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商売の原則以外の数字で表せない力とは。【145目】

仕事の打ち合わせの
雑談にて。

あまり詳細には
書けませんが。。

島内企業に〇〇を
お願いしたところ、
めちゃくちゃ高いから
本土の企業に発注した。

また、

島内の同業は料金が
安過ぎるから
うちは少し高く提供する。

との話。

まぁ、よくある話です。

島内企業は輸送コストが
かかるため絶対的に
割高です。

逆に、

輸送コストのかからない
サービス業においては
逆(割安)なケースが
多いように思います。

経費を抑えつつ、
価値を高めて利益を
上げる。

これが商売の鉄則であるのは
誰もが理解できるはず。

ただ、ここは
価格やサービス勝負以外の
影響力が存在すると思います。

まず先に決めるのは
当然ながら、
観光客向けか
島内向けか。

島内向けの場合にのみ、
数字以外の力が
意外と力を持つ場合が
あるのです。

完全に正解とまでは
言い切れませんが。

小さな島なので、
ローカルコミュニティの
影響が強く、義理人情に
厚い人も少なくありません。

沖縄から貧困が
なくならない
本当の理由

という本にも
書いてありました。

沖縄の人は、
近くの美味しい店より、
遠くにある知り合いの店に行く。
(原文ではありません)

これはまさにそうです。
間違いありません。

口コミとも
少し異なる感覚。

例えば、

仕事を受注してお客さんと
なったなら「知り合い」に
なります。

親密度は打ち合わせ回数や
アフターフォローなど
接触頻度にもよりますが。

受注を理由に、

相手のサービスを受ける、
商品を購入する、
もしくは他人に紹介するなどの
ケースは数え切れません。

知り合いに紹介すると、
知り合いに紹介された
という理由で、さらに知り合いに
紹介します。

以降、連鎖していく。

このように、
加速度的に増えていくのです。

もちろん、最低限の
サービスレベルは
大事ですよ。

ですので、

何かをお願いする企業が
島の企業かどうかは、
価格以外のモノが
存在しているはず。

島の企業に発注したから
といって、
100%紹介が増える約束は
ありませんが。

要は、

最初にかかる経費が
まぁ何とかなる!レベルで
あれば、

その後続く「紹介」を考えると
十分に元は取れると思うのです。
(価格にとんでもない差があれば別)

島内企業と本土企業の
関係人口の差は歴然。

似たような人口(約5.5万人)の
市町村なら共通している
部分も多々あるのでは
無いでしょうか。

一度繋がりを持てば、
そこから派生する繋がりは、

その企業に働く人達の
親兄弟親族、友人知人の
掛け算なのです。

知名度に下駄を
履かせるイメージ。

大切な事なので
再度書きますが、
提供サービスに
最低限のレベルは必要。

加えて、
ローカルコミュニティ
ならではの行動として
もうひとつ。

何かサービスを探す際、
検索するより近い人に
聞く方が多いです。

そして、

知人からの紹介は、
検索で知る
レビューや星の数を超えます。

時に、周りとの価格差さえも
気になりません。
(多少高くても・・・)

聞かれた方も
自分のメンツがあるので、
適当な紹介はしませんよね。

なのでやはり、

数字に表せない見えない力を
提供する側が意識した上で、
サービスの質を高めると
紹介の連鎖は強力なモノに
なると思います。

私も引き続き、
意識しながら進んでいきます。

ありがとうございました。

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