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回転寿司もフロッピーディスクやチャンネルの道をたどるのか

回転寿司に行った。
そこは昔から行くことが多いチェーン店だが、
いつからかお寿司は回らなくなっていた。

どうだろう。
そのチェーン店以外はほとんど行ったことがないが、
他のチェーン店でも回ってないところは多いのではないだろうか。

今じゃ座席にある端末から注文。
少しするとかつてお寿司が回っていたところに新幹線の如くお寿司の皿が滑り込んでくる。
もしくは注文された品だけがレーンに流される。

いわゆる回転寿司という名称も終わりが近いのだろうか。
あと数年もしたら、
なんで回転寿司っていうの?
寿司回ってないじゃん。
という世代も出てくることだろう。

時代の移り変わりで呼び方が変わっていく。
今はまさにその転換期なのだろう。

名称の転換期というと少し違うかもしれないが、
文書やデータの保存を示すアイコンも転換期を迎えている。
もしかするとこちらは転換期も終盤に入っているかもしれない。

今年30歳になる我々世代からすると、
幼少期の頃の保存アイコンといえばフロッピーディスクである。
そこに何の疑いなどない。
なぜなら小学校の授業でパソコンを使った際の記録媒体はフロッピーディスクだったのだから。
だから保存といえばフロッピーディスク。
極めて自然な流れである。

しかし段々と記録媒体も進化していき、
SDカードだとかMDカードだとかUSBメモリだとか、
小さい割に容量が大きいものが出始めた。
今となってはMDカードも見なくなってしまったが、
物理的な媒体としてSDカードやUSBメモリを使う機会は多いのではないだろうか。

フロッピーディスクを知らない人も多くなってきている今。
保存のアイコンが何だかわからない人も増えるだろう。
そうなるとフロッピーディスクのアイコンもいずれは消えてゆく運命なのだろうか。

10年先、保存のアイコンは何になっているのか。
そもそもクラウドが普及して、
手動の保存自体なくなっていたりして。

名称、アイコン関連でいうと、
ものの言い方にも一つ心当たりがある。

それは「チャンネルを回す」という言い方である。
これはもはや死語だろうか。

昔のテレビ、リモコンがまだない時代。
チャンネルはテレビ本体につまみとしてついていた。
だからチャンネルを変える際はそのつまみを回すことになる。
だから、チャンネルを変えることをチャンネルを回すと言う。
そんな由来を聞いたことがある。

自分は流石にリモコン世代だが、
「チャンネルを回して」と言われても意味は通じる。
しかし、これも今となっては通用しないのだろうか。

少なくとも自分も自発的にこの言い方をすることはないので、
自分に子供ができたとしてもこの言い方を知ることはない。
自分の代でこの言い方は途絶えるのだ。

かつてこのように言葉は変わってきた。
そして今後もこのように言葉は変わっていく。

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