RTA走者の団体戦麻雀大会『雀走戦 無敵時間杯』の主宰レポート
どうも皆さんこんにちは!一番好きな牌は7ピン、好きな役満は大七星の鈍ザンキです。
2024年2月3日と4日に第二回となるRTA走者による団体戦麻雀大会『雀走戦』を開催しました。
無敵時間さんが協賛としてサポートいただいた当イベントについての主催側のレポートnoteになります。最後には一部アンケートへの回答も行っていきます。
長くなりますがご興味のあるかたは読んでいただけますと幸いです。
twitchアーカイブ(予選)
twitchアーカイブ(本戦)
そもそも雀走戦って?
雀走戦はRTA走者が参加できる団体戦形式の麻雀大会。
麻雀ゲームである雀魂を使用してオンラインで行っている。
特徴としては3人1チームで行う団体戦で10万点をスタートとして、先鋒中堅大将と点棒を引き継いで対局を行っていく。
ウマやオカなどもないので大将戦の終局時に一番点棒を持っていたチームが勝利!というルール。
チームを組む3人はRTAに関しての何かしらの共通点が必要。
同じゲームのRTA走者同士で組むというのが一番多いですね。
あとは同じメーカーから発売されているゲームの走者同士とか同ジャンルの走者同士とか…。
基本的な麻雀のルールは雀魂の段位戦ルールに準じている。
第一回は8チーム全24名、第二回は12チーム全36名での対局となった。
第二回開催にあたって
2023年の6月に第一回雀走戦を開催してそれなりの反響をいただき、次回に向けての要望なども数多くいただいた。
全てに答えることは難しかったが自分でもどうにかしたい部分があったので第二回開催時に改善できる部分の分析から始めた。
同じゲームのRTA走者同士ではなくてもイベントに出たい
今回のメインとなる変更点その①。
第一回の時は全員が同じゲームのRTA走者でないと参加ができなかった。
国内走者が少ない方から出たいけどそもそもメンバーが集まらない…ということが多かったので条件の緩和を行った。
同メーカーから発売されたゲームのRTA走者同士
同シリーズのゲームのRTA走者同士
同ジャンルのゲームのRTA走者同士
上記のようなメンバーでチームが組めるようになった。
物理的な優勝賞品を用意する
今回のメインとなる変更点その②。
前回は優勝したチームにRTAをしているゲームの宣伝をしてもらうということを行っていたが物理的な賞品を作りたいというのが一つの夢であった。
ただし、イチ個人が開催しているオンラインイベントということで優勝者から個人情報を集めて発送を行うのは主催側も参加者側にも抵抗がある。
そこで考えたのが無敵時間さんにご協力いただくという案である。
内藤九段トーナメントを始めとして、無理ゲーやさいたまよいとこなど数々のイベントでご協力されている無敵時間さんに相談をすることにした。
いわゆる『企画書』を製作した。
内容はどういったイベントで、どういうことをしたいかなどまぁいわゆる普通の企画書である。第一回で実績があったのでそれも盛り込んだ。
結果はご存じの通り、興味を持っていただけたので内容について裏ですり合わせを行いました。
これが大体2022年の10月ごろ。イベントの4か月ほど前ですね。
無敵時間さんにご協力いただいたのはコラボステッカーと参加者の個人情報の収集、各賞品の発送です。
優勝賞品自体は主催の方でデザインし、制作を行って無敵時間さんにいったん送付して振り分けていただいております。
個人情報の収集についてはgoogleformsを無敵時間さんの方で制作していただき、それを参加者に伝えるという形をとっているので主催側には一切情報が伝わりません。
ご協力いただいた無敵時間さん、ありがとうございました。
主催側でかかった費用については最後にまとめておきます。
配信側で終了するまで5分間待機していただく
前回のアンケートにあった内容。
当イベントでは対局用のVCを用意しており、雀士同士で会話などが行えるように設定していた。
配信には5分のディレイをかけており、配信上で決着がつくのは実際の5分後になり、その間にVCから抜けるとそのVCが見えている人には「あ、対局終わったんだな」って気が付いてしまうというご指摘があった。
ですので今回は全ての対局で配信上で決着がつくまでその場で待機していただいた。
メンバーによっては感想戦を行っていたり、雀魂のフレンド申請を行っていたりされていた。
スタンプの禁止
煽り行為や三味線行為にもなりえるので今回は禁止にしました。
寂しい気持ちもあるのですがトラブルになる可能性の芽を取っておくのは必要かもしれない。
トップとの点数差の表示
今回もイベントのレイアウトは全てOVALDIで制作している。
前回は使い始めということで実装できなかった部分があったのですがいろんなイベントで使用してきたおかげでだいぶ慣れてきた。
前回の構成をベースに点数差やレイアウト調整など細かい部分を作り直した。
イベント開始まで
前回8チーム募集したら一瞬で埋まったので今回は16チームと倍に増やした。
その分イベント日数も1日増えることになるが、運営内で2回目なので問題ないだろうという判断になった。
まぁ8チーム以下だったら1日開催にすればいいだけなので。
結果は12チームの応募があった。
初めての方も多く、第一回で興味を持っていただけたのかなとちょっとうれしかった。
2日間開催ということで解説者やボランティアの集まりが心配だったが、無敵時間さんの参加賞があるということもあってか最低限欲しかった人数は集まった。
ご協力いただいた皆様には感謝しかありません。ありがとうございます。
マニュアルとか点数計算用のスプシとかは前回のをベースに変更点の修正や改善を行った。
本番当日
前回と同じく、点数回りの裏方はクロムさんとボランティアの方々にお任せして、自分は参加者のアテンドとOVALDIまわりの操作。
対局の進行は実況解説の方にお任せという形。
予選
2/3にはグループA~グループCまでの予選が行われた。
グループAでは前回も参加したジャン娘ぐらでぃえーたRが堅調な戦い方を見せトップを取ったものの、予定していた参加者が遅刻により参加できなかったため辞退という形になりました。
グループBでは参加予定メンバーが体調不良のため代役として出場したSMP_スーパー麻雀パーティのコウ選手が大量得点を獲得してそのままトップ通過。他のチームはなんとか2位には食らいつきたいという戦いに。
グループCでは前回覇者の清澄高校マリワ部が堅調な打点を積み上げトップを独走していたものの、大将戦にてガバルナイトメア三銃士が逆転しトップ通過。
各グループの1位と2位、そして各3位のうち上位2チームの計8チームが本戦トーナメントへと駒をすすめました。
本戦
各チームの順位に応じてグループ分けを行い、グループD~グループFまでの本戦トーナメントが翌2/4に行われた。
グループDでは清澄高校マリワ部が安定した戦いを見せ先鋒戦終了時からトップを譲ることなく1位通過。2位にはpropeller soulが滑り込み、マリオ勢が2チーム通過。
グループEでも先鋒戦からAnimal Crossingがトップを独走。先鋒戦で大きく沈んだガバルナイトメア三銃士が最終的に2位まで戻す闘牌を見せて決勝に進出。
全12チーム上位4チームが集まって行われた決勝ラウンド。
先鋒戦。ここまで素晴らしい戦いを見せてきた清澄高校マリワ部のどすこうげき選手がここでも圧倒的な打ちまわしを見せてトップで中堅戦につなぎます。
中堅戦。トップを死守したまま大将戦につなぎたい清澄高校マリワ部でしたがAnimal Crossingの七瀬ゆうひ選手がトップを奪取。先鋒戦から苦しい戦いを強いられているガバルナイトメア三銃士もなかなか反撃に出ることができません。
大将戦。第一回とあわせて初めてトップ以外の順位でバトンを貰ったという清澄高校マリワ部のあいしび選手。トップと大きく点差を離さずに逆転を虎視眈々と狙っていたpropeller soulもここで得点を積み重ねトップをつかみ取り、対局はオーラスへ。
トップと2位の差は2500点、3位の清澄高校マリワ部はラス親という戦況の中、最後はAnimal Crossingの大将Snafful選手がハネマンツモをあがり決着。
優勝はAnimal Crossingチームとなりました。
おめでとうございます!
最後にとびだせどうぶつの森のRTAを行っていただいて閉幕となりました。
アンケート結果について
イベント後のアンケート調査を行い、たくさんの方からご意見ご感想いただきありがとうございました。
回答してくださった85%以上の方には楽しんでいただけたようです。
いただいた内容についてここで一部回答させていただこうかと思います。
解説がすごく良かったというお声が非常に多かったです。私も同じ気持ちです。ありがとうございました。
解説は2人体制が良いというご意見。
私も同意見ですが今回は2日間開催ということと、1シフトあたりしゃべりっぱなしの3時間をお願いすることになるので今回は1人1回だけという形をとらせていただきました。
それと、シフトの関係で初対面の人との掛け合いってのも結構難しいかなーというところもあったので決勝のみ2人体制という形をとらせていただきました。
解決策としてはもっと応募人数が増えてほしいというのと、コンビでの応募をOKにする、複数シフトが入れるかを最初から確認しておく(もちろん強制はしない)などでしょうか…自分が入ってもいいんですけど負担が増えちゃうのでどうしようかなという感じですね。
公式で用意されているディレイが300秒(5分)で、公式大会とかもこれで行われており、高段位戦の配信も300秒はつけてくださいと指示があるので問題ないと思います。
対局用のVCの声を配信に載せられないか問題。
5分のディレイがあるので正直難しいところではあります。私はずっと卓のVCを聞いていたのですがメンバーによって卓の雰囲気が全く違い、ずっと会話しながら打ってる卓、あがった時に声がでる卓、あがっても一切しゃべらない卓などなど…お届けしたいのはやまやまなんですが配信にのっていないからこその会話や卓の雰囲気というのもあるのでなかなか難しい…
ずっとしゃべってる卓だと解説と声がかぶってしまうという問題もあります。
今回からDiscord表示方法を変えました。
名前の表記が小さい問題は事前準備の時点から発覚はしていたのですが名前の長い方に幅を合わせるとこうなってしまうというものでした。
次回以降はレイアウトも含めて見直しを行いたいと思います。
周知不足でした。
今回、混合チームでの応募も可の枠を4枠用意して、初期の想定では全部埋まって追加で用意しないといけなくなるかも?とも思っていました。
結果は2枠埋まっただけなのであんまり周りに浸透しなかったかなぁというのが率直な感想。
次回も同じような枠は設けると思いますのでもう少し宣伝は頑張っては見ますが、RTAイベントではないので宣伝場所の問題はちょっと残りますね…
今回から点数表示を付けました。参考としたのは雀魂の某Vの大会配信。限られたスペースでいろんな数字出すと見辛くなったので今回の形に落ち着きました。
ただ、改善が必要なのは私も感じていてそもそものケタ数が大きいので下3桁の表示を小さくする、点差表示の際に元ポイントも表記するなどOVALDIでどこまでできるかというところもあるので試行錯誤を重ねていきたいと思います。
賞の物品についてはコラボステッカー以外は実費なのでたくさん用意したい気持ちとお財布との相談という形になっていました。
役満賞とドラ爆賞(ドラ5個)という出そうで出ないくらいの設定にしました。
でもまさかドラ爆賞が0人だったのは予想外。役満チャンスも何回かあったんですけど結局0でしたね。
次回どうするかは未定ですが協賛とは別にTonamelでスポンサー機能という500円から主催を応援できる機能があるので検討はしてみようかなと思います。
念のため言っておきますが今後もオンライン開催の雀走戦の参加料はずっと無料です。
やりたいのはヤマヤマ、でも2日間連続開催だと結構厳しいのが現状。
2週に分けて1日ずつやるとかならできるかも?
事前にもらっていた意気込みをどうやって紹介しようか考えてたらあのような形になりました。ありがとうございます。
本当は動画として作りたかったのはここだけの話。
今回いろんなところで主催も打てって言われたような気がします。
参加したい気持ちはありますが見てるだけでも楽しませてもらっているので今のところは予定してないです。
他の誰かが主催している麻雀大会が開催されたら出ることができるんですが…
費用について
このイベントを開催するにあたってかかった費用です。かかった費用といってもほとんどが賞品代ですけどね
OVALDI使ってイベント開くだけなら670円です。リーズナブル~。
参加費は取っていないのでかかった分だけ赤字です。
今回は賞品を作りたいという気持ちが先行してこうなったのでこれが続くのは私としてもしんどいし、参加者からも心配されるでしょう(たぶん)。
イベント配信もJAWS PLAYERSさんをお借りしているのでサブスクやビッツなどの収入もありません。
今後も賞品を提供していくのであればTonamelのスポンサー機能を使用して支援をお願いするという形がいいかなーとは考えておりますがそれがそもそも問題ないのかなどの確認が取れていないので次回開催までには調べておこうかなと思います。
おわりに
ここからは個人の感想垂れ流しエリアです。
不要な方はブラウザバックしてもらって大丈夫です。
いやーーーーー楽しかった!!!
みんなめちゃめちゃ麻雀うまいやん!?!!???基本アテンドしながら裏で見てたんですけど熱い試合とかそれ止められるのかーーーーー!!!って一人で盛り上がってました。
あらためて参加してくださった皆さんありがとうございました!
解説の方もそれぞれに持ち味というかみなさん丁寧に解説していただいて本当に助かりました。休憩ありとは言え試合展開が早く、3時間しゃべりっぱなしなので本当に大変だと思います。ありがとうございます。
点数ボランティアも地味な仕事ですが、いないとイベントが成り立たなくなります。桁が増えちゃってもさっと直せば全然問題なし。ありがとうございました。
運営・配信回りと点数計算ボランティアの補佐として今回も動いてくださったクロムさんもありがとうございました。もう一人じゃ回せない規模のイベントになったので本当に助かってます。
そして協賛いただいた無敵時間さん。私のひとつの夢であった優勝賞品というものを大会を勝ち抜いた方に送ることが出来ました。本当ににありがとうございます。
2日間開催で束縛時間も長かったんですけど対局みてたら一瞬で9時間がたってました。麻雀面白すぎワロタ。ご飯食うの完全に忘れててワロタ。
当イベントのコンセプトとしてはRTA走者同士を麻雀でつなぐという意味合いが大きいです。RTA走者って意外と村社会でゲームが違ったら関わる接点あんまりないんですよね~同じイベントに出ていたとかはあってもしゃべったりとかはしないし…
麻雀好きな走者が集まって、大会だけどもワイワイやりたいっていうのがこのイベントの始まりの一つではあるのでこのイベントで新しい交流が生まれていると私はすっごくうれしいです。1局も麻雀打てませんでしたけどね。
最後にエンディング作って流したんですけど予選の映像しか入れられなかったのは本当に悔しかった。本戦もめちゃめちゃ見ごたえあったので…でも裏で編集している暇はさすがになかった。
次回開催告知に向けてダイジェスト的なのは作りたいなぁ。
公式みたいに強い人だけをあつめてやってる大会でもなく、今回の参加者でも他のメンバーに教えてもらいながら参加したという初心者の方も多かったです。打てた回数は少なかったかもしれませんが普段の身内麻雀や個人戦とはまた違ったピリッとした対局を楽しんでいただけたのであれば幸いです。
次回開催についてですがまだ何にも決まっていません。年に2回やりたいとか決めているわけではなく、俺がそろそろやりてぇなぁって思ったら開催されます。
なので今年もう一回あるかもしれないし、ないかもしれません。開催されて欲しかったらその気にしてください。
同じように物理賞品が用意できるかもわかりません。
別に他の人が麻雀イベント開いてくれてもいいのよ?
こんなこと言ってるけど私は全然強くないです。でも麻雀は好き。
遅刻や欠場、代打ちに関しては記載はしていたものの、明確なルールを設けていなかったので次回はマニュアルにしっかりと明記されると思います。
レイアウトも今回よりさらにパワーアップされると思いますので開催されたときはぜひ参加者として、ボランティアとして、視聴者として楽しんでいただければなと思います!
それでは!!
P,S,
画像認識で雀魂の画面の点数をテキスト化してスプシに放り込むとかできないかな~
精度にもよるけどそこが自動化できたら点数計算のボランティア不要になるんですけどね
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