつけるためにも勝利の欲しい一戦となりました。

スタメン


(※見返したところ、海舟と知念のスタートポジションは逆だったみたいです。)

(課金してないので相手のサブが置けない)
【東京Vサブ】
GK 21 長沢 祐弥
DF 3 谷口 栄斗
MF 8 齋藤 功佑
MF 14 チアゴ アウベス
MF 17 稲見 哲行
MF 22 翁長 聖
MF 33 松橋 優安

鹿島は前節からスタメンの変更は無し。ベンチメンバーもGKの梶川を山田に代えるに留めました。柏戦後、ポポ将に「もしかすると今シーズンで一番良くできた試合かもしれない」と言わしめたメンバーを中心に試合に臨みます。

一方の東京Vは90+9分の劇的決勝弾で勝利した前節磐田戦からスタメンを5人変更。鹿島から期限付き移籍中で出場できないCB林代わりに山田裕翔、CF染野の代わりに山見を起用。その他、RSHにU23代表帰りの山田楓喜、RSBに宮原、ボランチに綱島を起用して来ました。

試合概要

試合はいきなり動きます。5分、鹿島のCKを東京Vの DFがハンド。これで得たPKを優磨が落ち着いて決めて鹿島が先制に成功すると、直後の8分、今度はスルーパスに抜け出した名古が落ち着いて決め追加点。試合開始早々に2-0とし、鹿島が主導権を握ります。その後鹿島はイージーなパスミスなどはありつつも良いテンポでボールを回し東京Vのプレスに後手を踏ませ続け、主導権を握ったまま2-0で前半を終了します。
後半も先に得点したのは鹿島。50分、右サイドからのCKに中央の植田がフリーでアタマで合わせて3点目。3日後に中2日でアウェイ広島戦を控える鹿島はスタメン組を休ませるためかその後63分から早めの交代策に出ますがこれが裏目に。69分、81分とどちらも右サイドから崩され3-2とされると、90+3分にはセットプレーから押し込まれ3-3同点に。試合はこのまま終了し、鹿島は勝点2を失ったと感じる悔しい引き分けとなりました。

感想

1.負けに等しい引き分け

ホームで後半69分から3点差を追い付かれてのドロー。負けに等しいと思います。林や染野が出場可能だったら負けていたかも知れません。

3点目を取られる直前、3-2で勝っている状況で優磨が4点目を狙いに行った場面。あれは賛否が別れるプレーだと思います。あそこは無理にシュートに行かず時間を使うべき場面だったのでは?という意見も分かります。しかし、優磨ならそんな事は百も承知だと思うのです。結果論ですがあの時点で優磨は「3-2のままじゃ勝てない」と感じていたのではないか?と個人的には思います。それくらい、いつ点を取られても不思議ではない雰囲気になってしまっていたと思います。

2.交代で守備が崩壊した

交代によって徐々に守備が崩壊していってしまったと思います。それでも左サイドは安西と海舟、中央は郁万と植田でなんとか耐えていましたが、濃野、知念、師岡→須貝、聖真、藤井と総取っ替えとなった右サイドは守備が崩壊し、植田が引っ張り出される場面が増えてしまった印象でした。
サイドの選手を総取っ替えしてしまったベンチワークにも問題があったのかも知れませんしせめて聖真と樋口の位置を入れ替えるくらいの事はしても良かったのではないか?とは思いますが、3-0がセーフティリードでは無いのならその組み合わせはこの先も使い辛いよなぁ…、と思いました。

3.気になった選手など

今日は前半から DFライン、ボランチ辺りでイージーなパスミスが目に付きました。また、知念のアジリティというか足捌きなどがスムースではないように見えましたし、海舟のターンも危なっかしいというか、相手 DFが全ては見えていないんじゃないか?と感じるプレーがありました。

今シーズンのいつだったかの他チームの試合で解説が「昼開始の試合はやり慣れてないので難しい」と言っていたのでそういった理由なら仕方ないのかな?と思いますが、今一度気持ちを引き締め直して欲しいと思います。

まとめ

3点を追い付かれての引き分け、という事でネガティブな内容になってしまいましたが、前節、鹿島は劇的な決勝ゴールで勝点3を手にしました。同様に劇的な展開で勝点を落とすこともあると諦めるしか無いでしょう。

次は中2日で、相手はこの週末は試合が無く中9日と万全なコンディションの広島、しかもアウェイでの試合です。今シーズンの広島は強い。今日の69分以降の出来ではボロクソにやられてしまうでしょう。身体はしっかりリカバリーし、気持ちや集中力を作り直して何とかできるだけ多くの勝点をもぎ取って来て欲しいと思います。

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