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初めてのレジン作り(Refunct編)

レジン作りの動画をよく見ていた時期があった。
海外のJedrek29tという方で登録者数200万超の有名な方。

無限に見ていられる動画というのはいくつかあるが自分の中ではレジン作り動画もそのうちの一つでいつの間にか時間が経ってることがよくある。
レジン作り自体はメジャーな趣味なので始めること自体はそこまで難しくない。
まぁ綺麗に作るのは簡単では無いのだが。

1,何を作る?

レジン作りを何から始めるかは人によって違うが自分の周りではキーキャップを作っている人はよく見る。
流行りのゲーミングキーボードはキーキャップも規格化されていることが多く、外形や差し込む穴さえ合っていれば使えることが多いので作りやすく、アレンジもきく。

だが、Jedrek29t氏の動画の影響もありジオラマも作ってみたかった。
「世界」をレジンの中に閉じ込めるジオラマにとても憧れがあった。
難易度はもちろんキーキャップよりは跳ね上がるが。

2,テーマ

ではその「世界」を何にするかという点だがこれはもう最初から決めていた。
「Refunctの世界」だ。

Refunct

RefunctとはDominique Grieshoferが開発したパルクールアクションゲームで落ち着いた音楽と穏やかな世界観が魅力的なゲームだ。
RTA人口も多く、ミリ秒まで争われるほど熱いゲームでもあるこの「Refunctの世界」をレジンの中に作ってみよう。

3,ボタンと3DCADと時々3Dプリンター

Refunctの世界を作る上で1番悩んだのがどこを切り取るかという点。
世界そのものを形にしてもいいのだがサイズが大きくなってしまい、難易度もかかるお金も上がりそうだったのでどこかのボタンを切り抜こうかなと考えた。
最終的には一番最初のNo,1のボタンになったが候補としてはNo,19やNo,31も考えていた。

No,1ボタン
No,19ボタン
No,31ボタン

作るボタンが決まったら形にしていく。
3DCADを使ってボタンとその周りの地面を作っていくのだがRefunctの世界は四角や丸で構成されているので造形自体はたやすい。

No,1ボタンの3D

この段階でジオラマのサイズも決まるのでどれくらいのレジンが必要になるのかも計算しながら作っていく。

形が出来たら出力して3Dプリンターで印刷。
3Dプリンターは持ってないので今回もDMM.makeさんにお願いした。
3Dプリンター、欲しいけど置くスペースがない……。

4,塗装とパウダー

出来上がったモノは真っ白なのでここから着色していく。
3Dプリンターの材質によってはアクリル塗装がのらないこともあるのでプライマーを先に吹きかけてから塗装していく。
こだわりポイントとして地面を塗装ではなくパウダーを使った。

このパウダーは鉄道模型のジオラマ作成などで使われているもの。これを使うことで一気にリアル感が出る。まぁ実際のゲームでは草が生えてる訳では無いのだが……。

5,2層レジン 俺vs気泡

いよいよここからレジンのご登場。
使用したレジンはクリスタルレジンNEO。
レジン自体これが初めてなのでほかのと比べてどうかというのは正直分からない。

プラ板を使って枠作り。
レジンが漏れださないようにグルーガンを使って接着。

ゲームでは地面より下は水になっているのでレジンでもそれを再現するため2層構造にする。
塗装した地面を枠内に入れて緑系で着色したレジンを定位置まで入れる。
1段階目はこれで固まるまで自然乾燥。

固まったらその上から透明なレジンを流し込み。
再度固まるまで自然乾燥。
レジンを作る上で最大の敵と言われているのが気泡で、これがあると見た目が汚くなってしまうのでできるだけ消したい。
あっためる方法が良いと聞いたのでドライヤーなどであっためながら作ったが結果的には多少の気泡は出来てしまった(やらなかったよりはマシと考えることにする)。

6,バリ取りと研磨

ここからはバリを取って綺麗に磨いていく。
レジン作りで1番筋肉が必要になる。(やはり筋肉は全てを解決する)

荒いヤスリなどでバリと取って防水ペーパーで番号の小さい順にひたすら磨いていく。

1日でやりきろうとしたが思ったより大変だし手は痛くなるしで分けた方がいいと思う。
ペーパー磨きが終わったら最後にコンパウンドで仕上げ。
磨くって大変だなぁ……。

7,完成!

ということで完成。

まぁ初めて作ったにしてはなかなかいい感じに出来たかな?
歪んでるとか磨きが足りないとかいろいろ課題点はあるけれど次に活かせるようにしたい。
次の構想はもうあるので近いうちにお披露目できるかも……?

8,オマケ

ついでにキーキャップも作った。
細いところとか多いから欠けたりして結構難しい……

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