ナマポ暮らし。(2日目) アパートを借りよう

 とにかく早く住所(住居)を手に入れないと受給出来ません。
一日遅れるごとに受給出来るはずの保護費は減っていきます。
SUUMOを検索してめぼしいアパート・マンションを検索。
生活保護の場合、家賃は「住居扶助」として、現金で支給される「生活扶助」とは別途支給されます。
もちろん限度額があって、自治体によって違いますが大阪府内で一人暮らしする場合は、おおむね4万円弱のエリアがほとんどです。
住宅扶助は家賃本体に対して適用され、共益費などは含まれません。
 家賃が限度額を超える場合はどうなるか?
基本的には超えた部分を自己負担、つまり生活費から出すことになります。
ただしあまりにも大きくオーバーする場合や、共益費が高額の場合は生活保護の基本理念である「健康で文化的な最低限度の生活」を送る妨げになるため、家賃や共益費が安い物件への引っ越しを促されるようです。
限度額内であれば2万8千円であろうが3万8千円であろうが、実際に受給出来る額が変わらないので限度額内で出来るだけ家賃が高い物件を探すのが「得」ということになります。
つまり、インターネット接続料や水道代などが家賃に含まれている物件がおすすめです。
ネットで見ていると「裏技」として、家賃が安めの物件なら共益費を名目上家賃につけかえてもらうことを薦めていました。
限度額39000円の自治体で受給する場合、家賃35000円/共益費4000円の物件なら、契約書を家賃39000円/共益費ゼロにしてもらうと4000円得になります。
僕の場合はどこかに働きに行くということは現状想定していないので、場所は「とにかく安い場所」で探しました。
今は住宅検索サイトでめぼしい物件にチェックを入れて、一斉送信でワンクリックで問い合わせが出来るんですね。便利になりました。
 翌日には問い合わせた物件の空き状況が次々に返ってきます。
手間を省くために内見の申込み時に、生活保護受給前提での賃貸契約を希望している旨、書いておきました。
この時点で生保受給を問題にした不動産屋さんはありませんでしたが、メールが返ってこなかった物件もあるのでハネられたのかもしれません。
 早速に予定を組み入れ、いくつか内見しました。
本来ならここで審査申込書を書いて正式に大家さんや保証業者さんの審査を受けるのですが、何分特殊な条件なので、審査に回す前に大家さんや管理業者さんに口頭で聞いてもらうことにします。
生活保護受給前提、というと全ての不動産屋さんから受給理由を聞かれました。
どこまで正直に明かすべきか難しいところですが、後から聞かれても印象が悪くなると思い「精神疾患(鬱病)、精神手帳2級」であることを伝えておきました。
 結果から書きます。
全てアウト
中には不動産屋さんにお願いして3分後にお断り電話かかってきた物件も。
いや大家さんレスポンス良すぎませんか笑
「生活保護?精神疾患?病気は何?鬱病?ああ無理無理」って感じなんでしょうね。
生活保護OKを謳う物件でも、精神疾患が受給理由の場合は断られやすいそうです。さらに鬱病は厳しいとか。
まあ死にますからね‥笑
家賃滞納やゴミ屋敷なんか、事故物件になるのに比べたらはるかにマシなんだろうな、と想像します。
ともあれ早速暗礁に乗り上げてしまいました。


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