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ONEチームで目指す地域活性

農山村への恩返し

株式会社みんなの奥永源寺の代表である前川 真司さんは、農業との関わりが深い人生だ。
中学時代に農山村留学をした経験から、
「いつか農山村へ恩返しがしたい」
という思いがあったという。
農業高校の教員としてお仕事をする中で、強くなる農業への思いから、
公務員という安定を捨て、地域おこし協力隊へ足を踏み入れた。
そして3年後、株式会社みんなの奥永源寺を設立に至る。

限界集落に眠る宝

前川さんの移住先である、奥永源寺地域は滋賀県にある。
40/50軒は空き家、平均年齢は70〜80代。
前川さんはもちろん最年少だ。
高齢化が進むこの集落には、ある宝があった。
絶滅危惧種である「紫草(ムラサキ)」である。

地球温暖化を原因とする環境の変化により、栽培は非常に困難を極め、環境省のレッドデータリストに登録される絶滅危惧種として、東近江市においても紫草の死滅率が95%を超える年もあります。ですが、この奥永源寺地域においては、標高400m以上の冷涼な気候に恵まれていることから、この「紫草」が育ち、地域活性化のシンボルとして、その「花」を咲かせています。(みんなの奥永源寺HPより引用)

紫草には抗炎症作用・皮膚活性化作用があり、乾燥させた根(紫根)は生薬として用いられてきた。
地域に眠る資源を用いて、地域の活性化につなげたいという思いから、
オーガニックコスメ「MURASAKI no ORGANIC」は誕生した。

”みんな”へのこだわり

会社名にもあるように、「みんなの」という言葉が前川さんの中での重要ワードのように感じた。
「地域の人から1人1万円ずつ出資してもらい、みんなで会社を設立したんです」
この言葉から、会社が地域の人びとたちの力によって作られたことが伝わるだろう。
耕作放棄地を開墾し、地元の人たちと紫草を植え付けを行なったこと
栽培の難しい、無農薬紫根の栽培に成功したこと
これらは”みんな”の力があったからこそできたことだ。
誰ひとり取り残すことなく作られた仕組みは、まさにSDGsを体現されている。


コスメのことはよく分からないと話す前川さんだが、このコスメにはファンが多い。(私も愛用している)
コスメ自体の良さはもちろんではあるが、”みんなで作る”からこそ生まれる背景がいっそうの魅力であると思った。

記事の内容はORGANIC MOTHER LIFE様のYoutube動画を元に作成


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