見出し画像

ドン引きか?令和の時代に昭和の風が吹いた。【60目】

昨日は、青年会議所の総会に
OBとして参加しました。

参加したOBの中で最年長は
昭和24年生まれの大先輩。

いまだ現役の海の男(ヨット)
だけにパワフルだ。

先輩は急な挨拶の
依頼にも関わらず
素晴らしい話を
されました。

借り物の言葉でなく、
自分自身の経験に基づく
説得力のある言葉。

宮古島〜東京直行便の実現
(1987年要請活動→1989年就航)
伊良部大橋の実現
(1974年要請活動→2015年完成)

などはもちろん、

他の様々な島の発展につながる
出来事に対し、精力的に
関わってきたと熱く語ったのです。

この島のことに限らず、
歴史に残る事象は、
最初に夢を描いた人(団体)が
存在します。

あんな事できたら良いのにな。

の思いから始まり、
ドラえもんにお願いする事なく、
その思いに賛同した人が動き、
市や県、国が動く。

最初に勇気をもって
飛び込むファーストペンギンも
大事だけれども、

2番手3番手の役割も
とても重要でしょう。

昭和の時代と今。
人の情熱は異なるのでしょうか。

先輩を含む日本を牽引してきた世代と
私たち40代、さらにその下の世代。

世代間における圧倒的な違いは
「豊かさ」だと思います。

がむしゃらに何かを欲する
パワーといいますか熱量の違い。

今は余程のことがない限り、
衣食住に困ることはありません。

娯楽も選べないほどある。
様々な情報を簡単に
知る事ができる。

恵まれた環境下で
新たなモノを欲する考えは
なかなかできません。

恵まれた当たり前が永遠に
続くかのように思うのは
仕方のない事でしょう。

今が楽しいし、
何不自由なことが無いから。

それでも、
政治、経済、社会の一員と
自覚し参加する事は大事だと
思います。

超簡単な具体例で言うと、
選挙に行く、地域経済の発展を
考える、ボランティアをはじめとする
地域活動に参加するなど。

しかし、我関せずで

誰かお願いね!
俺忙しいから。


の空気感は少なからず
ありますね。

もちろん、
参加は義務でもなく
自分自身の生活が
最優先ですので強制力は
働きません。

そこで参加者からあるあるの
は?俺だって忙しいけど?
の答えのないやりとり。

逆に、全てを全力参加となると
体が持ちません。

仕事との絶妙なバランスを
いかに取るか。

面倒な事は人任せの
空気が蔓延ると
私事以外は無関心チームが
精力を増してきます。

数は力となります。

で、何か物事が決まった際には
文句を言う。

私事に影響が出る
ともなれば手段選ばす状態で、
時に争いにまで発展するでしょう。

そんな寂しい事になるよりは、
私事以外にもできるだけ、
いや、ほんの少しでも
関心を持っていたいものです。

ファーストペンギンは
理想を求めて飛び込む。

その次に、2番手3番手の応援。
3人寄れば知恵が出る。

応援の度合いは
それぞれで構わないが、
さらに次の人たち。

4人となれば事が動き出すはず。

物事を決める会議、
そのための人集め、
スケジュール調整、
資料作成など準備・・・

面倒臭いです。
時間も取られます。
1円にもなりません。

だが、誰かしらが
この「作業」を行うことで
世の中は成り立っています。

手を足を動かしている人たちが
軽んじられるような時代に
なりませんように。

昨日の先輩の話は
20代、30代の現役メンバーに
どう響いたのか。

奮い立たされたのか、
昭和の時代ね!で終了か。

また、バトンを繋げていくのは
私たち中堅の役目でもあります。

自分の事業はもちろん、
社会参加を促すよう、しっかりと
背中を見せていかないとなと
思います。

青年会議所。読んで字の如く、
青年が会議をする所。

古巣ながら歴史ある組織に
敬意を評します。

ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#今こんな気分

75,565件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?