珈琲香る日曜の昼(2023/10/26)

・実家では毎週日曜の昼前になると、父が紙のフィルターでドリップコーヒーを淹れていた。当時から早く起きるのは苦手だったが、その良い匂いがすると私はゴソゴソ起き出す。子どもの頃は何とも思っていなかったけど、今思うとなんと優雅な休日だったことか。

・そんな光景が頭の片隅にあるからか、コーヒーへの憧れはずっとどこかにあって、社会人になって数年してドリップコーヒーのセットを買った。ミルはまだないのでお店で豆を挽いてもらうけど、自分で淹れたコーヒーは美味しかった。香りももちろん良い。だけど、やはり手間はかかるので習慣としてはなかなか続かない。

・なんでそんなことを思い出したかというと、今日、我が家にコーヒーマシンが届いたからだ。手動ドリップセットがあり、しかもそれすら大して使い込めてもいないのに、一人暮らしでマシンなんて烏滸がましいと思って手を出さずにいたが、なんと良い目のカタログギフト(しかも他人が貰ったやつ)のおこぼれを頂戴してしまった。

・時間予約ができるようなので、毎朝同じ時間に淹れるのもいいかもしれない。そしたら音と香りで目覚めるようになるかもしれない。そしたら、超ハイクオリティな朝型人間になれるかもしれない。と、期待だけ高めておく。まだ一度も使ってない。

・仕事でご一緒した同期とともに、本格的なベトナム料理店へ。ランチ、ディナー、デザート問わず、美味しいお店を見つけるのが上手で、丁寧な暮らしを絵に描いたような女の子。生活習慣は全く合わないけど、中身は似ている部分もあって仲良くできている。基本的に私の友達関係には、見習いたい、尊敬してる、の比重がだいぶ大きいみたいだ。

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