J1第23節vs 横浜FM 1-4 lose(Away/ 2024.7.14@日産スタジアム)

はじめに

前節勝利して勝ちなしを4でストップした鹿島。今節の対戦相手はリーグ戦4連敗中、直近の天皇杯はJ2水戸を相手に勝利したもののPK戦までもつれる試合となり、絶不調中でキューウェル監督の解任も噂される横浜Fマリノス。
現在首位と勝点差5の鹿島はタイトル争いに踏み止まるためにも何としても勝ちたい試合となりました。

スタメン


(課金してないので相手のサブが置けない)
【横浜FMサブ】
GK 1 ポープ ウィリアム
DF 16 加藤 蓮
MF 28 山根 陸
MF 29 ナム テヒ
FW 9 西村 拓真
FW 14 植中 朝日
FW 23 宮市 亮

鹿島は週中に行われた天皇杯のスタメンの山田、須貝、樋口、パレジ、チャッキー、聖真に代えて早川、安西、岳、師岡、名古、優磨がスタメンとなりました。ターンオーバーした天皇杯からは6人の変更となりましたが、J1リーグ戦の前節札幌戦からは樋口→仲間と1人のみのメンバー変更となります。
一方の横浜FMは週中の天皇杯からはスタメンを8人変更も、J1の前節ガンバ戦からは加藤蓮、植中、宮市→加藤聖、天野、エウベルの3人の変更。PK戦まで戦った天皇杯の影響はあまり無い、現状のベストに近いメンバーとなりました。また、セルヴェットへのローンから復帰した西村がベンチに入りました。

試合概要

試合は開始早々、鹿島は名古がペナルティエリア内で横浜FMエドゥアルドの後ろから足に入るタックルを受けますがノーファウルの判定となる不穏な幕開けとなりました。それでも鹿島は29分、CKから頭で繋いだボールを最後は知念が頭で押し込み先制に成功します。鹿島は守っても中を閉めるタイトな守備で横浜FMにペナルティエリア内への侵入をほとんど許さず、効果的な攻撃をさせません。しかし48分、鹿島の右サイド浅い位置からファーサイドにアーリークロスを上げられると、鹿島GK早川が外に弾こうとしたボールが走り込んできたAロペスにぶつかりゴール前の天野へ。これを決められ前半ラストプレーで同点に追いつかれてしまいます。
仕切り直しとなった後半ですが、52分、またも不運が。横浜FMのCKからエドゥアルドがニアですらしたボールが絶妙なコースに飛び、ポストに当たってそのままゴールへ。鹿島は逆転を許してしまいます。リードを奪った横浜FMはGK飯倉を含むDFラインでボールを保持して鹿島のプレスと間伸びを誘って前線3人でカウンターという得意の形に持ち込みます。鹿島はこの形からでも何度もボールを奪いチャンスを作りますが最後のパワーと精度を欠き得点は奪えず。逆に71分、96分にカウンターから失点を許し試合終了。1-4の完敗という結果となりました。

感想

1.不運が重なった試合

疑惑のPKなし(VAR介入もなし)判定や、1失点目のGKが弾いたボールが相手に当たる不運、2失点目の、相手も狙っていたわけではないであろう事故のようなゴールを被弾し逆転される不運。確かに1失点目はGK早川のパンチングミスでもあると思いますが、そのミスが失点に直結したのは運の要素もあったと思います。

Fマリはリードさせると非常に厄介なチームで、リードしている優位性を生かしてGK含めたDFラインでボールを保持し続け相手がプレスに来るのを待つのを最も得意とするチームだと思っているので、不運続きでリードされる展開になってしまったのが非常に苦しい試合だったと思います。

2.鹿島のプレスはプル型?プッシュ型??

先日、Numberのマチのインタビュー記事の中で、「プレスには前線主導(プル型)とDF主導(プッシュ型)がある」という記述を見ましたが、鹿島のプレスはどっちか決まっているのかな?とちょっと疑問に思いました。明確なトリガーが決められ、チームで共有されていないような気がしています。属人的というか、具体的に言うと優磨がプレスに出る時とチャッキーがプレスに出る時で周囲の連動に差があるような気がしています。
もちろん時間帯による疲労の差などもあるのでしょうが、プレスに関しては属人的ではなく誰が出てもトリガーを共有できるように構築して行って欲しいと思います。

まとめ

結果だけを見ると1-4の惨敗ですが、内容はそれほど悲観的には感じませんでした。リードされたのも不運が重なったからと思いますし、リードされた後もその展開が得意な横浜Fマリノスからボールを奪いゴール前のチャンスを作るところまでは持って行けていました。ゴール前で掛けられるエネルギーがもう少し残せていれば、ゴール前でもう少し力強さと精度を発揮できて3点目、4点目を奪われる前に1点返せていれば、全然違う結果になっていたと思うのです。

内容は悪くなかった。しかし大敗した。こういう試合の後こそ、次の試合が大事になると思います。積み上げているものは間違っていないと思います。素早く切り替え、自分達のやっているサッカーを信じ、次の試合に向けて再び淡々と積み上げて行って欲しいと思います。

ハイライト

MATCH DAY

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